なんでも道しるべ

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【アクティブ型が70%超】2024年から始まる新NISAの成長投資枠は惑わす商品がいっぱい!

2024年から新NISAが始まります。

開始まで4ヵ月を切ったことになりますが、年末にかけて、様々な広告やキャンペーンが出てくると思われます。

年が明けると、一気に、NISA関連の記事が増えて、これまで投資に興味が無かった人でも、周りがやってるなら少額からでもスタートしてみようかなと思う人が増えると思います。

投資は考えるよりもやってみないと分からない部分が大きいので、最低限の知識は必要ですが、やり方と仕組みの基本だけを確認して、まずは始めてみることが大切です。

投資が怖い人は数千円や数万円からスタートすれば良いのです。

まあ、いままでやってなかった人は、数千円や数万円だと儲けが少ないってことが分かると思います。

投資で何千万円も何億円も儲けたというニュースがあると、少額の元金から多額の利益が出ると考えている人もいると思いますし、加えて、リスクが高いと思っている人も多いのではないでしょうか。

実際には、短期間ではほとんど利益が出ないものですし、リスクだって短期間では発生しないです。

なので、ニュースで報道されているような話題というのが本当に一握りなんだなと感じる人は多いと思います。

なので、とりあえずは始めてみることが重要です。

始めないと何も分からないですからね。

身銭を市場に投入するからこそ、分かってくること、実感してくることが多いです。

■初心者は「成長投資枠」より「つみたて投資枠」

新NISAはつみたて投資枠が中心となっており、それに補完する形で成長投資枠があります。

実際には、つみたて投資枠が年間360万円に対して120万円なので、成長投資枠がメインのように感じないこともないですが、本来の目的は長期投資なので、つみたて投資枠と、この投資枠で運用できる商品が中心となります。

つみたて投資枠は投資信託の購入がほとんどですから、個別株などは、この投資枠では購入できません。

成長投資枠であれば、個別株の購入もOKなので、投資に慣れている人は、つみたて投資枠を使いながらも成長投資枠中心に投資売買をする人もいると思いますが、初心者はやはり投資信託の商品が中心になるでしょうね。

投資信託の商品は6000本あると言われていますから、何を買ったら良いのか?って話になります。

ちょっと余談ですが、なんで投資信託の商品の単位って「本」なんでしょうね?

つみたて投資枠で購入できる商品は、金融庁の基準をクリアしなければならないので、実際には数百本しかありません。

対して、成長投資枠の方は基準が緩いので、2024年までには2000本くらいまで購入可能にすると言われています。

それで、先日、ネットニュースに、現在、成長投資枠で購入できる投資信託の分類が載っていました。

結構驚いたのが、こんなにアクティブ型が多かったのか・・・と思ったことです。

■アクティブ型の広告に惑わされないように

2024年の新NISAの成長投資枠で購入可能なファンドが次々にアップされていっています。

これからもさらにアップされていく予定らしいのですが、今現在の商品リストがネットに出ています。

それを分類したニュースがありました。

驚いたのが、インデックス型が27.3%に対して、アクティブ型が72.7%らしいのです。

世の中の投資信託の商品群の中では、ほとんどがアクティブ型だと聞いていたのですが、新NISAで投資可能な商品も結構アクティブ型が多いのは驚きです。

新NISAになって、投資初心者が投資を始める人が増えると思いますが、アクティブ型を選んでしまうという人が結構いるのではないかと思うのです。

というのは、金融商品としては、インデックス型よりもアクティブ型の方が手数料は高いので儲かります。

なので、アクティブ型の方で広告を作るって方が多いので、投資初心者の方はこれらの広告を見て、アクティブ型に手を出す人がいるのではないかと思うのです。

アクティブ型もしっかり運用できているものは、インデックス型を凌駕するものも多いですが、アクティブ型はあくまでサテライトなので、コアにはなれないと私は思っています。

投資信託で運用を考えている以上、まずはインデックス型で土台を固めて、さらにリスクをとって運用したい場合にアクティブ型にも手を出していくというのは基本路線かと思っていますので、このようにアクティブ型が70%を超えるような商品数だとかなり悩ましいと思えます。

今回、2000本以上の商品を対象にすると言われていますからね、単純計算で1400本ものアクティブ型があるわけです。

全部の商品はチェックできないですが、ちょっと関心がでるようなデータが掲載されていると、ホロッとアクティブ型を買ってしまいそうな人が出てきそうです。

こればかりは自己責任なので何とも言えませんが、2024年から新NISAで投資をスタートしようと思っている人は要注意だということです。

結局のところ、対象商品が2000本以上あっても、コアになるのは、全世界株インデックスや米国株インデックスになると思います。

さらに投資初心者であれば、全世界株のオールカントリーを積み立てた方がリスクも抑えられるし、手数料も安いし、というわけで安心なわけです。

そうなると、対象商品なんて5本くらいなので、そんなに悩むことはないんですけどね。

悩ましい商品や惑わす商品が99.5%以上もあると困ったものですね。