娘が通っている馬渕教室では、公開テスト第3回の順位表と、クラス替え・席替えが発表されたようです。
夏期講習と2学期の前半のクラス分けとなるので、これで当分は固定になりそうです。
一部の親からは、このルールが厳しすぎるという意見があるようですが、これは効果があるので継続すると言っています。
まあ、確かに、今のご時世ではちょっと時代遅れのような気がしますが、それでも、受験は容赦なく順位で切られます。
日頃どれだけ頑張っていてもテストで失敗すれば不合格です。
定員がある以上、合格と不合格の線引きはされるわけです。
この現実がある以上、このような方法は仕方ないことかなと思います。
この方式が嫌な人は、個人指導などに移るべきかもしれませんね。
■同じ成績だと順位は下がっていく
馬渕ルールの席順の決め方は、「前回の偏差値+(今回の偏差値×2)」となります。
したがって、直前の偏差値の方が、ウェートが大きいということになります。
娘は前回とほとんど偏差値が変わらなかったので、同じくらいの順位かと思っていましたが、今回の順位は若干落ちていました。
やはり学校の定期テストが本格的に始まったということで、周りの偏差値が上がっているということだと思います。
同じ成績だと順位は下がるのでしょうね。
結局は、今回の順位と同じ席順になったということで、偏差値を2倍する計算式が効いていることになりました。
まあ、10番以内だったので、そこそこ良かったと思っていますが、娘は最終列に座りたいようなので、それにはトップ4以内、できれば3位以内に入らなければなりません。
モチベーションがあるので、次回は頑張るでしょう。
■やる前から諦める人間にはなるな
モチベーションというのはとても重要で、やる前から諦めてしまったら何もなりません。
こんなエピソードがあります。
次回の第4回からは非常に重要な回となっており、1つは社会の教科が増えるということ、もう1つは、第4回と第5回の偏差値から中2にクラスが決まるという事です。
中2になると、ついにSSSクラスやSSSTクラスが生まれてきます。
今はSSクラスしかありませんが、そこから、偏差値58以上になるとSSSクラス、偏差値64以上になるとSSSTクラスに移動できます。
SSクラスには偏差値が50台後半以上の生徒が集まっていると思いますが、先生がSSSクラスやSSSTクラスに入れる基準を言うと、前の方に座っている人は、「偏差値64は無理だ~」と言っているそうです。
後方の席の人はすでに偏差値64位上なので、「いや、頑張ればいけるでしょ」というような冷めた反応だったといいます。
これがモチベーションの違いで、自分がそこに到達できるイメージがあるか、戦う前にすでに諦めてしまっているか、その違いは非常に重要だと思います。
私はSSSクラスは必須のうえ、SSSTクラスに入れるような偏差値になるべきだと言ってきていますし、さらにクラスのトップ3に入れるような偏差値を取ってこいと言っています。
それくらいのモチベーションがなければ、地域トップ高校なんていけるわけもないですし、もし滑り込みで入れたとしても、難関大学への合格は難しいでしょう。
なので、今の中学の段階から、常に上位に位置する癖を付けなければならないと考えています。
■公開テストはメンタルを鍛えるテストでもある
偏差値とは冷酷なものです。
点数だけで決まるものでもないし、テストのレベルによっても変わりますし、周りの人の出来具合でも変わります。
もちろん、テストを受ける本人のモチベーションやコンディションによっても影響を受けると思うので、簡単に上位に入れるものでもありません。
娘は今のところ、SSSTクラスに入ることができる基準はクリアしていますが、それを中1後半でも維持しなければなりませんし、簡単な失敗も許されなくなってきました。
さらに、これらの緊張感を受けてテスト当日を迎える必要もありますから、自分に負けてしますと、自分自身で崩壊してしまいます。
メンタル面でも強くなる必要があるということです。
その点においては、入試までに様々な雰囲気や気持ちでテストを受けるという練習をすることは、非常に良い事だと思います。
■集団授業は負けず嫌いには良い
テストの順位が掲示され、偏差値によりクラスや席順が決められるというこの仕組み、良いルールだと思います。
最近は、学校の定期テストでは、最高点や平均点しか発表されないので、順位や偏差値なんて知りようがありません。
それでも、友達同士やクラスメートとの会話では、テスト点数の勝負や情報交換をしているようですから、関心がある人が一定数いるのも事実です。
何かにつけて順位や差を決めるのは良くないという印象を植え付けられていますが、入試や社会に出たらそんな甘いことは言っていられませんので、やはりこのような仕組みに慣れておくことは重要だと思います。
負けず嫌いの娘にとっては良い仕組みだと思います。
塾を集団授業にして良かったと思える瞬間です。