中学2年の娘は帰宅部です。
別に部活がどうのこうのという訳ではないですが、今の家庭内教育スタイルでは部活動に入る意義が無いので入っていないです。
けれども、娘は運動神経には自信があるのか、体育やスポーツテストはいつも真剣です。
私の見立てでは、ボールを使う球技は得意そうには見えないですが、走りなどの陸上競技は好きみたいです。
あとは、かなりの負けず嫌いで、まあ、これは別にメリットではあるのですが、運動でも負けず嫌いなのは付き合う私は疲れます。
2学期のこの時期、体育会があるので、負けず嫌いの娘はいろいろと注文を付けてきます。
そんなことよりも勉強してほしいのが私の希望なのですが。
■先入観で見てほしくない
体育会は、春に行われたスポーツテストの50mタイムで、徒競走の組分けや、リレー選手の選別がされるようです。
娘は走りには自信があるようですし、負けず嫌いなので、タイムはきちんと出してきます。
それに加えて、クラス内でもタイムが一番良いらしく、徒競走の組は最終組みたいですし、リレー選手にも選ばれたそうです。
帰宅部だから、そこまで頑張らなくても良いと思っているのですが、親の私として言いたいのは、体育の教科担当はしっかりと見てほしい。
帰宅部で、テストの成績が良いからといって、運動ができないと先入観で見るのはやめてもらいたい。
体育会でリレー選手にまで選ばれるのだから、運動神経は良いとして見てほしいものです。
体育の先生って、他の教科よりも強く色眼鏡で見ている感じがします。
偏見で評価しているので、評価の基準があいまいです。
最近は、体育でも、ペーパーテストや協調性も重視されるので、運動神経が良い人でも評定5を与えられないという辛さがあるようで、それは、テストは点数が取れないけれど、運動だけは出来るという人に対して説明が大変みたいです。
他人は他人、どうでも良いですが、自分の子もきちんと評価してあげてほしいものです。
本人としては、運動神経が悪いと思っていないし、ペーパーテストでも学年トップの成績を取っているので、なぜ評定5にならないのかと、かなり憤っています。
体育会でそれなりの活躍はしているみたいなので、年末の三者懇談ではビシッと言ってみましょうかね。
■負けず嫌いは最下位になりたくない
負けず嫌いの娘は、徒競走で最終組になったことで、最下位になりたくないと言い続けています。
自分自身、走りは速いものの、やはり帰宅部なので、同じ組の部活勢には負けそうだという話のようです。
親の私からしたら、最終組に入れただけで十分だと思っているので、別に最下位でも良いのではと思っているのですが、負けず嫌いの娘からすると、最下位は恥ずかしすぎるということらしいです。
最下位だけはどうしても回避したいということで、本番までたった1週間ちょっとしかないのですが、毎日夜に走るのを付き合わされることになりました。
走るといっても、ちょっと体力をつけるためのランニングと、ダッシュを数本するだけですが、それでも私にとっては体的に辛いです。
加えて、勉強を置き去りに体育会の準備をするわけではないですから、いつものルーティンの勉強が終わってから、風呂に入る前のちょっとした時間で練習をするわけです。
たった1週間程度とはいえ、結構付き合うのは大変でした。
■自分で自分を追い込まないように
負けず嫌い、メリットもありますが、デメリットもあると思っています。
人間は競争社会で生きているので、負け犬になるよりも、負けず嫌いで生きていく方が成功する可能性が高いと感じています。
一方で、上には上がいるというもので、運動神経もそうですし、学力においても、センスが良い人、才能がある人は必ずいるので、努力だけではどうしようもない部分があります。
したがって、負けることに慣れる必要はないですが、負けることを納得することも必要かなと思うのです。
良く言われるのが、地元の小中時代は成績優秀で神童扱いだったけれど、高校や大学にいくと、自分と同等それ以上の学力の持ち主と遭遇して、一気に自分がダメ人間に思えてしまい、堕落していくというものです。
実際に何人もそのような体験をして、自分を追い込んでしまう人がいるみたいです。
ちょっと横にそれて、別の集団内にいれば、かなり優秀な人だと思うのですが。
そのように、自分の置かれている立場というのは、あくまでもその時のものであり、それが永遠に続くわけでもないですし、少し見方を変えると、違う評価になることも多くあります。
自分で自分を追い込まないようにしなければなりません。
負けず嫌いも良いですが、負けることにも納得してほしいと感じます。
もちろん、やるなら一番を狙って欲しいですし、それに相当する努力もして欲しいです。
けれども、負けた時には上には上がいるんだと納得出来る人、そして、この悔しさを次の機会のバネに出来る人が成功者になりそうな気がします。
親としても、そのような教育をしていきたいものです。