小学6年の娘が、先週末に塾の実力テストを受けてきました。
思うように出来なかったのでショックを受けているようですが、これをバネに頑張ってほしいものです。
仕方ないものですが、小学校というのは、出来るだけ落ちこぼれを作らないような教育であり、楽しく勉強することを目標としているので、学校で行われるテストはそれほど難しくないです。
小学校のカラーテストは、小学5・6年生レベルであっても、普通にテスト勉強をして挑めば、ミスをしなければ、半分程度は100点を取れます。
どうしても頭に入っていない問題があったりすると、1~2問程度は間違えることがありますが、それでも80点以上はとれてきます。
1問10点といったように、点数が大きいので、すぐに90点、80点と点数が下がってしまうのが難ですが、逆にいうと、時間はたっぷりあるので焦って受けるテストでもありません。
このようなテストだと実力が付きにくいので、どうなのかなぁと親の私としては思ってしまいます。
■学校のテストでは実力が計りずらい
学校で楽しく勉強することに反論はないので、それはそれでやってもらえれば良いのですが、テストにまで反映されてしまうと、これからの受験に向かってはあまり良い効果は生まないと思います。
小学校のテストで、まあまあテスト勉強しただけで90点や100点が簡単に取れてしまうと、勉強やテストというものを甘くみてしまいます。
テストにも強弱をつけてほしいものですが、小学校の単元終了時に行うカラーテストは、あまりにも簡単すぎます。
さらに、単元を学んだ直後にテストをしますから、覚えていて当たり前。
テストの点数が下がる要素が無いのです。
それゆえに、常に90点以上や100点を取れるようになると、テストってこんなに簡単なんだと勘違いしてしまうような気がします。
■塾主催の実力テストで自分の位置を知る
「学校のテストが全てでは無い」ということを分かってもらおうと思い、塾主催の実力テストを受けてもらいました。
塾のテストは平均点を60点前後になるような難易度になっていますから、まあ、90点以上なんて点数はそう簡単には取れません。
一生懸命準備をしても、解けない問題が数多くあることも重要です。
そして、塾だと偏差値もしっかりと出してくれますから、自分の立ち位置も明確になります。
何よりも、テストをいうのはどれほど甘くなく、勉強範囲にしても、出題難易度にしても、かなり様々な問題に当たらないと成績が伸びないというのを分かってもらう必要があると思っています。
今回の塾での実力テストは非常に良い経験になったと思っています。
■テストの結果は
さて、子どもが自己採点をした結果ですと、算数が46点、国語は68点でした。
結果は出ていませんが、例年の傾向を見る限り、両方ともに偏差値が50を下回っていました。
だいたい、偏差値45位かなと思っています。
順位は予測の域を超えませんが、悪くて100人中70位くらいでないかと想像しています。
まあ、テストというのはこんなものです。
それを知っただけでも、今回は良かったと思うのが良いのだと考えています。
■娘はショックを受けていたけど
一応、テスト対策もしていったので、平均点の偏差値50を取れなかったのが、娘としてはショックだったようです。
これで、今後のテストを諦めてしまうのか、ここで頑張ろうと気合いを入れて勉強しようとするのか、これは娘の意気込み一つです。
まだまだ小学6年生なので、取り返しは十分に可能です。
塾の実力テストも、まだ今年度だけでも3回以上あります。
実力テストなので、範囲が明確ではないので、どこから手を付けた方が良いのかが分からないというのは正直なところです。
けれど、何を勉強したら良いか分からないからといって、何も勉強しないと、何も伸びません。
まずは、いろいろな問題に当たってみることが必要なのではと思います。
■これで夏休みに気合いを入れてもらえば
娘は、昨日の時点では、「夏休みの間に、頑張って勉強しよう」と意気込んでいました。
何から勉強していけば良いのかは難しいところですが、これを準備するのは親の私の責任です。
何を勉強すれば良いかの判断はしっかりとしてあげようと思います。
テストで良い成績を取ることが、おそらく娘本人が今後もやる気を出す要素だと感じています。
それには、今後受けることになる実力テストの範囲をしっかりと見定めて、その内容に準じた勉強を用意してあげることだと思うのです。
コロナ禍でようやく学校が再開されたと思いきや、まもなく夏休みに突入です。
休校の反動で夏休みが短いですが、これはこれで夏休みのダラダラ感を減らすには良いのではないかと感じています。
小学生ではありますが、もう1年もしないうちに中学生になります。
中学生になると、受験に向けて気合いを入れていかなくてはなりません。
小学生で完全燃焼してしまうのは問題ですが、中学生に向けての準備としては十分にやって損はないでしょう。