なんでも道しるべ

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【1週間の値動きに驚く】レバレッジ商品の威力を甘く見てはいけない話

信じるか、信じないか、は人それぞれであり、解釈は勝手なので何とも言えないが、マーケットはかなり狂気な状態にあると思えます。

先日の記事で、手元に現金を残すための運用手法として、債券にレバレッジをかけたバランスファンドの紹介をしました。

具体的に紹介した商品は下記の2つです。

  • グローバル3倍3分法ファンド
  • 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド

これらの商品は、株式と債券(およびリート)に投資しますが、債券の比率が高いうえに、債券にはレバレッジをかけています。

投資金額の約3~3.6倍の運用金額となるのが魅力なうえに、リスク(変動)が大きい株式投資分は現物で投資しているので、無駄にリスクが増幅しないのも大きな特徴です。

年末年始の休場明けから、これらの商品を買うことにしました。

■原資200万円で660万円分の運用

年初めに注文を入れたので、投信の場合は、翌日に約定しますから、実際は1/5に購入したことになります。

NISA枠も上手に使いたいと思ったので、2021年のNISA枠である120万円分も最大分使用しました。

2つの商品を各々100万円分ずつ購入しようと考えていましたので、今回は、NISA枠60万円分+一般買付40万円分としました。

したがって、2商品なので、200万円分投資しました。

これまで、一部の株式銘柄やiDeCoなどは保有していましたが、大半を現金としていましたので、一気にそのなかで200万円分を投資したことになります。

ただ、レバレッジ商品なので、実際は200万円投資ですが、運用額はレバレッジがかかっています。

グローバル3倍3分法ファンドは3倍なので300万円分、楽天・米国レバレッジバランス・ファンドは3.6倍なので360万円分の運用額になり、合計660万円分を運用していることになります。

よって、値動きも660万円分の動きを覚悟しなければなりません。

投資をしたことない素人であればビビるのですが、投資に慣れている人であれば、それほど驚く金額ではありません。

逆に、手元に現金が残っているので、原資が200万円で660万円分の運用がされていることが嬉しいですし、また、株式100%ではなく、債券比率が高いバランス型ですので、穏やかに観察できるものです。

■1週間の値動きが大きすぎて驚き

それなりに値動きがあると思っていたものの、結局は債券比率が高い商品なので、それほど期待はしていなかったのですが、たった1週間の運用で、非常に驚きました。

株式市場が、米国で過去最高値や、日本でバブル以来最高値といったような報道があることもあり、私が購入した商品の基準価額も上昇が大きいです。

株式と債券のバランス型なので、どちらがどの程度の寄与率であったのかは定かではありませんが、株式市場の上昇はかなり効いていると思います。

  • グローバル3倍3分法ファンド +1.05%
  • 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド +1.88%

たった1週間で1%以上の上昇です。金額にして17,000円程の利益が出ています。

正直少し驚きました。債券比率が高いのでのんびり持っていたら良いかと思っていたのですが、最高値ニュースが出ているので、一応見てみたのですが、1週間でこの利益は少し驚きです。

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投資の心得は、購入した後は、何も関心しないで、基本はほったらかしが良いとされています。

その心得には反したチェックになるのですが、あまりにも値動きが大きくて本当に驚きました。

市場の上昇に驚くべきなのか、レバレッジ商品の値動きに驚くべきなのか、分かりませんが。

■年明けは楽観ニュースが多く…

年明けから市場が好調なので、比較的楽観的なニュースが流れています。

このまま順風に行くわけが無く、必ずどこかで大きな調整が待っていると思っています。

私自身、実体経済と大きな乖離がある市場の状況にはかなりの疑心暗鬼があり、金融緩和による金余りがマーケットに膨大なマネーが注ぎ込まれていると思っています。

現実、リーマンショック後からの金融緩和による株式市場の上昇は確実ですし、実体経済の勝ち組会社の物色も含めながら市場は成り立ってきました。

けれども、コロナ禍の真っ最中のマーケットは異常だと思えてなりません。

異常であるのは間違いないけれど、この異常さは現実なので、これがマーケットの事実であると認識しないといけないのだと思います。

いくら実体経済と乖離している状況であったとしても、マーケットはマーケットの理屈で動いているのだと自分自身が認識しなければならないのだと思っています。

■異次元の世界であるマーケット

現実社会において、給与が上がらない、仕事が無い、消費者は冷え込んでいる、購買意欲が低下していると感じていたとしても、それがマーケットに反映されていなくても、納得しなければなりません。

自分の肌感覚と合っていることが正義ではなく、合っていないことが事実なのであれば、それが現実なのだと受け止めなくてはいけないわけです。

そのなかで自分は何ができるかを考えなくてはいけません。

実体経済と異次元の世界で売買されている株式や債券市場で得られたお金は、現実世界で普通に使えます。

その世界が自分の感覚と合っていないからといって、横目に見て羨ましがるのではなく、自分から飛び込まなくてはいけません。

異次元な世界なので、実体経済と関係なく暴落する可能性だってあります。

それが異次元の世界なので、それを受け止めましょう。

信じてお金を投与できるかは、個々の判断に他なりません。