相当数の問い合わせがあったのか、SBI証券から、よくある質問に、2024年からの新NISAの積立設定について、「次回発注予定日」に関して記載されました。
この件は、確かに不安になるし問い合わせしたくもなると思います。
慣れている私でも、何これ?って思いましたし、少額で投資している人だと、二重に積立されるのではないか?って不安に感じる人もいると思います。
でもまあ、よく考えてみると、こうしないと、今の投資信託の積立などは設定が複雑になるので、このシステムが理にかなっていると思いました。
SBI証券で現時点積立している人は、すでにこの設定になっているので、気付いてしまっても不安にならずにそのまま放置しておいても良いみたいです。
一番気になる可能性のある人は、自ら積立設定を変更した人で、変更した後の設定一覧を見た時に、疑問に思う可能性があるということです。
そうであっても、SBI証券には問い合わせしないで、放っておいても良いってことなので、今はお客様サポートセンターも繋がりにくいみたいなので、気にしないでおきましょう。
内容について解説します。
■2024年の枠なのに、もう発注するの?
SBI証券のよくあるご質問にあった内容です。
11/19(日)に引き継がれた新NISAの積立設定の次回発注予定日が「2023/11/●●」「2023/12/●●」となっています。年内に新NISAでの取引が行われるのですか?
この質問に関して、SBI証券ではしっかりと回答が書かれていますが、結局のところ、どうすればよいかと言うのは、「放置してて大丈夫」ってことです。
どの部分が問題かというと、下記にSBI証券で示されている例の図を持ってきました。
緑の枠の部分が問題で、2024年から始める新NISAなのに、11月22日に発注される予定になっているということです。
これに関して、なぜこのようになるかというと、投資信託って、発注、約定、受け渡しがあるのですが、これが発注によって異なるのです。
そして、NISA枠って、この受け渡しが枠を利用する時になりますから、発注から受け渡しまで一週間かかる商品だってあるわけです。
そうなると、NISA枠をしっかりと使ってもらうには、例えば1月4日に受け渡しを完了した方が良い訳ですから、その場合、2023年の12月のいつかの日には発注が必要になってきます。
それが商品によって異なるので、12月の発注日って、商品によって異なってくるということです。
したがって、常に発注をしておいて、1月に受け渡しができる状態になれば、正式に発注処理を行うって話になるみたいです。
一番分かりやすいのが、毎日積立の場合で、毎日毎日発注は繰り返されるけれど、1月の受け渡しには早いので、実際にはキャンセル扱いになって、処理が完了しないってことになっているみたいです。
商品によって違うので何ともわかりませんが、例えば12月の25日に発注すれば、1月4日に受け渡しになるスケジュールになると、正式に発注が通るってことになるのだということです。
■商品によって受け渡しが異なるから
このシステムの仕組みに関しては、かなり複雑といいますか、商品によって異なるってことが複雑なので、このようなシステムにするしかないのだと思います。
この仕組みが理解されないというか、積立設定のところには書いていないので、実際に2023年の積み立て発注分と2024年の積み立て発注分が現状二重で発注されているので、次回の発注分が2倍になっているひとがかなり多いと思います。
まあ、これを見ると、ビックリするでしょうね。
なんで2倍の発注金額になっているんだ?ってなると思います。
この疑問を持った人が、お客様サポートセンターに問い合わせが多数来ているので、このようなQ&A書いたのだと思います。
この対応、分からなくもないですが、ちょっと不親切ですね。
あらかじめ、積立設定のページに注意事項として赤字などで書いておいたら、疑問に思う人は減るのではと感じますが。
私の場合、変だな?って思ったのですが、もう2024年の枠を使わせてくれるならラッキーって思って、そのまま放置していました。
2024年の新NISAの枠なんて使えないと思っていたので、おそらくこれは、システムのバグだなと思いましたが。
SBI証券を使って、NISAの積立設定をしている人は同じような状況になっているので、かなりの人が疑問に思うでしょう。
お客様サポートセンターに電話すると、かなり混んでいるので、数十分は待たされるみたいですから、時間がない人は何も気にしないで放置しておきましょう。
結局はキャンセルされるみたいで、何も発注されず、何も起きませんから。
だとしても、気持ち悪いので、SBI証券も見えないようにするか、次回発注を正式な日を表示するようにすれば良いと思うのですが。