なんでも道しるべ

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【それって投機だよね?】投資はいかにして買うか、いかにして売らないか

投資はいかにして買っていくか、いかにして売らないか、の勝負だと思っています。

最近、投資で資産形成をしようとしている人が増えていると思っていましたが、投機的な方法で資産拡大を狙っている人も結構な数がいるのだなと思ってきました。

おそらく、売買を繰り返している人は、自分は投機をやってない、投資をしている、と思い込んでいるのかなと感じます。

けれども、いくらデイトレーダーのような超短期で売買をしてなかったとしても、スイングトレードをしている時点で、投資というよりは投機に近いと思います。

もちろん、私も少しお遊びで持っている商品もありますから、全く売買をしていなのか、と言われるとそれはノーだと言えますが、売買をしているのは資産の5%もいっていないと思いますし、売買をしている理由がチャートを見る練習のためでもあります。

私が気になるのは、資産のほとんどを限られた銘柄に突っ込んで、その中で売買を繰り返しているということです。

私も数年前まではそのような取引をやっていた経験があります。

けれども、そのようなスイングトレードって、上手くいかないんですよね。

タイミングよく売買ができると思い込み、実際に何度かは上手く買ったり、上手く売り抜けたりもしていると思いますが、おそらく、それが幻想です。

なぜなら、投資好きの人って基本的に株ポジションを取りたいというか、現金ポジションだとソワソワしてしまうからです。

機会損失が怖いので、ちょっと下がったらすぐにインしようとしていまいます。

そうすると、結局はスイングトレードしているのではなく、超短期のホールド中心の売買になるだけです。

さらに、売買を繰り返していると、ポートフォリオを確認した時に利益が少ないので、寂しい気持ちになりますし、また売却が癖になるので、手放すことに躊躇が無くなってきます。

そして、稲妻の輝く瞬間を逃すってことになるんですよね。

■全ツッパはとっても危険

投資の基本は、分散投資をすること、そして、できるだけ相場に居合わせることです。

一つの銘柄に全ツッパするのは最も危険な行為です。

なので、いくらその銘柄が大好きでも資産の10%程度に抑えることが大切だということです。

好きなものってたくさん欲しくなりますし、仮にその銘柄が予想どおり大きく儲けた時には、やっぱり全力投資をしておけば良かったと思うのですが、逆になったらどうでしょうか?

例えば、今の相場であれば、テスラ株がそれに該当するかもしれません。

周りのビックテック銘柄は上がっているのにも関わらず、テスラ株はかなりのマイナスを食らっています。

この場合、テスラ株を全力で保有していたら、気持ちは穏やかではありませんし、もしかすると損切りをしようと思うようになるかもしれません。

株式投資で一番やってはいけないことは、相場から撤退して、二度と入れなくなるということです。

暴落を受けて、そのまま保有する気持ちが切れてしまうと、もしかしたら株式投資すら嫌いになってしまうかもしれません。

資産形成においてそれが最もやってはいけない行為で、株式投資が投機ではなく投資であるのなら、途中で止めることのない条件にする必要があります。

大きく勝つことよりも大きく負けないことを考えるのが大切だということです。

■全力投資は余裕がない

いかに売らないかの話をしましたが、いかに買っていくかという点を考えると、全力投資というのも考えものだと思います。

資産の99%を投資に回していると、いかに買っていくかというのが出来なくなります。

現金のバッファーが無いと、買いたい時には何かを売らなければ種銭がありません。

そうなると、先ほどのスイングトレードに近いことをしなければなりませんから、とても効率の悪い投資法をやってることになりかねません。

そのために必要なことは、現金をある程度持って、待ち構えておくということです。

投資で儲かると、やりがちなのが、現金を全額突っ込んだ方が良いのではないか?と魔が差すことです。

機会損失というか、持たざるリスクというか、気分が高揚感で満たされている時は、さらに買いたくなるのが人間というものです。

この買いたい気持ちをいかに抑えるのかも大切な投資スキルです。

買いたくない、売りたくなるような、下降トレンドの時に買いに迎えるかもスキルの一つですね。

なんだか、個人投資家のコメントを見ていると、「あの時、売ったら正解だったのか・・・」的な発言をしている人が多いので、これはちょっと間違っているんじゃないかと感じました。

未来が分かるなら売れるんですけどね、未来が分からないから、持ち続けるわけです。

バイアンドホールドと一言で言っても、人によって解釈も行動も異なるという良い例なのかもしれませんね。