SBI証券が、2018年1月の投資信託の積立設定金額において、100億円を突破したとのニュースが出ました。
SBI証券は、私自身もE-トレード時代から使用していて、約10年程利用させていただいています。
昔から使っていることもあり、私にとっては使いやすいツールです。
スマホに関しても、SBIのアプリで主要指標を見てしまう癖がついています。
情報量としては楽天証券の方が多いのは分かっているのですが、使い勝手が良いのか、慣れているのかわかりませんが、とりあえずSBI証券のアプリを起動してしまいます。
■この数ヶ月で積立設定が急上昇
ニュースの内容からは、投資信託の積立設定が、昨年の2017年10月に80億円突破し、同じく12月に90億円突破していたようです。
さらに、2018年に入って1月の段階で100億円を突破したということです。
2018年からは「つみたてNISA」が始まっています。
私のように少し遅れて「つみたてNISA」を開始する人もいると思いますので、これからますます増えていくのかもしれません。
100億円突破は、主要のネット証券の上位5社のなかでは最大とのことです。
主要ネット証券とは、SBI証券、カブドットコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券です。
どのネット証券もそれぞれ利点があるのが特徴だと思いますが、やはりSBI証券は私のように(旧)E-トレード証券から使っている人が多いのかもしれませんね。
■NISA制度で伸びが急増
SBI証券の投資信託の積立サービスは2006年から開始していると記載されていました。
2006年といったら、リーマンショックの直前ですね。
インデックスファンドが日本国内でも注目されだした頃です。
その後は、リーマンショックによって、インデックスファンドはダメだというような意見が出て来たようですが、その後、米国は数年で回復しています。
2014年にNISA制度が始まって、SBI証券の投資信託の残高は毎年着実に増えていったようです。
2016年頃には50億円の積立設定がされているようですが、2017年末頃からの伸びが急激です。
「つみたてNISA」の威力が、このようなネット証券はとても良い効果をもたらしているのかもしれません。
■SBI証券が選ばれる理由(1)
SBI証券が選ばれるのには、それなりの理由がありそうです。
SBI証券が投資信託で行っているサービスで良いと思うのは下記です。
- 最低設定金額を100円へ引き下げ
- 買付手数料の無料化(キャッシュバック)
- 積立日設定の拡充(毎日、毎週、隔月など)
最低設定金額を100円まで引き下げたことは、投信積立への障壁を下げたと思います。
ただ、本当に100円では資産形成できないことは、やっている人であれば理解できると思います。
投資をやったことない人は、導入として100円でも良いと思いますが、少額で始めた人も少しずつ拡大しているのかなと思います。
買付手数料の無料化は大きいです。
私自身はノーロードしか買いませんが、無料化してくれることで、選択する投信の幅が広がったのは間違いないでしょうね。
積立設定日に関しては、私がとても興味がある点です。
我が家の場合は、「つみたてNISA」を妻の楽天証券口座で行っていますので、SBI証券の多様な積立日設定が出来てないのですが。
「つみたてNISA」と「iDeCo」が無事に積立投資が完了したら、私のSBI証券の「一般NISA」口座を使って、毎日積立をやってみようかと考えています。
このような、SBI証券の複数のサービスによるものと、昔からネット証券として君臨している安心感から、口座や残高が増えているのだと思います。
■SBI証券が選ばれる理由(2)
SBI証券が選ばれるもう一つの理由としては、取扱いの投資信託本数が多いという点があります。
多すぎると選べないということもありますが、やはり商品数が多いのは魅力です。
注意点としては、地雷的な投信も数多くあるので、それを見極めれることが必要かと思います。
取扱い投信の数は下記のとおりです。
公募投資信託2,574本
内、ノーロード投信1,255本
また、「つみたてNISA」の対象投信の取り扱い数も、証券会社内はトップで100本以上から選択できます。
この点に関しても賛否両論あります。
「つみたてNISA」は投資の初心者を対象にしていますので、ある程度、選択肢は狭い方が好ましいです。
しかしながら、SBI証券でしか取り扱っていない商品もあるのが事実です。
そのように商品を選ぶ楽しみがあるのもSBI証券の特徴なのかもしれませんね。
SBI証券は「貯蓄から資産形成へ」の時代を拓く強力なツールとなるように投信積立サービスを位置づけているようです。
今後も是非とも使いやすいサービスを展開してほしいです。