なんでも道しるべ

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【冬期講習は必要ない?】塾のターゲット層を把握しないと、ミスリードされる危険性がある話

塾の特性と言いますか、塾のコンセプトを客観的に見極めないと、我が子に合っているかどうかは分からないものです。

塾講師というのは、何かと言い切ることが多く、それを真に受けると、ミスリードを受ける可能性があります。

親としては、子どもの位置関係を客観的に把握して、その塾のやり方と合っているかどうかを考えなければなりません。

何も考えずに、そのまま鵜呑みにしてしまうと、成績が思ったように伸びないどころか、志望校の合格から遠ざかる可能性があると感じるのです。

■受験情報は全国レベルで取るべき

私は結構、YouTubeやネットなどで情報を取るようにしています。

なぜこのような方法を取っているかというと、地元や学校の先生だけの情報だと、偏りがあると感じるからです。

入試というのを最終的に大学入試までを考えると、最後の最後は全国大会になります。

学校や地域で成績が良かったとしても、全国レベルで考えた時に、そのレベルが低い場合は、全く歯が立ちません。

したがって、勉強方法や勉強に関する意識が、まずは全国レベルであるということが大切です。

その情報を取るのは、YouTubeなどが最も都合が良いと思っています。

実際、首都圏や都市部の学生の学力は、地方の学生に比べると高めであるケースが多いです。

その理由は、競争性が高いのと同時に、学歴に関する意識が高いのと、親が教育熱心であること、そして、中高や大学の選択肢が多いということです。

それの真逆になるような地方の場合は、やはり学力面で劣る可能性が高いです。

最も差が付きやすいのは、意識の問題。

周りの生徒や保護者の雰囲気は、その子の学力に大きな影響を与えると言えます。

したがって、都市部では中学受験が盛んになりますし、高校で進学校に行く意味があるのも、そのような勉強に対する雰囲気が良いからです。

■塾にも塾なりのコンセプトがある

YouTubeなどでチャンネルを持っている塾などは、勉強に関する一般的な情報と同時に、自分達の塾の宣伝をします。

まあ、宣伝をしなければ、YouTubeで発信している意味がありませんから、宣伝するのが当然です。

しかしながら、その際に、自分達の塾の立ち位置やコンセプトを話していると思いますが、それがどのくらいの学力向けであるかはあまり明確に話してくれません。

それはなぜか。

理由は簡単で、それを言うと、問い合わせしてくれる人数が減ってしまうからです。

塾としては、もちろん合格実績なども重要ですが、塾を運営していくための資金も必要です。

したがって、自分の塾がターゲットにしている学生から少し離れた学力であっても、それは塾をやっていくために必要となるのです。

それを見極めるのは、聞き手である我々の責任です。

塾の狙う層ときちんと合致したところに行かなければ、自分の目指すものと違っているので、成績の伸びが悪くて当然です。

ただ単に成績向上が遅いだけなら良いのですが、それによって受験で不合格になるなら、それは本当に最悪な結果となります。

それだけは避けなくてはいけませんから、その塾のターゲット層はきちんと見極めなくてはいけません。

■トップを目指すには基礎基本の徹底だけでは不十分

実際に、高校受験向けチャンネルをやっている塾で、こんな動画が流れていました。

冬期講習は基本的に行く必要がなく、授業を受けても成績は伸びないから、冬休みは自分の学力を見極めて、基礎基本を徹底するような演習をした方が良いという言い方です。

これって、確かに、学校での成績が標準以下である人へのアドバイスなら正しいのかもしれませんが、学校の成績が上位層である人なら、このアドバイスどおりにやっていると、成績の伸びは悪くなります。

伸びが悪いならまだしも、この方法だと進学校や公立トップ校への進学は難しくなるでしょう。

なぜそのように考えているのかと言うと、もちろん基礎基本の徹底は重要ですが、そればかりやっても上位層からトップ層へ上がることはできないからです。

例え、基礎基本が抜けていても、それが微小なものであるなら、応用問題や難問にチャレンジしていかないと真の実力向上につながらないからです。

もちろん、基礎基本が半分くらい抜けている人は、そのような応用問題に取り組んでも、土台が緩いので逆に危ないことになります。

そのような基礎基本がまだ危うい人は、もちろん基礎基本の演習に取り組むべきですが、誰しもが冬期講習が不要で、基礎基本の徹底をすれば良いという訳ではありません。

したがって、今の我が子の立ち位置をきちんと把握しておかないと、そのような営業トークに惑わされることがあるのです。

情報は大事ですが、情報の精査は必要です。

たくさんの情報のなかから、自分に合ったもの、子どもに合うものを選択して、実行することが何よりも大切になります。

人に意見に惑わされる人は要注意です。

もちろん、私が書いているこのブログの記事も同じですけどね。(笑)