なんでも道しるべ

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【暴落時の思考】世界同時暴落でも現金を持っている強みを生かして仕込み時を探る

新型コロナの変異株ニュースにより、株式市場が大きく崩れています。

私が個人的に思っているのは、変異株出現と蔓延による経済影響だけが今回の下落要因ではなく、米国や欧州のテーパリングや利上げ観測も影響があるのではないかと感じています。

何より面白いのが、この下落混乱に紛れるように、FRBのパウエル議長がタカ派発言をしているという点です。

市場が絶好調の時には、水を差すような発言はできないのか、自重しているのか、真意は不明ですがあまり過激なことを言いません。

混乱中であれば問題ないと思っているのか、これまで言いづらかったことをバシバシ言っているような印象です。

まあ、どうせボラティリティが大きく、下落トレンドなので、膿は一気に出しておいた方が良いですよね。

■今週はまだまだイベントが多い

この記事は12月2日水曜日の日本時間の日中に書いていますが、米国では、先週の金曜日から下落が始まり、一旦反発したものの、火曜日には再度大きく下落しました。

金曜日はコロナ変異株(オミクロン株)のニュースがきっかけですが、火曜日はパウエル議長の発言がきっかけのように映ります。

二段落ちしたので、さらに、底値を探るようなことが起きるのか、ここから反発していくのかは、今後のコロナ禍ニュースと中央銀行の政策によるところがあるでしょうね。

どちらにしても、水曜日にはOPECプラス会合がありますし、金曜日のマーケットが開く前には米雇用統計などの発表が控えていますから、現時点ではあまり動けないでしょう。

投資は自己責任ではありますが、このボラティリティを使って稼ぐのか、落ちるナイフは掴みに行かないとするのか、その辺りは投資家の度胸と戦略だと思います。

■現金を持っている強み

私も長期投資ポジションと短期投資ポジションの両方を持っています。

とはいえ、両方とも買いのポジションなので、今の下落トレンドは総資産としては日々マイナスです。

でも、ここでポジション解消は考えていません。

短期投資の方であれば一旦売却もありかと思いますが、まあ、どこで反発するか分からないですし、できれば追加投資の頃合いを測っていたので、ポジションはそのまま置いておいて、反発の傾向が見られたら追加購入を考えたいと思っています。

こういう時にいきるのが、やはり現金の比率ですね。

私の場合、投資可能な全資産に対し、現状20%程度を現金で持っています。

この20%分は投資に入れたいなと思って、様子をうかがっていたので、今回の下落は絶好の買い場になるかもしれません。

当然、今のポジションは一時に比べてマイナスになってはいますが、長期投資としては買いたいです。

■仕込みはS&500か全世界株か

できれば、NISA枠を使いたいので、この調整が1月まで続いてくれると嬉しいのですが、そこまで長期化するのかは疑問です。

NISA枠にとらわれてタイミングを逃したくないので、テクニカル分析だけはきちんと見ておこうと思っています。

次の投資先としては、長期投資で買いたいので、やはりS&P500関連か、全世界株(除く日本株)ですね。

ETFも良いですが、売却のし難さからの抑止力からすると、インデックスファンドの方が都合は良いので、NISA枠で購入できるのなら投資信託で買うと思います。

12月中に買い場が現れた場合は、一旦はETFで仕込むと思います。

■テクニカル監視

テクニカル分析とししては、S&P500のMACDとRSIを監視しています。

MACDがクロスして上昇トレンドになることと、RSIが50以下から50以上に上抜けるタイミングです。

現状、RSIは40以下まで下がってきましたが、まだ30を切っていません。

売られ過ぎと言われる30未満まで行って欲しいです。

MACDはまだまだ下落トレンドであり、今は一番下落中です。

これがクロスして上昇トレンドになるには、まだまだ数日かかりそうな気配です。

もちろん、これ以上の下落は望みませんが、下がり切るまでは調整を続けてくれた方がMACDとしては良いのかもしれません。

まあ、これ以上に下落しても仕方ないですけどね。

■コロナショックの教訓をいかそう

このような世界的な株価調整の状況では、狼狽して売却してしまわないことが大切です。

私が常に思っているのが、「みんな損をしている」ということです。

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売却しない限り損は確定しませんが、ポジションの時価総額としては、一時に比べて損していることになります。

それは自分だけでなく、世界中の人が同じ状況です。

自分だけ損から逃れたいと思うばかり、売却して、結局はポジションが戻せなかった人が大勢います。

それは2020年の3月のコロナショックの時にも起きており、今でも、「この時のマイナスが大きい」と言っている人がいます。

マイナスが確定するのは売却してしまうからです。

実際、何もしなければ、夏ごろには元の株価に戻っていたのですから。

今回はまだそこまでの下落ではありません。

当然、時価総額が減っているので悲しい思いをするかもしれませんが、長期投資のポジションは何も触らない方が賢明だと歴史が物語っています。

何を信じるのかは人それぞれです。(投資は自己責任ですね)