なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

【大学入試共通テストがまた変化?】大学教授の批判コメントが凄くて心配になる話…

ちょっと目を疑ったニュースがありました。

大学入試共通テストが2021年に初めて実施されましたが、その内容について、大学教授や予備校講師らでつくる「入試改革を考える会」というものが会見を開き、各科目を相次いて批判したという内容です。

共通テストの出題方針を見直すように求め、センター試験のようにもっとシンプルに学力を問う出題に戻すべきという提言をされたということです。

なんでもいいですが、受験毎に受験生でテストをするのはやめてほしいものです。

何のためのプレテストだったのでしょう。

受験生にとっては人生に一度の入試です。(浪人すれば何度も受験できますが)

この大学入試に人生をかけて、何年も前から焦点を当てて準備をしている学生も大勢います。

これ以上悩まさないで上げてほしいです。

このような改革の提言が通るのであれば、そもそも入試時期も考えるべきです。

毎年、大雪の天候やインフルエンザの流行などで苦労する寒い1月に実施するのではなく、6月~7月に共通テストを実施してあげればよいのではないでしょうか。

コロナ禍でせっかく見直すチャンスだったのに、何もできない大人はもっと反省すべきです。

時期の話は置いておいて、そもそも内容って、大学も含めて関係者が合意の上で変更されたのではないのですね。

それを共通テストとして一次試験で利用するのであれば、最初から大学ももっと入るべきだったのではないでしょうか。

後からいろいろ言うと、結局、受験生が混乱するだけなのに、大人の事情でごちゃごちゃ言うのはやめてあげてほしいものです。

■また出題形式が変わるのか?

5教科ともに文句が出たらしいのですが、今回は英語を取り上げたいと思います。

やはり英語は外部試験の導入を見送ったということで、非常に影響の大きい教科でした。

共通テストの内容が公開されて、長文や照らし合わせの問題が増えたという某英語教師ユーチューバーのコメントがありましたが、これは大学入試関係者が合意のうえで改定されたわけでは無さそうなことに驚きです。

今回の提言により変更されると、また来年の共通テストも変わるのでしょうかね。

それとも、大学入試センターは頑としてそのまま貫くのでしょうか。

興味はありますが、逆にどうするのかを明言してほしいものです。

■共通テスト批判コメント

英語だけに特化してコメントを紹介すると下記のようだったそうです。

「言語を運用する時は、4技能が複雑に絡み合っていて、きれいに切り分けることはできない。出題者が4技能にこだわり、無理に分けて可視化しようとした結果、問題に見当違いの複雑さが生まれ、精度が落ちた」

アクセントの問題と整序問題が無くなったことは非常に大きなことでしたが、これも批判があったようです。

「どこにアクセントがあるのかチェックすることで身につくわけではないが、意味のないことではない。語句整序問題も、書く力の土台を見ることができる」

リスニングについても、状況が分かりにくいとか、ノンネイティブの会話が多かったといっていますが、これについても問題点が指摘されています。

「変に受験生の日常にすりよって『エセ日常』になっている」
「自分の内面をリスト化してチェックするなんて、現実にはあり得ない。すごく不自然だ」

ここまで言われると、英語のテストはボロボロですね。

精緻に作成されていると信じていましたが、大学教授などからここまで批判されると、何が正しくて、何が間違ったテストなのか分からなくなってきました。

■受験生は情報のアンテナを張るべき

先生という生き物は、自分の考え方に非常に自信をもっていますから、自分の英語教育に対して、問題が変であったら、このような批判が出てくるのだと思います。

とはいえ、私立であれば、自らの入試問題で解決できるのですから、共通利用なんてさせずに自力で選抜すれば良いのではと思います。

けれども、少子化や学生確保の問題や、優秀な学生にきてもらって偏差値を上げたいという学校事情からも入試で共通利用を無くすことなってできないでしょう。

だから、自分の信じている教育方針に大学入試センターが合わせてほしいという発言なのでしょう。

国公立は共通テストを受けなければなりませんから、国立大の先生が問題点をいうのは何となく筋が通っていると思います。

とはいえ、何度も言いますが、プレテストがあったのですからもっと早くいうべきです。

何に忖度してきたのか知りませんが、学生の質を考えるのであれば、自分の立場よりも、もっと発言を強めるべきだったのではないでしょうか。

それを反省してから、提言してほしいものです。

f:id:anyguidepost:20190714131046j:plain

現在の高校生や中学生にとっては、入試変革の過渡期なので、毎年傾向が変わるなどの影響を受けるかもしれません。

けれども、それは受験生が全て同じ条件です。

情報を取ることで有利に働くことは否定できませんので、どこらかに所属して情報を得ることをした方が良いでしょうね。

全てを独学で自学自習でやっていると、情報面で不利になりかねませんから。