なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!だいたい毎日19時に記事更新‼(たまに不定期に更新!?)

【裕福と貧乏】環境は違っても、心だけは貧乏にならないように

世の中では、楽をしている人に対して冷たい印象があります。

私自身、受験学年の娘がいて、資産運用しているからかもしれませんが、最近特に感じるのが、私立に進学することや、内部推薦、指定校推薦を利用している学生に対して、そして、株式運用をして資産を増やしている人に対してです。

前者に関しては、公立絶対主義みたいなものが知らず知らずのうちにありますし、私立は受験科目が少ないということ、そして、推薦を利用した場合は一般受験のような受験勉強をしていないという点でしょう。

後者に関しては、お金は汗をかいて稼ぐものという風習が根強く、株式運用はギャンブルだと思っている人もまだまだ多いことから、お金を運用して稼ぐというのはズルいというものがあります。

でもこれらって、結局、何が根本かというと、使えるお金を持っているか、それでも余裕資金がないのか、って話に集約できると思っています。

まあ、簡単にいうと、僻みですね。

私立を受験できるこということは、そもそもお金に余裕がないとできません。

教育資金を捻出できない家庭は最初から私立の選択肢なんてないんですよ。

そして、お金が原因で公立や国公立を受験せざるを得ない学生からすると、私立を受験できる生徒や通える生徒をうらやましく、妬みたくなるのもです。

それが形を変えて、受験科目という僻みとして文句を言うわけですが、根本的には自分もそうでありたかったなという憧れもあるのかなと思います。

受験は大変ですし、一般受験となると長期的に準備をしなければなりません。

年明けから共通テストや二次試験対策で必死に勉強している生徒からすると、年末の時点で推薦や私立の科目の少ない一般受験で合格を決めている人に腹が立つってことは分かる気がします。

自分自身で国公立大学に行きたいとか、自分がやりたい大学を目指しているなら、そのような気持ちは少ないのかもしれませんが、それでも、予備校一つ通うにしても、家に教育資金があるか、ないか、で大きく異なってきます。

塾や予備校に通うお金があれば、勉強のスケジュールや何をやればよいのか、学習管理も含めて、サポートを受けることができますが、お金がない家庭は、本人が自分自身で何もかもしなければなりません。

たとえ、国公立大学等に進学したとしても、家庭環境や受験環境は異なるものです。

国公立同士だと、それが表面的に出にくいから叩かないのですが、私立は何も聞かなくても分かりますからね。

非常に比べやすいですし、叩きやすいものなのでしょうね。

■資金があることは大きなアドバンテージ

さて、資産運用に関してですが、こちらに関してもお金である以上、教育と同じことが言えると感じています。

資産がある家庭は、元々資産運用をしている可能性が高い家庭です。

もちろん貯金だけで資産を持っている家庭もあると思いますが、それであっても種銭は潤沢にあります。

自分自身が働き始めた時、資産運用をやろうと考えた場合に、運用できる資産がどの程度あるかで、ゴールは大きく変わってきます。

例えば、就職して、働き始めた時に、同じ手取り15万円だったとして、一人はそれで生活しなければならない環境、もう一人は家が裕福だから運用に回せる状況の環境だった場合、この両者の将来は大きく異なってきます。

生活資金だけでも大変な環境だった場合には、資産運用に興味関心があったとしても、それに回せるお金が少ないです。

逆に、裕福な家庭だった場合、例えば、実家暮らしで自分の稼いだお金を自由に使えるとなると、稼いだお金の大半を資産運用に回すことができます。

結局、資産運用って、お金が小さければ運用額も小さいので利益も小さい、運用資産が大きければその分利益も大きくなるのは誰もが分かっていることです。

これを同じような土俵で比べることができないのですが、比べるのは最終的な資産残高だったりします。

比べるのはお金の差だけであり、家庭環境の前提なんて無視されているのです。

資産運用ができない環境の人からすると、それって妬み以外の何物でもないと思います。

■家庭環境によって大きく変わる

受験にしても、資産運用にしても、家庭環境の差というの大きな差を生み出します。

そこに目を向けずに、結果だけを比べるのは、社会の歪みでもあると思いますが、人間の努力部分を評価していないことになるのわけです。

とは言っても、親ガチャという言葉が流行ったように、産まれた環境はどうしようもできないですからね。

自分が裕福な家庭に産まれても、貧乏な家庭を習ってそれと同じような生活なんてしなくても良い訳です

それに、たとえやろうと思っても、本当に貧乏な人の気持ちなんて分からないと思いますが。

人生一回きりなので、迷ったらやるという精神で生きていくべきかと感じています。

自分自身、親でもあるので、親目線のアドバイスをしながらも、娘がやりたいことをやらせてあげるのも大切なことなのかなとも思えます。