中学生のカリキュラムで最初の馬渕教室の公開テストでしたが、結果が返ってきて、同封されていた合否判定基準一覧をしみじみと見てしまいました。
各高校の合格可能性90%と70%を公開テストの偏差値から判定できるようになっています。
基本的に勉強ができる生徒が集まっている馬渕教室なので、偏差値も非常に渋いのですが、これを見ると、塾としてどこを狙っているのかが明確に分かりますね。
■大阪府トップ校の馬渕偏差値
馬渕教室では、偏差値58以上であれば、中2からSSSクラスという特別クラスに在籍できます。
なぜ58なのかという話ではありますが、この合否判定基準を見ると一発で分かります。
結局は58以上でないと、トップ層の高校に合格できないってことです。
それが明確に分かります。
各地域の偏差値58以上であれば、合格可能性90%という学校を挙げてみたいと思います。
各府県で内申点の計算方法が異なるので、同じように比較できないのですが、一応、書いてみます。
・大阪府
- 高校名・偏差値(内申点)※偏差値を3パターン記載
- 北野・69.0(430点)・67.8(440点)・66.5(450点)
- 天王寺・66.1(420点)・64.9(430点)・63.7(440点)
- 大手前・60.1(420点)・59.0(430点)・57.9(440点)
- 三国丘・62.2(420点)・61.0(430点)・59.9(440点)
- 茨木・62.5(420点)・61.3(430点)・60.2(440点)
大阪府ではこれらの5校がトップ校で、偏差値58以上が必要です。
特に北野高校は全国的にも有名ですが別格で、偏差値66以上が必要なのですから、凄いですね。
これらより下の偏差値の高校も記載されていましたが、ちょっと差があるようにも見えます。
大阪府の馬渕教室生としては、これら5校を志望校にして挑戦していく感じではないでしょうか。
■他府県トップ校の馬渕偏差値
他の府県についても、偏差値58以上が必要な下記のように掲載されていました。
・京都府
- 高校名・偏差値(内申点)※偏差値を3パターン記載
- 堀川(探求)・68(75点)・64(85点)・60(95点)
- 嵯峨野(こすもす)・64(75点)・60(85点)・56(95点)
- 西京(EP)・61(115点)・57(130点)・53(145点)
・奈良県
- 高校名・偏差値(内申点)
- 奈良・65(120点)・62(125点)・59(130点)
- 畝傍・60(115点)・57(120点)・55(125点)
・滋賀県
- 高校名・偏差値(内申点)
- 膳所(理数)・66(特色125点)・60(一般125点)
- 膳所(普通)・65(特色120点)・59(一般120点)
- 彦根東・59(特色115点)
・兵庫県
- 高校名・偏差値(内申点)
- 神戸(総合理学)・66(推薦42点)
- 神戸(普通)・60(一般233点)
- 長田・64(特色42点)・60(一般233点)
- 兵庫(創造科学)・60(推薦42点)
- 星稜・58(特色41点)
- 市立西宮(GS)・60(推薦42点)
- 宝塚北(GS)・58(推薦40点)
偏差値が58以上必要な高校はこのような感じでした。
まあ、どの高校も有名な高校ばかりですので、馬渕教室で偏差値58以上のSSSクラスに入れば、トップ層の高校を狙えるということです。
■内申点の低い人は一発逆転も難しい!?
ところで、内申点によって、偏差値にここまでの差が必要なのだというのが正直おどろいた点でもあります。
当日の点数換算からすると、ここまでの内申点の差が実際には必要ではないと思いますが、この差は、個人の差であると言えます。
結局は偏差値が65の人は、内申点も高く、当日の点もそれなりに高いということです。
逆に内申点ですでに下回っている人は、実力がそもそも低いので、当日に逆転できない可能性が高いということですね。
そうなると、元々の実力として偏差値が高くないと勝負できないという地頭の問題だと思います。
まあ、推薦などで難関校を受験する人は、内申点を副教科で稼ぐのではなく、主要5教科でもオール5に近い成績を残しているでしょう。
たとえ内申点が高くても、主要5教科が低い場合は、本番のテストでも低くなる可能性があることを考えないといけません。
したがって、主要5教科でしっかりとオール5に近い成績を残さないといけないということです。
これが、一般試験で中堅以下の高校の場合は、事情は全く異なります。
■まずは順当に偏差値58と60を目標に
とりあえずは、馬渕の偏差値一覧をみて、まずは偏差値58以上を狙うのがセオリーでしょうね。
その中で、60以上になると更に高い高校を狙えます。
馬渕教室に通う生徒は良く勉強する人が多いと思いますから、ちょっとくらい勉強した程度であればなかなか偏差値が上がってこないと思います。
逆にちょっと気を抜くと偏差値はドンドン下がっていくでしょうね。
実際、結構、解けたなと思ったテストであっても、意外とみんなも点数が高かったりしますから、本当、油断ができないと思います。
けれども、ここで頑張れば、かならず実力も付くと思いますし、難関校でも合格率は高くなってくるでしょうね。
まずは偏差値58、そして60を目標に頑張るまでです。