なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

【リスク許容度は人それぞれ】リターン最大化には一括投資が良いと理屈で分かっていても・・・

株式運用を始める時、一番迷ったり、悩んだりするものが、自分のリスク許容度の幅です。

理屈では分かっていても、お金というものは無くなっていくと怖いものですし、嫌なものです。

ゆえに、株式投資から距離を取っている人も大勢いるのですが、今の時代、貯金だけにしているとインフレによりお金の価値も目減りしていきます。

お金の価値の話、これも理屈では分かっているけど、実感しないというか、身体が動かない人がほとんどでしょう。

というのは、お金の価値って言われても、1万円は1万円だし、スーパーに行って高くなったなぁって実感はするけれど、それなら我慢すれば良いかって思ってしまうからです。

人というのは、我慢というのを、自分自身がノーリスクで我慢する方を選択してしまう傾向にあります。

お金が減る我慢よりも、欲しいものを買わないという我慢の方を取ってしまうわけです。

お金の価値が減っていくのは分かっているけど、株式運用は怖いって思っている人が大半でしょう。

私自身も株式運用はしていますが、別にお金が減ることを何とも思っていないってことは無いです。

もちろん、お金が減ることは嫌ですし、当たり前ですが上がってほしいものです。

けれども、インフレ対策をしたいというか、どちらかというと、お金を増やしたい、お金にお金を生んでもらいたいって思いの方が強いので、リスクをとって運用をしています。

インフレ対策だけなら、購買の我慢の方が我慢レベルが楽なので、そっちにしてしまうかもしれません。

なので、リスクを取ってでも、お金を増やしたい、それがリスク許容度に対する原動力になっているような気がします。

■客観的な解説と自分の資金では話が違う?

常に相場と向き合って仕事をしている人は、理屈だけで頭を固めていることができているのかもしれません。

というか、仕事とプライベートでは相場との向き合い方を変えている方が正しいかもしれませんね。

経済評論家やFP等の人の意見というのは、往々にしてそのような感じを受けます。

数字と理屈だけで話をしているので、実際に運用している人の気分というのを考えてないというか、結構、冷たく見ているという感じです。

まあ、逆にいうと、運用しているこちら側は怖いわけですから、そのように淡々と数字の解説をしてくれる方が、妙に冷静に納得できるのかもしれませんね。

けど、私のような他人の人の気持ちを考える人は、そのように淡々と話している人を見ると、この人は、自分自身ではどのような運用しているのかな?とか、これだけ株式相場が長期では上がるって思っているってことは、自己資金もガッツリ入れているのかな?って思ってしまいます。

本当のところは分からないですけどね。

相場は長期目線で右肩上がりだし、長期投資では今からでも投資ですねって言っている人でも、自分のお金だと怖くて投資できない人、長期をアドバイスしながら、短期で売買している人、そんな人もいそうな気がしています。

■一括が良い?分割が安心?

なぜ、このような考えが出てきているのかというと、分割投資と一括投資の違いという話が最近多くなってきているからです。

理屈上、米国のように長期で右肩上がりの場合、分割投資よりも一括投資の方が元本割れのリスクは低くなります。

加えて、リターンに関しても、分割投資よりも一括投資の方が大きいです。

あくまで長期右肩上がりの相場のケースではありますが、米国株や世界株の過去チャートから分析するとそのようになるってことですね。

新NISAの生涯投資枠が1,800万円ですが、その枠をできるだけ早く埋める方が最も効率が良いと言われています。

最速の場合、年間360万円で、5年間積立をして、1,800万円となります。

いやね、理屈は分かるんですよ、でもそんな簡単に身体は動きません。

1,800万円もの資金を手元に持ってないない人は、必然的に分割投資になるわけですが、もし持っていた場合にはそれを分割にするか早期分割(一括)にするかは、相当悩むことになると思います。

一番のリスクは、最速の5年で積立終わった後に、過去のITバブル崩壊やリーマンショック級の暴落が来て、数年もしくは10年以上も元本に戻らないってことです。

無いとは言えないので、このリスクはよくよく考えておかなければなりません。

■リスク許容度は人によって違うから

相場のアナリストは数字を見ながら、簡単に一番効率の良い運用方法を提示するんです。

けれども、それを自己資金で実際に運用するのか?と言ったら、話は変わってくると思います。

もちろん、ドルコスト平均法と言われる分割投資にも弱点がありますし、その場合は、元本割れのリスクが高まるケースが出てきます。

とはいえ、あくまで過去は過去なので、未来は誰にも分かりません。

リスク許容度は人によっても違いますから、一括投資と分割投資のそれぞれのメリットとデメリットを情報収集して、自分で判断するってことが大切かと思います。

自分の気持ちとしては、できれば早めの分割投資の一括投資に近い投資がやってみたいと思っています。

けれども、難しいのが、自分のこれまでやったことない投資金額になった時に、リスク許容度がどこまで耐えられるかどうかが分からないといったことです。

これが分からないので、分割して、徐々に投資金額を上げていくといのも有効な手段だと思っているのです。