【新NISAの設定変更開始】大半の人が積立設定の変更が必要なのでは？って思うので列挙してみた

新NISAに向けての設定手続きが今週から各証券会社で始まりますね。

ネット証券で利用者の多い二大証券の楽天証券は11月13日から、SBI証券は11月18日から新NISAの設定変更をすることが可能になりました。

これまで一般NISAやつみたてNISAを利用している人は何かしなければならないのかな？って疑問に思う人もいると思いますが、私の感覚ではかなりの割合の人は設定変更が必要になると思っています。

というのも、つみたてNISAを利用していた人は年間40万円までが上限でしたので、月にすると33,333円ということで、新NISAではつみたて投資枠だけの利用だったとしても年間120万円まで3倍に増えます。

これまで上限まで利用していない人であれば、金額の設定変更は不要ですが、この機に積立金額を増やそうと思っている人とか、これまではつみたてNISAと特定口座を併用している人であれば、設定変更が必要になってくると思います。

また、新NISAスタートに向けて、投資商品が様々新規に設定されていますし、信託報酬の値下げがされている商品も続々出ています、

あまり情報を頻繁に取らない人でも新NISAによって、自分の今の積立商品よりも、違う商品の方が良いかもって思う人もいるかもしれません。

そのような人も、この新NISAがスタートするこの機に変更したいと思うでしょうか、設定変更をする必要があります。

手続き変更っていっても、新NISAが始まってからやるんでしょ？って思っている人がいるかもしれませんが、それはちょっと待ってください。

例えば、クレカ積立をする場合は、前月12月の指定日までに設定を完了していないと、2024年1月からの新たな商品や金額で購入できなくなります。

例えば、新NISAから積立商品を一新したいと思っている人は、指定日までに設定変更しておかないと、さっそく始まる1月の購入品が2023年の設定商品になってしまいます。

何も設定変更せず、何も変わらないっていう人も一定数いると思いますが、ちょっとでも変更したい人は11月～12月には一度証券口座へアクセスした方が良いですね。

まず、注意点として2つあります。

知っている人は知っていると思いますが、知らない人もいるのでは？と思うのがあります。

現在NISA口座を持っている金融機関で自動に新NISA口座が開設される。
積立設定は、現在つみたてNISAで運用している人は新NISAのつみたて投資枠に自動移行、現在一般NISAで運用している人は新NISAの成長投資枠に自動移行される。

1つ目の話は前々から言われていたので知っている人も多いと思いますが、2つ目の話は意外と知らない人が多いと思います。

新NISAをきっかけに別の投資枠を利用しようと思っている人や、つみたて投資枠と成長投資枠のポートフォリオを新たに考えている人もいると思いますので、そのような人は、注意して12月中には設定変更しなければ、1月から思いもしない自動積立が開始されることになってしまいます。

ところで、新NISAから金融機関を変更したいって人が結構多いみたいで、現時点では金融機関の手続きが遅くなっているみたいです。

勘定廃止手続きをしないと、新NISAの金融機関が変更できないですからね。

金融機関を変更したいと思っている人は、今すぐにでも動いた方が良いと思います。

次に、設定変更が必要な人の例を挙げておきます。

【投資口座を変更したい人】例えば、特定口座で積立していた商品を新NISAで積立変更したい人。
【積立金額を変更したい人】例えば、つみたてNISAで33,333円の積立をしていたが、新NISAでは金額を上げたい人。
【投資銘柄を変更したい人】例えば、これまでオルカンに投資していたがS&P500に変更したいとか、同じオルカンでもSBI・VからeMAXIS Slimに変更したい人など。
【決済方法を変更したい人】例えば、これまでは証券口座から現金決済していたが、新NISAではクレカ決済にしたい人。

このように考えると、何も設定変更がない人って少なそうな気がします。

金額が少額な人とか、今の運用商品で十分満足している人とか、って感じでしょうか。

逆に、少しでもお得になるような場合は設定を変更した方が良いです。

せっかくの非課税枠ですし、クレカ積立だとポイントが付いたりするのもあるので、この機に変更してお得に積立運用した方が良さそうです。