なんでも道しるべ

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【2017年12月号】つみたてNISAでセゾン投信の2ファンドがいよいよスタート!

f:id:anyguidepost:20170718200100j:plainセゾン投信から2017年12月のNEWS LETTERが届きましたので、例月どおり、弱小投資家の私の意見を含めながら、紹介したいと思います。

今年で最後のNEWS LETTERです。

毎月、きちんと送付してくれるセゾン投信もなかなか顧客本位だなと感じます。

中野社長のメッセージは、個人投資家にむけてなので少々厳しいことも書かれていることがありますが、非常に興味深いです。

今回は、中野社長のメッセージから紹介したいと思います。

■中野社長からのメッセージ

来年、2018年から始まる「つみたてNISA」について書かれています。

セゾン投信の2ファンドは、アクティブ系投信で登録となっています。

結局、現時点では、アクティブファンドは15本のようです。

15本は少しさみしいです。対して、インデックスファンドは約120本だそうです。

アクティブファンドの要件が非常に厳しいことが要因なのだと思いますが、逆にこれだけ顧客本位でないアクティブファンドが多いことを示しているのでしょうか。

私は当ブログで常々言っていますが、セゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」がどうもアクティブ系投信に入るのは分からないのです。

アクティブ系投信は、金融庁の整理の仕方では、インデックス系株式ファンド以外を指しているようです。

したがって、債券が含まれるファンドは、すべてアクティブ系ファンドに入るということなのです。

私にとっては、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」こそ、世界中のインデックスファンドのような気がしてならないです。

現時点では、仕事による定期的なインカムがありますが、それが少なくなったり、無くなってくる年代では、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」をコアにしたいと現時点では考えています。

 

「つみたてNISA」の認定方法の背景には、投信販売の在り方に問題があったようです。

  • 販売手数料の獲得を目的に短期回転売買への誘導
  • 資産形成に全く繋がらない毎月高分配型商品の乱造

これらを「つみたてNISA」から排除するために、登録要件を課したようですが、仕方なく信託報酬の取れるアクティブファンドを諦めて、乗り遅れないようにインデックスファンドを登録していったということですね。

セゾン投信は15本という数少ないアクティブ系投信の中に、2本も入れたということが、中野社長にとっては非常に誇らしいことなんだと思います。

私は、現時点でも積立を継続している、株式100%の「セゾン資産形成の達人ファンド」が好きです。

一つに、中野社長がメッセージでも書かれていますが、「国際分散ポートフォリオ」を組んでいることです。

もう一つは、「純資産総額が右肩上がり」であることです。

世界分散と長期投資を重視するのなら、この2点は必須だと思っています。

そのうえで、信託報酬や手数料が安いに越したことはないですが、まずは、積立投資を継続するためは必要な条件かと思っています。

国際分散のポートフォリオを組んでいるファンドは意外と少ないのが現状です。

その中で、「セゾン資産形成の達人ファンド」はきちんと結果を残しています。

■20年もの非課税運用期間

中野社長のメッセージに下記のように書かれていました。

「つみたてNISA」は金融庁、とりわけ森信親長官が20年もの非課税運用期間を政府税調から獲得したもの

 20年もの非課税運用期間を獲得するのは大変だったと思います。

利益の20%を課税できるのに、それが非課税になるのは凄いことです。

さらに、iDeCoのデメリットである「60歳まで引き出せない」ということも「つみたてNISA」にはありません。

若者にとってはiDeCo中心の資産形成が良いと思いますが、子育て世代などで引き出す可能性がある場合は、「つみたてNISA」を使う手はかなりあると個人的には思っています。

■iDeCoもかなり順調に増加

ゲストからの応援メッセージに書かれていました。

iDeCoの加入者数が、2017年1月~8月までですでに32万人以上の方が新たに加入し、2001年の制度施行(確定拠出年金)から15年かかって積み上げた昨年末の加入者数30万人に対してあっというまに倍以上となった。

iDeCoの広がりは非常に速いですね。

私も順調にいけば、2018年1月からiDeCoの拠出ができそうですが、税制優遇というのはここまで力を発揮するのかと思うと驚きます。

しかし、以前の記事で書きましたが、「定期預金」の商品には少々疑問があります。

大丈夫?iDeCoの“元本保証型”?これで本当に「貯蓄から投資へ」が進むのか? - なんでも道しるべ

■ファンド騰落率

今回は最後になってしまいましたが、2つのファンドの11月の1カ月の騰落率です。

  • セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド +0.50%
  • セゾン資産形成の達人ファンド +1.94%

ドル円の為替が円高に振れた1カ月であったことから、伸びが少し悪いですが、これも世界分散ならではのリターンです。

資産形成の達人ファンドの+1.94%でもかなり高リターンであると思います。

当ファンドの過去1年間の騰落率は、+27.72%とのことです。

来年初めのレポートで2017年の1年間の騰落率が判明されますが、今年はかなりの高リターンになりそうです。

来年に反動がきそうな気がしますが、少しは調整して、数を確保したい気持ちも若干ありますね。