なんでも道しるべ

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【受験生とスマホ】便利なものにはデメリットが!とはいえスマホを持たない選択肢は無い!

スマホやタブレットをはじめとする電子機器との付き合い方は、学生とくに受験生にとっては重要です。

勉強の妨げになるから、友達との揉め事の原因になる、いじめの加害や被害になるかもしれないという理由で与えないという親も多いですが、私個人的な考えとしては、現代に合わせたものを与えて、自分で判断して付き合ってもらうという方針にしています。

何かの原因の種になるかもしれない、元凶になるかもしれないものをなぜ与えるのかというのは、やはり人類の知恵の結晶は持っておくべきだと思っているからです。

自分が子どもの時はスマホなんて無かった、持ってなくても学生は務まる、そんな昭和的な考えをしていたら、効率のよい教育はできません。

単純な話ですが、技術が進歩しているから、これまでだったら何日もかかっていたものが数時間で終わったり、会わなくても会話が成立するようなWebシステムが出来たりしているのです。

大阪から東京まで、何日も、何カ月も、日と時間をかければ歩いて東京に行くことはできるけれど、そんなことをする人は今の現代ではほぼ皆無で、みんな新幹線を利用して2時間強で向かいます。

それが時代の進化なので、勉学も進化に合わせた勉強法をするべきだと思うのです。

当然、それに伴う副作用はあります。

その副作用と付き合うことも教育の一つであり、それをコントロールするようになれるのも成長なので、私はスマホもタブレットも電子辞書も全て与えています。

スマホやタブレットの端末は古いものも含めて、4台与えています。

1台だと不便でも、複数台持っている人やれることが増えます。

スマホとタブレットでは画面の大きさが異なるので、どっちにもメリットとデメリットがあります。

これらの使い勝手を知ることも教育の一つです。

新しい技術を使いこなしてこそ、質の良い勉強ができるってものではないかと思います。

■スマホで調べる?辞書で引く?

少し前のエピソードになりますが、語学研修の旅行の説明会の時に、辞書の話になりました。

ある家庭の親が、「我が家では辞書を引かせているのですが、この旅行でも辞書を持たせても良いですか?」という質問をしました。

先生の回答は、「家庭の方針なのでダメとは言いませんが、辞書は重いので、できれば電子辞書の方が便利ですね。けれども電子機器なので壊れることもありますし、この辺りのリスクもご家庭で判断して下さい」というものです。

まあ、そう答えるしかないですわな。

今の時代に紙の辞書かよ!って突っ込みたくなりましたが、その時は辞書引き勉強法っていうのが流行っていたので、それを実践していたのかもしれません。

辞書引き勉強法って、引いたところに付箋を貼って、目で見てたくさん引いたということを認識してモチベーションアップを図るのと同時に、辞書は周辺情報も目にするので前後の言葉も勉強になるという視点で流行っていました。

けれども、今となっては辞書引きをしている人は少ないと思います。

明らかにスピードが違いますし、スマホだと辞書以上の情報が得られるので、スマホがベストだという考えになります。

■受験生とスマホ

受験生のスマホとの付き合い方は非常に重要です。

スマホは便利に使うことができますが、逆にスマホによる悪影響も数多くあります。

その代表例が、SNSなどによる友達の繋がりが頻繁にあるので、勉強に集中できないということです。

中学生の段階であれば親の選択でスマホを持つ・持たないは決めることができますが、今の時代、高校生なるとほぼ全ての人がスマホを持っているので、持たないという選択肢はでき難いです。

そうなると、いかに集中するためにSNSを断ち切るかというのが重要になります。

これは一番難しいことなのかもしれません。

以前、ある受験生が、手の甲に油性マジックで「スマホを触ると落ちるぞ!」って大きく書いているのを見たことがあります。

これくらいしないと、スマホを触る欲求から抑えられないのだと思います。

いかに時間をきちんと決めてスマホを触るのか、その点が何よりも大切なことなのかもしれませんね。

■デメリットを避けずに上手に付き合う

便利なものには、必ずデメリットがあります。

そのデメリットは人によって大きなものであるかもしれませんし、小さいものかもしれませんし、もしかすると全くデメリットにならない可能性もあります。

おそらく、スマホなどの情報通信機器は、受験生にとってはメリットよりもデメリットの方が大きいと感じます。

けれども、持たないという選択肢ではなく、上手く付き合っていくという姿勢が大切なのだと思います。

以前、勉強は質と量の議論がされていましたが、今は、いかに集中して長時間取り組むことができるかという質と量のハイブリッド的な部分が注目されていると思います。

これはスマホのような機器が無かった時代には少なかった話題だと思います。

親としては、スマホを与えないのではなく、スマホやSNSとの上手な使い方を子どもと相談していきたいものですね。