私は学歴と同じくらいコミュニケーション力が必要だと感じています。
社会人になって重要だと思ったのは、1つに学歴です。
学歴に関しては当ブログでも何度も取り上げているように、その人の基盤となるものであり、他人から評価されやすいものなので、高い学歴であることに越したことはないと思っています。
もちろん、一部の人のように、学歴が無くても成功している人もいますから、学歴が必ず成功のキップではないことは確かですが、99%の人は凡人であり、誰かに雇われて仕事をする身である以上、自分を客観的に評価してくれる学歴があっても損ではありません。
学歴を上げるには、学生時代にどれだけ努力するかで決まります。
脳科学的には素質と努力は半々だと言われていますから、努力だけではどうしようもない部分もありますが、逆にいうと、遺伝で決まるのは半分ということなので、あとの半分は自分の努力でどうにでもできるということです。
学生時代に努力を惜しんでしまうと、大人になってから苦労し、後悔することがあります。
上には上がいますから、自分の学歴を満足できる人は限られているかもしれませんが、それでも自分ができる範囲のことはやっておいた方が良いでしょうね。
そして、そのサポートをする親の存在も大きいです。
東大生の親の年収が高いという統計データがあるように、親がきちんと子育てや教育を考えていると、子どもも高学歴になりやすいということです。
何も考えないようにしている親の子は逆に不幸で、子どもは社会を知らない訳ですから、親がきちんとレールを引いてあげることや、選択肢を与えてあげる必要があります。
子どもの学歴は親で決まる、私はそう思っています。
もちろん、本人の努力なしではどうしようもできない部分もありますが、親がきっかけを作ることが重要になってきますからね。
本日は、いつもと異なり、学歴とは違うのですが、コミュニケーション力について考えを述べたいと思います。
■人間の限界は時間にあり
社会人でうまく仕事をこなしていくには、コミュニケーション力というのが重要になってくると考えています。
学歴が高ければ、職責も与えられるし、昇格も早くなる傾向にありますが、コミュ力がないと業務はうまくこなせない人が多い印象です。
仕事は一人の力ではどうしようもできないことがあります。
1日24時間で、1年365日を決まっていますから、人ができることというのは、限界があります。
この辺りは、学歴のための受験勉強でも同じことですが、毎日の積み重ねが成果となるわけで、仕事においても毎日の業務量には限度がありますから、さらに増やすにはもう一つの軸を増やす必要があります。
それがアウトソーシングです。
自分だけでなく、他人の労力も借りることで、限界だったソースが増えることは間違いないです。
その分、自分がやって欲しいことをきちんと伝えなければ、手を借りるというよりも、仕事が増えることにもなりかねないので、結局、自分自身のコミュ力が効率や仕事量を考えると必要になってくるということです。
それが出来ないと、いくら学歴が高くても、宝の持ち腐れ状態に陥ってしまいます。
意外と日本の企業の中にはそのような人が多いのかなと思います。
仕事って、人と人のつながりでこなしていくものですからね。
機械とやっているわけではないので、人の感情というものが自分をも左右します。
コミュ力を上げることで、業務幅が広がるというものです。
■コミュ力だけではダメ
このような話をすると、コミュ力さえ高ければ仕事ができると勘違いする人もいるのですが、私は全くそう思っていません。
その人の基盤となるものはあくまでも学歴だと思っています。
いくら人当たりがよく、コミュニケーション力も高い人であっても、頭脳がたいしたことなければ、たいした成果は上げられません。
それが結局、その人の給与などの報酬に直結することになるのですが、知らないもの、出来ないもの、考えられないものにいくら時間をかけても成果は現れないのです。
だから、一生懸命勉強した学歴が必要となってくるのです。
また、人というのはブランドに弱いですからね、その人の学歴が良いか悪いかで、対応も変わってくる傾向にあると思います。
学歴とコミュ力、この2つが両輪で上手く回っている時、その人のリソースが高くなっている時だと思います。
ここまでで、一番難易度が高い問題は、学歴とコミュ力の両方を上げるのは非常に難しいということです。
ある意味、相反するスキルと言っても過言ではないほど、学歴は自学自習が中心に上げていくものですし、コミュ力は他人との関係性で上げていくものです。
両方をバランスよく向上させていくのが一番難しいことなのかもしれません。