クレジットカードを使っていると、リボ払いの案内から逃れられません。
カード会社は、加盟店から手数料、利用者から手数料をむしり取ることしか考えていないです。
キャッシュレス社会といっても、あんなに高額な手数料を堂々と売り込んでくるので、ある意味感心しますわ。
■電話で勧誘されたリボ払い設定
私の場合は、現状、三井住友カードMLとJCB CARD Wの2枚を持っています。
以前までは、三井住友カードをメインで使っていました。
三井住友カードは、まいぺいすリボをいう名目で、あとからリボが可能です。
支払いの時は1回払いや2回払いを選択していても、支払い前にリボ払いに変更できるということです。
今は、JCB CARD Wをメインで使っているのですが、リボ払いの案内が電話できました。
電話の案内では、スマリボとかいう名称で、今設定すると、1,000円のキャッシュバックで、さらに決められた金額の利用があると追加5,000円のキャッシュバックというキャンペーンです。
最初、丁重にお断りしたのですが、「参考までに・・・」などと言いながら、一ヶ月のおおよその利用額とリボにした時のメリットなんかを語りだしました。
こんなの付き合っていられんと思い、「リボの手数料なんかで、キャッシュバック分なんでペイできないでしょ?」というのと、ではそのままお使い下さいと速攻で電話を切られました。
■リボ払いの金利が引くほど高い
リボ払いの年利っていくらがご存知でしょうか?
標準的には年利15%です。
実際は1年も払わない人なんていませんから、15%の年利が付くわけではありませんが、日割りした分が金利として取られます。
さらに、リボ払いの場合は、一定額しか引き落とされないので、元金と金利の内訳がすぐには分からず、結局は金利ばかり払って、元金が全く減っていないという可能性だってあるわけです。
たくさん買い物したい人、月収が低くて支払いに困る人、そういう人にはリボ払いが適しているのかもしれませんが、そのような人こそ、本当はリボ払いなんて使わずに買い物すべきなのです。
リボ払いは毎月一定金額しか支払いませんから、クレジット返済をしている気持ちを忘れがちです。
金利ばかりを返済して、元金の減りが悪い状態で、さらに買い物を続けると大変なことになります。
それこそ、実際に年利15%で1年前の元金を払っている可能性だってある訳ですから。
考えただけで恐ろしいです。
■昔からあったリボ払い
実は、私は子どものころから、リボ払いというのを知っていました。
子どもなので、クレジットカードの存在や、金利の知識なって全くなかったのですが、母親が買い物をしたときにリボ払いで支払いをしているのを何度も見たことがあります。
その母親がどうなったのかは言いませんが、リボ払いを使う人は確実に金融リテラシーが低いです。
リボ払いを使っているのに、実際は資産をたっぷり持っていることなんてあり得ないです。
ほんの少しでも金利に詳しければ、たとえ一時にリボ払いが必要になったとしても、すぐに金利を払わないようにするために、元金返済に走るはずですから。
まあ、金融リテラシーが高い人がリボ払いなんて、まずあり得ないと思いますけどね。
■金融リテラシーの低い人が騙される
クレジット会社もたいがいにすべきです。
知識が低い人に、キャンペーンという釣りでリボ払いの設定をさせようとしているわけで、そのまま使い続けてくれたら金利で儲けられるということです。
日本人は全体的に金融に対する知識が低いです。
学校でも金融に関する授業がないので、現状は自分で勉強しなければ何の知識も得られません。
もしかすると、何も知識がない若者がキャンペーンの1,000円や5,000円欲しさにリボ払い設定をしているかもしれません。
電話越しでは、リボの金利の説明なんてやるつもりも無さそうでしたし、たとえ、していたとしても、金融リテラシーが低い人は理解できないと思います。
■金融の勉強を義務教育からすべき
キャッシュレス決済を政府が進めているということで、このようなリボ払い的な金利を取るという商売が増えてくるような予感です。
アプリ決済などは、スマホにチャージをしておいて支払うなどとなっていますが、これがクレジットカードを紐づけれるので、実際はリボ払いも可能になっています。
キャッシュレスを推し進める以前に、きちんと金融に関する勉強もさせるべきで、これは、利用者だけの問題では無く、政府も責任をもって対処すべきだと思います。
そもそも、金利15%なんて、あり得ない程高いですから、いつか大問題になるような気がしてなりません。