なんでも道しるべ

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【SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド】米国では通称VIG!このファンドは面白い!

新NISAの開始まで2ヶ月に迫ってきて、資産形成や投資が大好きな層は盛り上がってきましたね。

販売会社各社も新NISAに向けて信託報酬の安い商品を打ち出してきています。

証券会社もポイント還元などのサービスを見直すなどでして、顧客獲得や顧客流出の争奪戦を繰り広げています。

受益者の我々としては、良い商品を良い証券会社でやるってことが重要で、新NISAは基本的に非課税期間が無期限なので、長期で持つ商品を買い付けることが大切です。

私も当ブログなどでおすすめの商品紹介、私自身が何を買うかなどを書いています。

これから新NISAに向けて、さらに魅力的な商品も出てくると思いますので、その辺りの最新商品も良いものであれば組み入れながら、2024年を待ちたいと思います。

とりあえず、現時点で考えているポートフォリオは、下記の4つの商品をベースに買い付けることを考えています。

その他にもお遊び程度の商品や銘柄も考えているのですが、ひとまず、何もなければこの4つの商品で行くと思います。

  1. eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
  2. ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
  3. iFreeNEXT FANG+インデックス
  4. SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド

この4つで、さらにS&P500を中心にポートフォリオを組むことになりますが、今日はこれらのなかで、4.SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンドを紹介してみようと思います。

■米国増配株って何だ?

まず、米国増配株式って何だ?って思う人が多いと思いますが、簡単にいうと、配当を増配している銘柄を選定しているということです。

それも10年以上増配を続けている企業を選定しています。

なので、高配当株とはちょっと違うところがポイントなのですが、私は高配当株よりも増配株の方が好きなだけです。

これは好みの問題なので、どちらが良いってはわけではないのですが、高配当株はまさに高配当を目指すので、キャピタルゲインよりインカムゲインを目指すファンドになりますから、利回り重視です。

増配株はちょっと違っていて、インカムゲインも狙いますが、増配していることで注目を浴びる企業でもあります。

利回り重視では無いので、利回りが低くても増配していれば選定されます。

なので、情報技術関係の銘柄も入っており、インカムゲインだけでなく、キャピタルゲインも狙えるとことに特徴があります。

増配株と言いながらも、決してファンドの利回りが高くないもの、その特徴になっていると思います。

SBI・Vシリーズって面白くて、Vがついているので、米国バンガード社のETFを買い付けるファンドです。

そのバンガード社のETFって低手数料で有名で、さらに、面白いETFが多いのですが、今回の増配株もVIGというETFで運用されています。

それなりに人気があって、ETFランキングでもトップ10に入ってくることもしばしば、米国人の中ではVIGが有名なETFになっています。

それを投資信託という枠組みで商品化してくれたSBIに感謝という感じですね。

■コストもそれなりに安いし、組み入れ銘柄も面白い

SBI・Vシリーズは自ら運用しないので、バンガード社のETFを買い付けることになります。

したがって、手数料が二重でかかることが懸念なのですが、バンガード社もSBI社も手数料が安いので、ファンド全体でもそれほど手数料は高くないです。

信託報酬は、バンガード社のETFで0.06%の手数料に加え、SBIファンドで0.0638%なので、合計0.1238%になりますが、これでも結構安いです。

信託報酬が0.2%を切っていると安いと判断できますが、最近はS&P500やオルカンで0.1%を切っているので、0.1%を上回ると高いイメージになりますが、十分に安い分類と判断できます。

さらに、SBI証券で買付すれば、投信マイレージサービスのポイント付与があって、それが0.022%ですから、実質は0.1016%になります。

惜しいですね、もうちょっとで0.1%を切ります。(笑)

といっても、重要なのは、信託報酬ではなく、実質コストです。

実質コストは1年経過しないと見えないのですが、このファンドの設定日が2023年6月8日なので、2024年の夏頃にならないと実質コストは判明しないことになります。

とはいえ、SBIアセットなので、それほど無駄な運用はしないでしょうし、実質コストはそれほど跳ね上がらないと思いますけどね。

最後に、組み入れ上位銘柄を紹介しておきましょう。

カッコ書きは組み入れ比率です。(2023年9月現在)

  1. マイクロソフト(4.87%)
  2. アップル(4.37%)
  3. エクソンモービル(3.43%)
  4. ユナイテッドヘルス・グループ(3.39%)
  5. JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(3.06%)
  6. ジョンソン・エンド・ジョンソン(2.71%)
  7. ビザ(2.58%)
  8. プロクター・アンド・ギャンブル(2/49%)
  9. ブロードコム(2.42%)
  10. マスターカード(2.41%)

意外と、マイクロソフトとアップルが上位2社というのが驚きじゃありませんか?

高配当株というと、J&JとかP&Gとかエクソンモービルのイメージですが、増配株という枠組みで、さらに時価総額加重平均なので、GAFAM銘柄でも十分に上位に来るってことです。

なので、高配当株も享受しながら、成長株も享受できるって感じなんですよね。

最近は、演習がてらこのSBI・V・米国増配株式のVIGの値動きも見ていますが、やはりS&P500よりもマイルドな動きをしています。

市場が上がっている時に上昇率は低いですが、下落時も下落率は低いので、なかなかマイルドなファンドだと思います。

これをNASDAQ100やFANG+のようなボラティリティの高いファンドを組わせるのは、気持ちを落ちつかせるのには良い効果だと思いますよ。