先日、娘が進学を希望している高校の学校説明会に行ってきました。
滑り止めも含めて、今のところ、4校ほど考えてはいるのですが、上位の2校は学校を見ておこうと思っています。
今回はその中の公立高校の学校説明会に参加してみました。
一番の目的は、個人相談ができる機会があったので、先生にいろいろ聞いてみたいという想いがありました。
もう一つは、雰囲気や学校の設備などを見ておきたいという感じです。
学校説明会に行ってみて、最も感じたことは、最近の高校生は喋りが上手いという印象です
おそらく、学校の授業だけでなく、YouTubeなどの影響もあるのかもしれませんが、話し方が爽やかで聞き取りやすいですし、緊張していると思うけれど決して暗くは無く、練習もかなりやっているという感じがしました。
何より、人前で話すことを得意としてなくても、及第点はもらえるくらい十分なスキルを身に付けているなと思えたのです。
自分自身が高校生だったころは、このような話し方やプレゼンは出来なかったので、最近の若い人はいろいろな面でレベルが高いなと感心させられます。
あとは、加えて、本人達の学力が高いので、自身もある程度は持っていると思いますし、勉強するために学校に来ているという高め合いが出来ているのかな?と感じました。(本音は分かりませんが)
久々に高校に行ってみて、なかなか面白いものを見せてもらった感じがします。
■個人相談相手が現高校3年の普通科担任
娘が志望している高校に対し、私が気になっている点は、2つあります。
両方とも進学に関することではありますが、1つは、コース(というかクラス)が2つあるけれど、難関大学への進学率に差があるのかどうか?
もう1つが、高校に進学して仮に進学の壁に当たった場合、指定校枠などは使わせてもらえるのか?という話です。
この高校のコースというと、一般的な言い方をしますと、特進科と普通科に分かれているということです。
ちょっと変わっているのが、特進科の方が通常は人数が少なく、普通科の方が人数は多いと思いますが、この学校は特進科の方が人数は多いです。
また、カリキュラムに関しても、特に差があるわけではなく、同じ授業をやっています。
なので、単純に入試時の学力でクラスを分けているだけということです。
今回、個別相談に乗ってくれた先生が、現高校3年の普通科の担任ということで、かなり実態に沿った話をしてくれました。
■普通科でも私立大学への指定校は使えない
世間でいうと、高校入学時の学力と卒業時の学力は相関が無いと言われますが、それは似通った学力の話だということが良く分かります。
というのが、普通科の担任の先生がいうには、やはり特進科の生徒の方が学力は高く、同じ定期テストの問題であっても、普通科の生徒は平均点が10点くらい低いということです。
それは合格実績にも如実に表れていて、難関大学への進学に関しても、特進科の生徒は何十人と合格しているが、普通科の生徒は2人とか3人ということで、やはり大きな差が出ています。
普通科の生徒は、特進科の受験で不合格になった者や、他校の特進科で不合格になった者が2/3ほどいるそうですが、やはり入学時に合否として差が付いているものは、卒業時の進路に関しても差が出ているということです。
また、指定校に関しては、この学校は私立大学への指定校は使わせないということです。
先生が言うには、一般試験で十分合格できる学力はあるでしょってことらしいです。
国公立大学に関しては、普通科の生徒は積極的に推薦制度を使っているみたいで、学校も推奨していると言っていました。
まあ、確かに、国公立は公募推薦が基本ですし、学校推薦型も一部ありますが、確実に合格できるわけではなく、倍率もかなり高いので、推薦を使うことで、入試の機会を増やすという感じでしょうか。
進学校や進学クラスは、周りのモチベーションなどもあり、私立大指定校を使わせないという風潮があると聞きましたが、娘が目指している高校はやはりそれに合致するみたいです。
■特進科と普通科の学力差は十分感じられる
相談に乗っていただいた先生が普通科の担任なので、直球質問で、普通科の生徒は特進科に負けているというような劣等感があるのか?と聞いてみたら、おそらくあるでしょうねって言っていました。
当たり前ですが、高校生であっても、クラスが違うというのは、それなりに意識するということです。
普通科の生徒の中には、特進科には負けなくないという強い想いを持っている者もいるということです。
特進科に負けないくらいの好成績を叩き出している生徒が普通科にもいるという話があって、これには驚きましましたが、まあ、1人くらいはいても不思議ではないという感じはします。
他にも様々なオリエンテーションがあったので、その様子も書きたかったのですが、はあ、ハッキリ言って、賢い学校の賢い生徒が実施する内容だなというのが分かります。
中学では玉石混交といいますか、学力も、想いも、様々な人が集まっていますが、高校になると、ある程度は分類されてくるので、同じような思想を持つ人同士で集まれるのは良いのだろうなという感覚です。