子どもというのは無邪気なもので、この頃、ちょっとした悩みの種を持ち込んでくれています。
それは、急に、「公立の中学受験をしたい」と言い出したのです。
それの大きな理由は、「友達が受験するから」ということ。
もう、6年の夏休みなのに、いきなり・・・と悩みが増えました。
■職場の上司も同じ体験
昔、職場の上司からも聞いたことがある体験談で、同じように娘が6年生になってから急に「中学受験がしたい」と言い出したとのこと。
その上司自体は頭も良いですし、娘の意向に即そうと思ったそうで、塾での中学受験対策はあまりしないで、家で一緒に勉強したそうです。
結果は、中学受験は不合格だったそうです。それは仕方ないですよね。
けれども、娘さんはその後も勉強はしっかりとしていたようで、大学は日本のNo.2に進学したと聞きました。
まあ、私も1年間では難しいよなと感じますが、子どもがやる気になっているので、その気持ちが汲んであげたい気持ちは非常に分かります。
私も同じ体験をするとは思いませんでしたが、どうしたらいいかなと悩んでしまいます。
■先生には無いと言ったのに・・・
悩む理由は、先日、学校で個人懇談があったのですが、先生から中学受験の問い合わせがありました。
先生にはその考えは無いとあっさりと答えてしまったのです。
家で娘と何気に話していると、このような流れになったという訳です。
まあ、先生は中学受験をする場合は、内申書を書かないといけませんから、準備が必要なのだと思うので、予め聞いてきたんだと思います。
■自分自身で決めてもらう
娘には、今からの準備だとかなり厳しいということは伝えましたが、その分、学力が付くので良い経験になるとは言っています。
娘の思いとしては、受験はしたいけれど、合格はできなくても仕方ないと思っているようで、受験で賢くなれば中学でアドバンテージになると考えているようです。
その考えは間違っていないと思うのですが、生半可な気持ちの受験勉強は難しいと思うのが、私の感覚です。
なので、もう少し自分自身で考えてもらうことにしました。
■過去問集をプレゼント
とりあえず、受験の問題というのがどのようなものなのかを知ってもらうと思い、公立の中学受験の過去問集をプレゼントしました。
いろいろな情報から問題はかなり難しいということは聞いていましたが、私自身も初めて過去問を見ました。
想像どおりというか、それ以上というか、かなり難問です。
この試験時間で良く終わるなと思うくらい、非常に密度の濃い問題ですし、簡単な問題なんてなさそうです。
でも逆に、非常に参考になったのが、今の塾のテキスト内の問題には、この中学受験の問題が使われているということが分かりました。
中学受験の有無によって、6年生のレベル差を付けないように、受験をしない子でもこのような問題レベルには対応できるような力を付けようとしているのが分かります。
当然、入試問題なので、かなりひねった出題ではありますが、同じような問題を受験しない子にも教えているのだということです。
■良い経験にはなるかなと思う
娘には、この過去問集を時間ができたら解いてみて、もし受験する気になったら、一緒に頑張ろうと伝えました。
私から、受験をした方が良いとか、しない方が良い、とかも言わないとも伝えています。
どちらでも、娘自身の選択は間違ってないと思うからです。
そして、学校の先生には受験しようかと悩んでいる旨を伝えておいてと言っておきました。
やはり先生に伝えておかないと、内申書の作成があるので、先生も驚くと思いますからね。
あとは、受験するとなると、一応、塾の先生にも伝えないといけないと思いますが、かなりの確率で驚かれると思いますし、苦言も言われそうな気もします。
十中八九、記念受験になると思いますが、それでも、入試という雰囲気を感じるのはとても良い機会だと思っています。
高校受験や大学受験もあるので、これから受験をする機会は数多くあります。
今の時点から緊張感のある空気を体験するのは良い経験だと思います。
■真剣に勉強する気になれるか
受験するか、しないか、は別として、娘はあまり勉強に真剣にならないような気がしています。
中学受験する子は、平日でも4時間程度の勉強時間を確保していると聞きます。
休日になると塾での講習もあると思いますが、かなりの時間は勉強しているでしょう。
それくらい大量の時間を勉強している子と同じ問題を解くわけですから、難しいのは間違いないです。
それに、当ブログでも公開しているように、馬渕のテストでは、まだ偏差値が50程度の学力です。
これで受験しますなんて言ったら、塾の先生は驚きと同時に苦笑するのが想像できます。
なので、まずは、2学期の各テストで偏差値をどこまで上げられるかだと思っています。
どちらにしても、まずは、偏差値60以上を目指して頑張るしかないと思いますね。