なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

資産運用で「儲けたい」「減らしたくない」って思って何が悪い⁉

資産運用を推奨されながらも、なかなか投資をしようと思う人は少ないようです。

それは、その人の投資に対する考え方だけでなく、生活環境や状況など複数の要因があるので、一概に投資に対して否定的だから投資をしないという人だけではないです。

投資に対して有用だと思っている人であっても、その時々の状況に応じて感覚は変化しますし、躊躇してしまうことだってあります。

投資に積極的でないからといって、投資のスタイルを全否定しているのでなく、状況がそうさせていることだってあります。

逆に、投資をする人が儲けたいや資産を減らしたくないと思うことは全く正常なことだと思うのです。

その気持ちがなければ真剣に勉強しませんし、手数料に対しても無頓着です。

なぜ儲けられないのか、なぜ減ってしまうのか、を考えることは重要です。

しかしながら、証券会社関連の人やアドバイザーは、そのように考える顧客はめんどくさいのでしょうね。

場合によっては、怒り出す顧客も一定数いるのかなと思います。

その為にリスクの説明をしているのであって、資産の増減に無関心になれと言うのはちょっとおかしいと思います。

■余裕をもつ心

資産運用において、資産に余裕が無い人は、資産が増えるのは難しいという指摘はそのとおりだと思います。

それは、資産運用だけでなく、仕事においても、勉学においても、恋愛においても、時間の使い方においても、あらゆることに当てはまると思います。

人は余裕がないと正常な判断ができません。

故に、余裕がないと拙速な判断をしがちです。

そのため、検討不十分で失敗になる可能性があるのです。

心も財にも余裕がある人は、焦らないので、タイミングも良く、偶然のような良い出来事が起きたりもします。

ラッキーのようにも感じますが、それは待ちの姿勢が呼び込んでいるのだと思うのです。

したがって、何事にも余裕をもって対応することは自滅を防ぎます。

しかしながら、そのような顧客ばかりだと運用会社は成り立たないので、何かと焦る言葉を投げかけて、揺さぶりをかけてきます。

■儲けたい、減らしたくないと思うことは普通

揺さぶられた本人は、正常な判断ができないので、その時は、揺さぶりに対処した行動をとりますが、後から冷静に考えると、自分の余裕枠を超えていることがあるということです。

その後、自分を見つめなおし、その時の判断が自分にはあっていないと考えると、様々なことを辞めてしまうという流れです。

それゆえに、大きなトラブルになることも多いのでしょうね。

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だから、資産運用を推奨する人は、その問題点を別視点から考察し、儲けたいや減らしたいと思うのは良くなく、もっと広い視野をもって、資産運用は世の為、人の為、社会の為になっていると思えという訳です。

資産運用は、突き詰めると会社応援、社会貢献になっていますから、その考えは間違っていないと思います。

でも、儲けたい、減らしたくないと思うなというのは間違っていると感じるのです。

世の資産家がなぜ資産運用をしているのか?

それが世の為、人の為、社会の為であるのなら、突き詰めると、寄付でも良い訳です。

何も公言しないで、寄付を黙々とすればよいと思います。

誰も、そのような行動はとりません。

寄付をしたら発表しますし、資産運用は資産を減らしたくない、逆に増やしたいと思っているはずです。

ただ、一般人と違うところは余裕の幅が違います。

■余裕が無くなるほどに売り込んでいる方も問題

究極のところ、余裕の度合いがちがうと、我慢ができる領域が違うのです。

今回のようなコロナが発生して、株価が暴落したときに、誰もが資産が減っていくのは嫌だと思ったはずです。

それは、一般人でも、投資家でも、嫌だと思うはずです。

資産が減って喜ぶ人なんていません。

その次の行動で、狼狽売りしてしまう人もいれば、耐えられる人もいますし、何もできない人もいます。

資産管理に余裕がある人は、その時に狼狽売りする可能性が低いのだと思います。

単に可能性が低いだけであって、その人それぞれのボーダーラインが異なって当然です。

なので、増やしたい、減らしたい、と思っている人がわるいのではなく、資産管理に余裕が無くなるほどに売り込んでいる運用会社も悪いのです。

■暴落時に買える人こそ

さらに、暴落時に上手に拾う人もいます。

これが出来る人は、資産にも、気持ちにも、両方において余裕がないと難しいです。

暴落時は、この世の終わりのように世間は騒ぎます。

そして「落ちるナイフ説」がいたるところで記事にされます。

そこで、追加投資の判断ができる運用者はかなり余裕があるように思うのです。

そんな資産管理ができる人間になりたいものです。

■このご時世

このコロナ禍で株価が高騰している時、資産運用を躊躇してしまう気分になるのは正常です。

だれも責任をとってくれないし、いつ、どこで、何かきっかけで、再暴落するかは分かりません。

なんせ実体経済がボロボロですから。

さらに、気持ちに余裕がない時に、少ない資産を投入するなんてもってのほか。

機会損失なんて今は考えずに、じっくりを気持ちに余裕が出るのを待つのも一つの策略だと思います。