エヌビディアが高値から13%ダウンしたようです。
このような調整があった方が好ましいのは事実で、調整があるからこそ、市場全体が上がるというものです。
そのように言い聞かせていますが、もちろん、気分は良くないですね。
NASDAQ100が先週の初めに大きく上昇して、これはちょっと上がりすぎでは?って思ったところで、やはり調整されたという感じです。
良いように考えれば、この時点で調整してくれたことは健全だということでもあります。
調整が起きずにドンドンと上昇していく株価の方が恐ろしいです。
それがバブル相場を作ると思うと、恐怖しかありません。
今の救いは、エヌビディアが落ちたこと、そして、その関連銘柄が落ちて、半導体セクターが調整していること、さらに、釣られてNASDAQ100やS&P500が落ちていることです。
NYダウ平均は上昇していることからも、市場全体が恐怖しているわけではなく、一部の銘柄だけが上がっていたことで恐怖していただけになります。
市場は好調でもフィアーグリードインデックスはフィアーをずっと指していました。
これは、一部の限られた銘柄しか上昇しておらず、上昇銘柄と下落銘柄の比率がいびつだということも一つの指標に入っているようです。
これが今回調整されたということで、少しは健全という言葉が正しいかどうか分かりませんが、正常な市場になってきたような気がします。
■スノーフレイクショックからFANG+にトップ10を加える
更新毎に出している投信の収益ですが、昨日は円安効果で指数は下がったけれど、基準価額は上がるという状況になりました。
為替で得をするというのはあまり好きではないのですが、別に儲かっているのならそれはそれで有りかな?とも思えます。
ただ、指数が上がっているわけではないので、市場環境を見誤らないようにしなければなりませんし、自分の資産が上がっているからといって、好調でないかもしれないし、そもそも、自分のポートフォリオ選定が正しいとも言えないかもしれない。
その辺りは、自分のポートフォリオをしっかりと見直す必要があると思います。
私で言いますと、新NISAの買い付けは、これまではFANG+だけを買い付けていたのですが、FANG+にS&P500トップ10を加えることにしました。
この理由は、ちょっと複雑なのですが、FANG+の銘柄入替が先週の金曜日に実施されなかったことが要因です。
これまでスノーフレイクには我慢していました。
ずっと下がっていたのですが、バフェット銘柄ということでいつかは上がるだろうって思っていたのですが、今回、銘柄入替が無かったということで、ちょっと対策が必要かなと思うようになりました。
別にFANG+を嫌っているわけではなく、これからも積立投資はしていくつもりですが、FANG+だけに偏らせるというのは自分のポートフォリオの感覚としてはちょっと良くないかなと思っています。
ポートフォリオはシンプルな方が良いという人もいますが、私はそうは思っていません。
シンプルであることで、周りが気になるものです。
自分の保有している銘柄群に少しでも疑問を感じるのなら調整した方がストレスがかからないです。
今回、FANG+は、リバランスだけが行われたので、結局、スノーフレイクが10%に戻っただけです。
マグニフィセントセブンには、まだまだ期待しているので、これらはしっかりと持ちたいのですが、スノーフレイクの比率を下げたいので、それなら、S&P500トップ10を足していった方が良いのでは?と思ったわけですね。
■ここから上がるか下がるかは誰にも分からない
さて、ここから市場はどうなっていくのか?
答えは分からないです。
上がるかもしれないし、下がるかもしれない、誰も予想できないですね。
けれども、今、エヌビディアが下がっていて、それにつられて、半導体セクターやNASDAQ100、S&P500が下がっているからといって、今が買い時かと言われると、それは違うと思っています。
いびつに上昇していた銘柄が調整されただけなので、下がることには不思議はないですし、ヒートマップを見ても、市場全体が崩れているわけではありません。
このような時はいくら含み益が減っていったとしても、ここは我慢じゃないかと思います。
もちろん、タイミングが計れる人は、ここで売って、下がって買戻しができると思いますが、私にはそんな力量はないですからね。
このまま静観しておこうと思います。
平均回帰、これが私の今の心境です。