中学3年で受験生の娘ですが、ついに、中学生でも高校生と同じような問題が発生したようです。
今の時期、大学受験を控える高校生は非常にナイーブになっています。
けれども、今の大学受験事情って、半分程度が何らかの推薦を利用した受験をしているので、高校によっては、すでに大学進学先が決まっている生徒も多いわけです。
一方、推薦制度を利用したくてもできない大学が多いのも事実で、その筆頭が、偏差値の高い国立大学になります。
偏差値の高い国立大学は今でも一般入試が主流なので、共通テストを受けて、二次試験を受けなければならない生徒が多くいます。
もちろん、国の方針で多様性のために推薦制度を導入するようにという指導もあるようですが、トップ層の大学は、推薦制度を利用した生徒であったとしても、共通テストの最低基準を設けるなどして、受験してもらうことは当たり前で、さらに点数もしっかり取るように示されています。
したがって、偏差値の高い大学ほど、受験する生徒はナイーブになっていくということです。
それに対して、推薦制度で進学先が決まった生徒は、お気楽なものです。
こればかりは止めようがないというか、先生や学校としても、進学先が決まった生徒を縛るようなことはできないと思います。
なので、進学校では推薦を使わせてもらえないということになるわけです。
毎年のように、高校によっては推薦が受け入れてくれないということで、生徒や保護者が大反発していますが、それは、このような問題があるからでしょうね。
実際、娘が第一志望で目指している高校も、私立の推薦は使わせないって言っていました。
国立の推薦は推奨しているって話でしたが、それは、推薦でも共通テスト必須の大学が増えたからでしょうね。
何が問題って、もうクラスの無いのバチバチ感が半端ないってことになるからなんですよ。
そらそうですよね、一方は受験が終わり、一方はこれから共通テストと二次試験なんですからね。
ブツブツ言わない方が変ってものです。
この問題、高校生だけの問題ではなく、中学生でも起きているようです。
■自習で大声で話すとかヤバいよね
娘は公立中学に通っていますが、公立中学って当たり前ですが、学力の高い人から低い人まで多岐に渡っています。
そこに推薦を利用するか、利用しないか、の選択が出てきて、公立トップ校は推薦が使えないのです。
推薦で進学をする人は、高校生の場合は2月の上旬にテストとなるので、大学受験ほど長期間ではないですが、高校受験でも受験の有り無しや、受験科目の多い少ないとなるわけです。
そして、推薦組の気の緩みが、クラスの雰囲気に悪影響を与えるってことになったのです。
実際何が起きたのかというと、理科の授業が自習になり、その自習の時に、推薦組の生徒が大きな声で私語をしまくるって問題が起きたのです。
理科の先生からすると、学年末テストのテスト勉強のために自習時間を作ってくれたのだと思いますが、一部の生徒は、そこまで定期テストも気合いが入っていないですし、受験も推薦なので気が抜けているのだと思います。
私立の推薦だったら、そうなりますよね。
だって、2学期までの成績で良いから、学年末テストの点数なんてどうでも良いと思いますし、さらに、推薦でほぼ合格が確定しており、ペーパーテストがあったとしても3教科などにもなりますからね。
これは大問題というか、娘が相当怒っていました。
とりあえず、うるさいというか、周りへの気配りができていない典型例なんですよね。
それに学校としてはなかなか制御ができないので、かなり深刻な問題だと思います。
おそらく、毎年起きているでしょうね。
■先生も学校もコントロールが大変だ
娘にとっては、学校の自習の時間はかなり貴重なものでした。
家では受験勉強を中心にやっていますから、学校の定期テストの勉強は二の次になっています。
学校では、出来る限り内職をして、ワーク類を終わらせようとしているのですが、その時に、今回のような自習時間を与えてくれているとかなり嬉しいのだと思います。
自習だと、集中して内職ができますからね、授業を聞きながら内職するのと、自習でしっかりと勉強するのでは全く違うと思います。
そんな時に、クラスからまったく自習をしないで、私語をずっとしている生徒がいたら、怒りたくなる気持ちも分からなくはありません。
結局、このようなことがあると、クラスが二分していまうというか、勉強組と非勉強組で分裂が起きてしまうんですよね。
これだけはメンタルなどもありますから、あまり良くないことです。
先生としても、学校としても、これだけは何とか対処しなければならないでしょうね。
受験勉強する必要のない人に勉強するように持って行くのはかなり難しいです。
もう、勉強しなくてもいいから、他人に迷惑をかけないように学校生活を送るように伝えるしかないと思いますけどね。