なんでも道しるべ

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【英検合格率の地域差】英検は受験しないと始まらない!全国トップのさいたま市の取り組みは?

6月下旬の1学期の期末テストに向けて、3週間を切りました。

本当なら数学の先取りなどをやる予定だったのですが、今回の定期テストは特に数理は落とせないので、この2教科を先に勉強開始しています。

土日はあと3回あります。

週末の過ごし方が鍵となるので、1日1日を大切に過ごしてほしいと思います。

今日の記事は定期テストからは全く話が異なります。

以前にネットニュースで上がっていたのを取り上げたいのですが、子どもの英語力に地域差があるということです。

さいたま市がトップということで、どのような取り組みをさせて、英語力が高いのか、それについて書いていこうかと思います。

■英語力トップはさいたま市

政府目標の英語力の水準というのがあるようで、中学校卒業段階で英検3級相当が50%以上、高校卒業段階で英検準2級相当が50%というものです。

全国の調査結果では、中学生では47.0%、高校生では46.1%ということで、まだ政府の目標には到達していないようですが、年々この割合は上がっているということですから、50%を超えるのも時間の問題かもしれません。

一方、中学生の英語力で1位はさいたま市だそうで、英検3級相当が86.3%もあるそうです。

最下位は31.9%なので、トップと最下位では50ポイント以上も差がついていることになります。

なぜ、さいたま市は英語力が高いのか?が疑問が湧くところですが、さいたま市の全ての小学校で「授業の半分以上」の時間が英語を話すことに使っているそうです。

また、さいたま市は小学校1年生から中学校の9年間で一貫したカリキュラム「グローバルスタディ」を実施していて、さらに、「すべての授業で」複数の教員による指導を行い、担任とALT(外国語指導助手)や、担任と専任講師など2人や3人体制で指導を行っているそうなのです。

これを見て、私が思ったのが、小学校の授業の半分以上は英語を話すことに使っているということですが、それは他の地域でもやっていることだと思います。

小学校の段階では、数年前までは英語の本格的な授業ではないですから、英語のプレ授業ということになりますし、文法の勉強をするより、英語でコミュニケーションを図る授業になっても不思議ではありません。

それよりも、凄いと思ったのが、すべての授業で、担任と共にALTや専任講師が付いているということではないでしょうか。

ALTは他の地域でもいると思いますが、様々な学校をかけ持ちますから、時間数が少なくなってしまいますので、その代わりに専任講師というのは素晴らしいと思います。

■まずは英検を受験しなければ始まらない

英検に関しては、準2級までだと、私の感覚では文法を知らなくても十分に合格できると思っています。

2級でも知らなくても合格できたので、準2級や3級だと、さらに問題ないと思います。

なので、英検に関しては、いかに英検を受けることを推奨するかだと思っています。

英検と言ってもテストなので、受験することを自由にお任せとなると、受験しない人は多いでしょうね。

その辺りは助成金などの仕組みが地域差であると思うのですが、合格するには当たり前ですが受けないといけませんから、受験を申し込むというハードルを下げる必要があると思います。

そのあたりが、さいたま市がどうなっているのかが知りたいところです。

受験すると決めてしまえば、子ども自身は合格したいと思いますから、一生懸命勉強するでしょうし、専任講師が付いているなら、尚更、英検への取り組みが強くできると思います。

今の英検はライティングもあり、英文を書くことも練習できますから、小学生や中学生の段階から英検をガンガン受けるというのは良い事だと思っています。

■英語教師の英検の実力は?

ところで、記事の最後に気になることが書いていたのですが、中学校の英語教師で、英検準1級以上を取得しているのは40.8%だそうです。

高校教師でも74.9%ということです。

政府目標は中学校の教師で50%以上、高校の教師で75%以上ですから、それもまだ届いていないです。

というか、中学校の先生って、半分以上が準1級を取得していないんですね。

まあ、学習内容が3級完了とか準2級に入るレベルなので、準1級を持っていなくても全然不都合はないと思いますが、自分の子もそうですが、最近の生徒は英語が堪能な子が増えてきているので、先生も指導力の点で準1級は取っておいてほしいですね。

英検も準1級を目指すとなると、様々なことで先生に相談したくなることがあります。

別に資格と指導力は比例するものではありませんが、英語の先生であれば、どのくらいのレベルなのかとか、受験内容などは知っておいてほしいところです。

娘も、先生にはライティングのチェックをたまにしてもらっています。

ライティングは自分自身でチェックができないので、誰かに添削してもらうことが必須です。

学校の先生がそのような指導をしてくれると非常に助かるのですが、先生も忙しいので、実際のところは難しいかもしれませんね。

英語を勉強するのには、環境と費用が非常に大切なのが良く分かります。