前回の記事の続きです。
英検準1級は学生にとっては一つの目標になりつつあります。
親世代だと準1級というのは目標というよりは、そもそも受験の選択肢に入っていない人が大半だったと思います。
というのも、英語の先生だって準1級を持っている人がそれほど多くないと聞きます。
大学生であれば2級で十分というのか感覚だったのですが、今の学生は2級だと物足りないです。
準1級に合格してこそ、英語が得意と言えるレベルであり、また高校受験や大学受験の英検利用でも準1級で満点扱いが多いので、そのようになっています。
けれども、噂としては、来年度入学の大学入試から準1級でも満点扱いにならないのではないかと言われており、受験業界ではCSEスコアが何点であれば満点扱いになるのかという情報が錯そうしていると思われます。
徐々に情報は集まってくると思いますが、今の時代の英語事情は一昔前とは全く違います。
とはいっても、英検レベル自体が易化したわけではなく、むしろライティングが入ったことで難化しています。
一方でS-CBT試験導入により、受験機会が増えたことは受験生からは歓迎すべきこと。
明らかに受験生の英語レベルが上がっているのは間違いないので、準1級のレベルを知って、挑みたいところです。
我が家事情としては、私自身は全く英語ができないのですが、娘は英語が得意で準1級に挑戦しています。
レベル感が分からないので、少し準1級のレベルを知ろうと思いまして。
今日の記事は前回の続きですが。ライティング、リスニング、スピーキングの2級と準1級の違いをまとめます。
参考にしたのは、コバショー先生のYouTubeであるCASTDICE.TVの動画です。
■質問の意味が分かりにくいんです
まずライティングの違いですが、下記のように紹介されていました。
【2級】文章をあまち書いてこなかった人でも最低限の英語力を身につければ書ける。
【準1級】英語力+文書の書き方の基礎+社会問題に関しての最低限の常識
2級が楽みたいな分析ですが、そんな簡単だとは思えないですけどね。
けれども、2級までで言えることは、英検用の型があるので、それだけで字数が稼げてしまうということです。
なんで、2級までの文字数80~100語であれば、それほど書く内容がないとも言えるかもしれません。
高得点は難しくても、及第点は十分に取れると思います。
一方で、準1級は確かに難しい。
文字数も120~150語と多いのですが、そもそも問題文が難しいです。
娘は中学生ですが、中学生の背景知識だといくら単語が読めても理解できない内容です。
もちろん、リーディングの時と同様に単語そのものが難しいので、推測で読まないといけない部分もあります。
その辺りで、問題自体にラッキー・アンラッキーがあるかもしれませんね。
型だけだと文字数が稼げないので、しっかりと書かないと駄目ですし、書くことによっていろいろと突っ込みポイントも出るみたいです。
まあ、ライティングの一番の難しさは、意外とみんなの点数が高いことです。
4点満点×4要素ですが、16点満点で13~14点の人が多いと思いますから、単語や文法をきちんと勉強していない場合、相対的にスコアが下がると思います。
■マジで鬼門のパート2
続いて、リスニングです。
【2級】少し長めだがそこまで難しくない。間違っている選択肢は露骨にわかる。
【準1級】講義問題は鬼門。1題が長い。2級の倍の量がある。
準1級の長さは本当に大変みたいですね。
娘も聞き取るのに苦労しているみたいです。
それに選択肢も直接的に聞いているわけではないので、思考が一つ挟まるため、難しいと思います。
講義問題という言い方をしていますが、これがパート2です。
英語を耳から学習してきた人はリスニングで点を稼ぎたいのですが、それができないのがパート2です。
いくら練習を繰り返してもパート2の点数は上がり難いので、準1級の合格スコアに届きにくいのはこれも原因だと思っています。
パート2で高得点が取れるかどうかが合否を分けると言っても過言ではないしれません。
もちろん、リーディングで点数を稼げる人はそれでも良いのですが。
■一次試験が合格してなかったら調整されていると思う
最後にスピーキングです。
【2級】音読や態度などスピーキング以外でも得点できる箇所がある。
【準1級】自分の意見を述べる量が増えるため、語彙力と瞬発力が必要。
スピーキングのQ&Aは2級と準1級では難易度がかなり違います。
質問自体が何言っているか分からないということも多いみたいですし、答えたとしても点数があまりもらえない。
スピーキングに関しては2級までは練習すれば十分に合格点はもらえますが、準1級はなかなか合格させてもらえないと思います。
とは言っても、最近はS-CBTしか受験していないので、一次試験の合否に関係なく、二次試験を受けています。
私の感覚では、一次試験に不合格の場合は二次試験も点がもらえないというか、調整されているような気がします。
最後はアティチュードで調整できるのですが、1~3点で毎回バラバラです。
娘はそんなに違っていないと言っているので、まあ、おそらく、アティチュードで最終不合格調整されているなと感じています。
一次試験の合格スコアに達せば、おそらく、二次試験はいけると思っています。
この動画を観ての感想は、準1級ってほんと難しんだなと感じたことです。
中2の娘は毎回挑戦していますが、これは合格がなかなかできなくても仕方ないなと思いました。
でも諦めては結果が取れないので、合格できるまで挑戦あるのみです。