米国のクリスマス休暇も明けて、年末モードに突入しました。
相場の格言って面白いものです。
理由は良く分からないけど、皆がそう思っているから、そのように動く、しばしば相場にはそのような現象が起きます。
クリスマス休暇明けの月曜日、日本市場は元気が無かったですが、米国市場は一段上昇の様相です。
■米国のクリスマスラリーが始まった?
12/24(金)がクリスマス休暇により、米国市場は閉まっていました。
12/25と26は土日なので、相場は休みです。
12/27(月)、ここから年末モードがスタートします。
この日、日本市場は全く元気がなく、前日比マイナスで終えました。
米国市場も同じかな?と思っていたのですが一転、米国市場がオープン前から先物は徐々に上がっていき、オープン後はより上昇していきました。
結局、S&P500は最高値更新、高値引けで、ひげは下にも上にもありませんでした。
ダウ30種とNASDAQ100は最高値ではありませんが、その領域まで迫ってきています。
日足のMACDが3指数ともに上昇トレンドになっていますから、これがダマシでなければ、年末にかけて良い相場になりそうです。
一つ気になるところといえば、出来高が少ないことです。
クリスマスから年末なので、市場参加者が減っているのだと思います。
出来高が少ないということは、限られたメンバーだけで相場を作っているということになります。
年末は出来高が期待できませんから、ここが一番気になるところです。
まあ、同じように思っている人は大勢いるでしょうけど。
■日本と米国の格言
クリスマス明けの年末は、株価は上昇しやすいと言われています。
相場の格言です。
日本では「掉尾の一振(とうびのいっしん)」と言います。
年末にかけて株価が上昇する株式相場の格言で、最後になって勢いが盛んになることを言います。
株価は上昇していても、出来高が少なければ勢いはね・・・。
とはいえ、日本市場で掉尾の一振は見られるのでしょうか。
米国市場が上がったので、それにつられて、日本市場も上昇しそうな気がします。
米国では「サンタクロースラリー」と言います。
これも相場の格言で、クリスマスから新年にかけて株価が上昇する現象です。
これは結構な割合で見られると聞きます。
今年もこのアノマリーどおり、起き始めている兆候にあります。
すでに27日は起きましたので、このまま年末にかけてMACDの上昇トレンドとともに上がっていけば格言どおりということになります。
■なぜ年末に株価上昇が起きるのか
そもそも、掉尾の一振やサンタクロースラリーはなぜ起きるのか?という話です。
これは、12月というのがポジション整理をする人が多いからです。
節税対策などで、利益がでているものを売却したり、損がでているものを損切りしたり、そのような売り圧力が12月には起きやすいです。
けれども、年末ギリギリまでは受け渡しの日数の面からも起きません。
それがちょうどクリスマス位になるということで、年末から1月にかけて売り圧力が減ってきて、上昇しやすくなるという話です。
まあ、そう言われれば、その通りの気もしますので、株価が上昇する理由も分かります。
株価の買いと売りなんてそんなものなので、日々の値動きに一喜一憂するのもどうかなと思ってきました。
結局、寄らば大樹の陰ではないですが、私のような小粒な投資・運用者は相場について行くしかありません。
逆行をするような逆張りをしてからといって、それが毎回成功するかも分からないわけですから、流れに逆らわずにゆったりと構えていこうかと思います。
■2022年は10%超の調整に備える
すでに記事で書きましたが、2022年はS&P500を毎日投資していきます。
NISA枠がそのまま120万円で空いているので、毎日投資で埋めていきたいと思います。
ブログに書けば途中で挫折しないで実行できるかな?と思っているのですが、インデック投資なので何とか続けたいと思います。
続けられるかどうかは気持ち一つです。
もっとも危惧しているのが、10%超の調整があるかどうかです。
2021年は5~6%程度しか調整が起きず、年間を通じて上昇しているという稀な年でした。
これが2年連続で起きるのは傾向的には考えられず、2022年は10%程度の調整が来る確率が高いと言われています。
そこに耐えてポジションを維持できるか、そして、毎日投資を継続できるか、それが自分自身のポイントではないかと思っています。
まずは年末ラリーを楽しんで、また2022年以降の投資もいろいろチャレンジしていきたいです。