今日は国語に関してですが、国語のテスト、問題文から先に読むのか?、設問から先に読むのか?というのがあります。
娘は中3ですが、各種の模試テストなどで国語の点数が悪いです。
他の4教科はそこまで悪くはないのですが(といっても、成績がいいってわけでもないですが)、国語だけは何故か成績があがってこないです。
もう苦手になってから1年以上経っています。
問題数をたくさん解いたり、先生に質問したりして、なんとか克服をと思って勉強していました。
親の私自身、国語があまり得意では無いので、娘がなぜ引っかかっているのか?って感じで、良く分からなかったのが正直なところです。
けれども、ついに、ここがポイントではないか?と思ったことがあり、全く国語のことが分からない私からアドバイスさせてもらいました。
今日はそんな国語のお話です。
■初見かつ長文は難しい
国語のテストって何が難しいかって、初見問題で、問題文が長いんですよね。
学校の定期テストレベルだと、授業で学習した内容ですし、そもそも問題文もそんなに長くないです。
問題数はそこそこ多いですが、何が出てるのかというのは分かっているので難しくありません。
対して、模試テストなどになると、初見に出会う問題で、問題文もかなりの長文になっています。
もちろん、設問も難しいですし、問題数も多いので、なかなか時間内に終えるのには苦労します。
その辺りが、国語の問題を解くうえで課題になることになるのだと思っています。
娘の場合、国語の問題をたくさん解いているのですが、なぜか国語の成績(テストの点数)が上がってこないので、なぜだろう?って思っていました。
その理由が少し分かったような気がします。
というのが、娘の国語の問題の解き方に課題があると思っています。
■国語を英語の解き方をしたらダメ
国語の問題の解き方って、問題文があって、設問があるのですが、どちらを先に読むのか?、どのように読んでいくのか?って話があります。
一般的に、国語の先生が言うには、問題文を先に読んで、内容を理解してから、設問を読んだ方が良いという意見が大半です。
対して、娘がやっていた方法が、問題文から読むのですが、傍線などが出てきた場合には、途中で読むのを止めて、設問に移るって話でした。
この方法は一見良さそうな気もするのですが、これは英語などでの解く方法では使えます。
英語は、傍線部から近いところに答えがある場合が多く、たとえ傍線の後ろに答えがあったとしても、段落内には答えがある場合が多いです。
それと比較して、国語の場合には、傍線部から全く離れた部分に答えがある場合も多く、その場合には、全く見つけられないことが起きます。
これの何が問題かというと、時間を浪費してしまうことです。
国語の問題を解くのは、基本的に時間が足りないです。
模試テストなどの場合、①漢字・語句問題、②論説文、③小説、④古文、という形式になっていますが、これを40分で解かないといけない部分があります。
時間配分をするのなら、①漢字・語句と④古文を10分で解き、②論説文と③小説で30分、さらに分けると、②と③をそれぞれ15分ずつで解かないといけません。
問題文の長さの違いが出てくるので、少し案分して、②を18分にして、③を12分にするなどの調整も必要です。
となると、設問で悩んでしまうと、30秒や1分、2分という無駄な時間を過ごしてしまうことになります。
娘の解き方の場合、答えが全く違う場所にあったら、無い答えを探すという全く無駄なことをすることになります。
それがダメだと私は思ったのです。
■邪道な設問先読みが合ってるかもしれない
私が提案したのは、先に設問を読んで、何を聞かれるかをあらかじめ頭に入れておいて、問題文を一気に読んでいくというのが良いのではないのでは?ということです。
これを試しに一度やってみたところ、これまでの正答率よりも上がってきました。
なぜ上がったのかというと、設問を読んでいるので、問題文を読みながら答えが見るかったってことらしいのです。
まあ、あくまで過去問の話なので、本番でも同じようにできるかどうかって話ではあるのですが、少し課題解決の糸口が見えてきたような気がします。
でも、娘が言うには、この方法はかなり集中力がいるってことです。
確かに、先に設問を頭にいれるのですから、それを頭に入れて問題文を読むのは相当の集中力が必要なのかもしれません。
でもまあ、このやり方で成果が出るのであれば、それは良い方法だと思っています。
国語の先生からすると、王道のやり方ではないので、文句が出るのかもしれませんが、私からすると、単に問題の解説をするのではなく、問題の解き方も個別にフォローしてほしいものです。
個人で癖があるように、国語の問題の解き方も様々であってしかるべきです。
自分に合っている方法が必ずあると思いますので、それを探すのも勉強です。
同じ方法だけで勉強をしていても、せっかくの勉強量に対し成績が上がらないってこともあるのだなと思っています。