モチベーションアップやモチベーション維持において、自分より高みの人を目標にすることや、もう少しで手が届きそうな人を目標にするということはとても重要だと思っています。
何だってそうだと思いますが、これで満足と思ったり、これ以上は無理だと思ったりした時点で、自分の成長は止まってしまいます。
現状に満足して、現状維持でいいやと思ってしまい、我慢さえすれば何とかなると思っていると、周りが成長しているとするなら、自分は思っている以上に置いていかれます。
自分自身でも気を付けなければなりませんが、子育てにおいては、子どもには自分で自分の壁を作ってほしくないと思います。
その為に必要なことは、常に、本人よりも上位のものを与える、目標にさせていくという環境を与えることが大切かと思います。
■塾は同じ目標を持つ者が集まれる
以前に塾に通っている割合を示しました。
学年によっては8割もの人が塾に通っています。
この通塾に関しても、動機や目標が大切だと思うのです。
なかには、「周りが通っているから、自分も置いていかれないように通いだした」という人がたくさんいるのも事実です。
きっかけは不純な動機や、友達に誘われたということもあると思いますが、通塾しながら自分の目標を定めなければなりません。
塾の良い点は、同じ目標を目指している人が集まる点です。
地域の学校では成績もバラバラで、もしかすると足を引っ張る人だっているのですが、塾に通うことで、自分と同じような学力レベルの人と出会えるし、目標とする学校も同じだったりして、良い意味でライバルの関係になれます。
これって、別に勉強だけでなく、部活動やスポーツだって同じだと思います。
同じ目標を持つ者、同じ趣味や生きがいを持つ者が集まることは良い事です。
何よりも自分の目標を見失わないような環境を得ることが大切で、子育てにおいてもそれを意識して、与えてあげることが重要かと思います。
■学校の環境でも同じ価値観同士が集まれる
小学校受験や中学受験、高校受験などにおいても同じことだと思います。
その受験が必要か必要でないか、無駄とか意味があるとか、そのような賛否両論が常にありますが、それはその人の価値観であって、それは他人や他の家族では関係のないことです。
自分自身と親が必要だと感じれば、それが良い選択になります。
通塾と同じ意味になりますが、同じ価値観の者同士が集まるというのは非常に有意義で、たとえ似ている考えを持っていても、同じ空間にいるとちょっと違うくらいなのですから、全く価値観が違う者同士は合い交えることはないです。
それもあって、公立でも、小中学校までは地域になっていますが、高校からは同レベルの学力の者が集まります。
義務教育か、そうでないか、の違いもありますが、それだけでなく、似たものが集まることに意義がありますし、自分より少し上の目標とできる人がいることで自己成長に繋がっていきます。
■スマホやタブレットも使いこなす
スマホやアプリは、子育てにおいて一定の障害を与えますが、私はこれも上手に使う必要があると思っており、スマホやタブレットは与えています。
やはり調べものとなるとスマホは最強に早いです。
今の時代、辞書を片手に勉強する人なんて少数派です。
辞書引き学習法というものが数年前は流行りましたが、今ではIT化の方が主流なってきて、聞かなくなってきました。
辞書は辞書の良い点がありますが、現代のツールを使い小なることも重要なスキルです。
私はそう考え、たとえ弊害があったとしても、スマホやタブレットを与えるようにしています。
まあ、オンライン英会話やスタディサプリはタブレットが無いと何もできないですから、使いこなせる技は大切です。
■YouTubeでも自分を高める
アプリでYouTubeは勉強にとっては大きな障害です。
YouTube中毒で勉強がはかどらないということもあります。
大学受験生の18歳~20歳ともなると、自分で自分をコントロールすることができるので、観ないように自制している人もいますが、子どもはなかなか難しいのではないでしょうか。
それでも、私はYouTubeを観ることに反対はしていません。
それはYouTubeにも教育系の素晴らしいチャンネルがあるからです。
私が娘にお勧めしているのは、東京医科歯科大学の「りり先生」、東大女子の「ぎんなん女子部」です。
この2つのチャンネルは、女子にとっては目標にできる人が、勉強法を解説してくれている点です。
もちろんエンタメ的な内容もありますが、医科歯科の学生や東大生から情報を得られるチャンスなんて滅多にありません。
YouTubeなので一方通行な点もありますが、これで情報を得て、目標にできそうな感じも良い点です。
勉強を一生懸命頑張っている中高生女子には、このチャンネルは必見だと思います。
学校だと周りからの誘惑や野次が多いと思いますので、世の中には自分より頑張って偏差値の高い大学に進学している人がいるのを感じることができますから。
モチベーションアップやモチベーション維持には環境が大切です。
学校、塾、プライベートなどで、自分を高める策を見出していきましょう。