なんでも道しるべ

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【プロ野球監督から学ぶ】子どもの学力向上のためのサポートに関する2つのポイント

プロ野球で弱小球団が優勝できるようになったのは、綿密なデータ野球の浸透と、選手をやる気を出させるリーダーシップがあったと言われます。

ちょうど、2つの球団で同じ監督が、同じ順番で担当されたことがあり、その流れはチームによっては良かったと言われています。

野球の場合、監督が変わると方針が変わると言われますが、数年に渡る監督の方針が実を結んでいることが多いです。

データとやる気、この2つがかみ合うことで、弱小だったチームが優勝するのですから、これはある意味偶然ではなく、必然なのかもしれません。

ということで、これらのことは、子育て教育にも利用できると思いますし、実際にきちんとしている家庭が結果を出しているのではないでしょうか。

子育ての場合は、野球の監督と違って数年というわけにはいかず、18年など何十年にも渡ります。

また、監督の場合は、何か一つの方針で突っ走ることができますが、親の場合は、ある時は叱ったり、ある時は寄り添ったりすることも必要になります。

また子どもの年齢と共に、その年齢に合わせた教育が必要となるので、その部分でも難易度が高いのかもしれません。

そして、何よりも、子どもの人生に関わります。

親としては、精いっぱい対応することで、子どもの将来をできるだけ開けるようにしてあげたいですね。

■受験情報を取る仕事

野球監督の情報って、子育てや勉強と意外と無関係ではないと思えます。

データとやる気、この2つを考えてみると、非常に関係は深いと感じます。

まず、データに関してですが、勉強ってかなりデータがものを言います。

データというより、情報と言った方がピンとくるかもしれませんが、情報を持っている人が圧倒的に有利です。

その情報を得るために塾に通っている人が多いのだと思いますし、勉強する空間も大事ですが、情報を与えてくれるということがさらに重要です。

現代ではネットやYouTubeなどで情報を得ることもできますが、例えば高校受験などの地域に根付いた情報は地域の塾が一番たくさん持っています。

これらの情報のために通塾している部分も過言ではないと思います。

情報を持っている塾が、合格実績を上げるために、そのための対策をしているので、しっかりと通いさえすれば、成績は自ずと上がってくると思いますし、合格可能性も上がってくると思われます。

あとは、本人が実際に勉強するかどうかということだけですね。

■子どもをやる気にさせる方法

もう一つのやる気に関してですが、こちらの方が親の役割は大きいかもしれません。

もちろん、学校や塾の先生もやる気を促す言葉を発してくれますが、先生と過ごす時間は短いものです。

1日のうちで長い時間を過ごすのはやはり家であり、親との時間は長いので、親の言動や態度は子どもにとっては大きな影響を与えると考えます。

私が最も大事にしていることは、勉強する意義を伝えるということです。

勉強することを単に促してもダメで、子どもは中高生ともなると、勉強しなければならないことは分かっています。

もちろん、テストで良い点が取りたいことや、先生や友達に良い顔をしたことも含まれます。

しかしながら、子どもの弱点としては、長期的な視線がないことがあります。

直近の見えている課題や目標はターゲットにしやすいのですが、入試などの長期的な戦略は弱いです。

また、なぜ、勉強が必要なのか、人生における勉強や進路の重要性などを丁寧に教えることができるのは親なのです。

■一朝一夕に学力は付かないからこそ

私が一番問題だと思っているのが、塾に通わせたりして納得してしまっている親が多いことです。

塾はあくまで学校の補足的な勉強の場であり、通っているだけで学力は上がりません。

結局、自学自習でしっかりとアウトプットを繰り返している人が成績は上がるのですが、それを勘違いしている親が多く、成績優秀者が通っている塾と同じところに通えば成績があがると思っている人が多いのではないでしょうか。

塾に通っても2回勉強しているだけで、それだけの学力しか向上しません。

優秀な層に入るためには、勉強量が必ず必要ですし、そのためには家での過ごし方で全てが決まります。

親の役割が大きいので、親のサポートの仕方が重要となるのです。

受験情報や勉強方法、子どもにやる気を出させる方法など、親がやるべきことは多いです。

野球の監督と、子どもの勉強を応援する親の立場って、意外と似ている部分が多いと感じました。

子どもの学力も野球と同じで一朝一夕で見に付くものではありませんから、地道な努力が必要です。

もちろん、子ども自身が努力すべきことも多いですが、親も一緒に暮らしていて、子どもの将来に希望を持っているのなら、やるべき仕事は多いのではないかと思います。