「武田塾チャンネル」と「Wakatte.TV」は一切関係ないという見解ですが、この2つのYouTube番組は非常に面白いです。
私も受験時代から長年経過していますし、制度も変わっているうえ、自分の受験経験が活かせない可能性もあるので、今のうちから勉強しておこうと思っています。
武田塾チャンネルは本当に勉強になります。
自学自習を推奨している武田塾なので、情報の出し惜しみがありません。
Wakatte.TVは面白い内容なので、バラエティーとして見ています。
大人であり、親でもある私にとっては、両方ともに面白い番組ですが、子どもにも非常に教育的であると思っています。
まだ小学6年なので、率先して見せてはいませんが、私が見ているので、娘も興味があるようです。
最近、知的な武田塾チャンネルよりも、Wakatte.TVの方が小中学生にとっては良いのではと感じるのです。
ただ、内容があまりにも過激(この表現で合っているかな?)なので、見せるか、見せないかは、親が判断してください。
■心の中では皆思っていること
Wakatte.TVの内容は、ネットで叩かれるなど、企画としては賛否両論あります。
また、武田塾の高田先生の別人格である「高田ふーみん」の発言がかなり批判をかっているようです。
ただ、私の目線からすると、この内容を個人の趣味で観るのであれば、全く問題ないと思います。
特に公共電波で発信しているわけでなく、ネット上なので、観るのも観ないのも個人の自由なのですから、不快に思うのであれば観なければ良い訳ですから。
私は、親の立場として、これから子どもに学歴を付けさせる立場として、Wakatte.TVが取り上げる内容や、高田ふーみん氏は言うことは、全く的外れではないと思うのです。
社会に出ている大人は、世の中は学歴で判断されることが多いこと、会社内のヒエラルキーにおいても学歴がかなりの幅を利かせているのを身に染みています。
だから、自分の子どもに辛い思いをさせたくないので、学歴を付けさせようと一生懸命になるわけです。
学歴なんかどうでも良いと考える人が多くなれば、そんな受験戦争なんて起きないのですから。
■親だけでは伝えるのが難しいからYouTubeの力を借りる
さらに、親は子どもに伝えたいし、理解してほしいから、現実を伝えよう必死です。
でも、子どもはそんな現実を肌で感じていませんし、今、楽しく生きたいと思っているので、親のアドバイスなんて聞くことはしません。
また、様々な情報からも、親が言うほどの辛辣な学歴バッシングを読んだり、聞いたりしないので、親のありがたい言葉に耳を傾けないのです。
ゆえに、親はうるさい、自分のことが分かってくれない、など、世間と親の発言にギャップを感じる子どもが多いのだと思います。
世の中からの情報発信は、たくさんのフィルターがかかっていますし、誰も自分がバッシングを受けたくないので本当のことを書きませんし、言いません。
表面上は、「学歴ではなく、何を頑張っているか」だと奇麗事を言いますが、心の中では、学歴で判断していることは多くあるのです。
その現実をWakatte.TVはきちんと情報として伝えてくれています。
内容や発言は過激であるかもしれませんが、皆が思っていることを、あえて言ってもらっていると考えるべきだと思うのです。
■親が言うよりも効果があるような気もする
私の場合は、過度にWakatte.TVを拒絶するのではく、現実を教えるために、子どもが見るのも拒否していません。
子どもはまだ、内容の大学名や偏差値ランクは全くわからないようですが、武田塾でまじめに話している高田先生が、Wakatte.TVで弾けている様子が面白いみたいです。
小学生からすると、YouTubeを観るきっかけなんてそんなものなのかもしれません。
ただ、興味をもって観てもらうことで、世の中には大学がたくさんあること、偏差値でランクされているという事実、そして、社会に出ると高田ふーみん氏のような考えを持った人が大勢いることを知ってもらいたいのです。
また、学歴が大事であることを第三者から学ぶということは、親が言うよりも効果があると思います。
それによって、一生懸命勉強して、一つでも偏差値ランクの高い大学に進学しようという意気込みが生まれれば、このYouTubeはすごい教育効果なのではないかと感じるのです。
■テストでしか見ない偏差値を全面的に取り上げ
娘の第一の感想は「この人、えらい見た目で判断するよなぁ」でした。
また、塾のテストなどにより、偏差値の感覚も最近は知っているので、偏差値が60や65、さらには70などと出ると、「凄いなぁ」と言っています。
テストの際にしか見ない偏差値を、このような形で取り上げられているのは、子どもにとっては新鮮なのかもしれません。
大人の私からみても、このような取り上げ方は斬新だと思っているくらいですから。
世の中は奇麗事では片づけられない事実があります。
学生の時に勉強をしなくて、社会人になってから後悔している人間も多いです。
私もその一人ではありますが、親として子どもに何かを掴んでもらえるのなら、それが少々過激なYouTubeであっても良いのではないでしょうか。