期末テストの日程が何だか変だと思うことがありました。
テストの日程って学校毎に違っていて統一性が無いものですが、一方で、学校の先生が付ける成績(評定)は一律に扱われます。
さらに相対評価から絶対評価に変わっており、学校内の競争ではなく、自分自身での戦いになりつつあります。
そうであるなら、テストの日程やスケジュールも一律にするべきだと思いますし、学校毎で事情があるとするとしても、それなりに教科スケジュールは統一すべきだと思うのです。
あるところでは平等性を掲げられますが、このようなところでは不平等さが出ているような気がします。
平等性を出すのであれば、日程的な部分は仕方ないにしても、テスト期間中の教科スケジュールくらいは一定にしてほしいものです。
■テスト日程表が酷い
具体的に話を進めますと、今回、期末テストの日程表が配られた時にとても疑問に感じました。
期末テストは9教科あるのですが、1日目に3教科、2日目に4教科、3日目に2教科という感じです。
3日間の日程であるのは分かっていたのですが、各日で3教科ずつ、3日間の計9教科だと思っていたので、2日目に4教科と3日目に2教科は想定外でした。
なぜこのような日程になっているのかというと、3日目に何らかの体験授業があるらしく、3・4時間目と5・6時間目に2クラスずつで行われる予定があるみたいなのです。
そのため、3日目は2教科にせざるを得ないので、2日目に4教科になったようなのです。
他の学校がどのような日程になっている分かりませんが、学校行事が各校で違う日程にあるのなら、この日程表が不平等だと思いませんか?
■定期テストで1日4教科は過酷
一昔前の相対評価であるのなら、学校内の生徒間で平等性が担保されれば、同じ条件でのテストなので問題は少なかったはずです。
現在は形式上、絶対評価になっていますので、自分自身の戦いになりますから、どんなテストであってもしっかりと点数を取る必要が出てきます。
もちろん評定に関しては学校間の問題がありましたので、相対評価から絶対評価に移行しているのですが、そうであるならテスト日程表くらいは統一していかないと、受験時の成績の取扱いに平等性が欠くことになります。
1日4教科の前日のテスト勉強は結構過酷です。
4教科全ての見直しをする必要がありますから、2教科との比になりません。
3教科、4教科、2教科という訳の分からない日程を組まれると、負担の増減がありすぎて、生徒自身のモチベーションや焦りに繋がります。
平等性を掲げながら、こういったところで不平等な扱いをしていることに疑問を感じます。
■高校入試制度から見直すべきでは?
高校全入時代に突入して、大学に進学する人がかなり増え、私立や公立の中高一貫校が台頭している中、これまでのような中学校での評定と高校受験という枠組みを根本的に見直さなくてはいけないのではないか?と感じます。
大学受験は一般入試の一発勝負とAO入試の特色入試、各種推薦入試があるなかで、なぜ高校受験は評定からの点数換算と当日の点数の合算になるのでしょうか?
大学受験と高校受験の制度が余りにも差があるように思えます。
中学校生活の成績で高校受験をしたいのであれば、大学受験のような推薦制度に近い入試にすれば良いですし、学習能力だけで測りたいのであれば大学入試の一般入試のような一発勝負にすれば良いのです。
中途半端に中学校の成績を半分入れたり、進学コースであれば1/5~1/3程度を入れたりとするのが、複雑な制度にしているような気がしますし、生徒としても何を一生懸命取り組めばよいのかが混乱するのです。
結局、公立中学校という学校や先生の威厳や存在意義を残すために、学校の成績を入試に使うという制度を残しているような気がしてなりません。
学校の在り方と考えるのと同時に、入試方式などをもっと柔軟なものにして欲しいものですね。
ルールはルールなので従うしかありませんが、高校進学を選ぶ際に、学校の成績が結構影響してくるというのと、高校進学先で勝手な順位表が付けられているのが、ちょっと疲れますね。
大学入試ほど開かれているのなら分かりますが、高校入試なんて結局は良く分からない成績が点数化されているだけです。
それで偏差値だの、高校順位だのというランキングが出ているのですから、私からすると良く分かりません。
大学入試かつ難関国立大を最終目標にするのであれば、高校進学先なんてどこでも良いのですが、結局は受験仲間や友達のモチベーションが大切なので、そのような学生が集まる高校に進学すべきなので、それがランキングの高い学校になるということです。
その高校に進学したからといって、大学入試が有利になるわけではないのですから、高校進学の意味が受験仲間にあるのなら、そのようなモチベの高い生徒が集まる高校は入試の一発勝負にして欲しいものですね。
今日は日頃思っていることの単なる愚痴でした。