仕事には大きく分けて、製造業とサービス業があります。
私も仕事経験が長くなってくると、様々な業種の方とお話する機会が多くなってくるのですが、相関的に、サービス職種の人の方が、ストレスが溜まっていることが多いなと感じることがあります。
もちろん、製造業であっても、営業などの職種はサービスの比率が多くなりますし、製造部であれば内勤の比率が多くなりますから、職場だけの問題ではなく、職種も関係してきます。
けれども、サービス業に分類される仕事であれば、ほぼほぼサービス職と考えても良いと思います。
実際、日本の中でサービス業の比率というのは、90%以上と言われており、製造業を選ばない限りサービス業に入ることが多いです。
さらに、製造業の中で営業職のようにサービス業務が強い場合もあるので、結局のところ、ほとんどがサービス業になるということになりますね。
冒頭に記したストレス面に関しては、サービス職種が色濃くなるほど、ストレスというのは溜まっていきます。
これって、結構深刻で、ストレスで体調が悪くなる人は大勢いますし、場合によっては仕事を辞める人も大勢います。
けれども、サービス業が90%以上を占めている現状で、さらに日本の場合は転職も歓迎されない雰囲気が強いので、結局のところ、最初にサービス職種に就いたら、最後までサービス関係の職種になると考えた方が良いと思います。
人と関わる仕事が自分のストレスになるなんて、学生の時に自分の性格を分かっている人なんてほとんどいないでしょう。
結局は、仕事をし始めて、自分がストレスを受けやすいいうのを発見することになります。
■仕事とコミュニケーション力
仕事をしていて、一番の大きな問題はストレスです。
一人で仕事をすることなんてほぼ無いですから、何かしら他人と関わることになります。
それが顧客であったり、職場の中の人であったりと、様々です。
仕事は学力や能力が一番だと考えている人が多いですが、実は意外とそんなことはなく、最も大切なのはコミュニケーション力だったりするのです。
仕事のスキルなんて、長く働けば、何かしら身に付きます。
もちろん、覚えが早い人や遅い人、業務範囲が広い人や狭い人など、人によってスキルの範囲は違って当然ですが、それでも同じ業種や職種に就いていれば自然と身についてきます。
けれども、コミュニケーション力というのは、結構身に付きにくいものです。
サービス業に長く付けばコミュニケーション能力が上がってくる人は多いですが、けれども、持って生まれた能力であったり、学生の時の人間関係が関係することも多く関係していたりします。
なので、自分がコミュ障であったり、恥ずかしがり屋であったり、人見知りであったりすると、仕事上においてはかなり不利になることを忘れてはいけません。
そのような性格に関することはどうしようもできないので、自分がそれに該当するかなと思うのであれば、出来る限り内勤に近い就職先で、職種もそれを選んだ方が身のためです。
これは奇麗事ではなく、自分の人生がかかっているので、真剣に考えた方が良いです。
■仕事を選びたい
ストレスに関してですが、まあ、サービス職の強い職業や職種の人が、いかに病みやすいか、それは本当に思います。
人間と関わる仕事を終始している人は、ストレスをかなり受けるようで、仕事以外のオフの時間での落差が半端ないです。
これはなかなか表現が難しいですが、別人かと間違えるほどの性格や表情の落差をする人が大勢います。
なので、自分が精神的に弱いかもしれないと思うのであれば、製造業で内勤になるような職種に就いた方が身のためです。
けれども、これって、なかなか難しいんですよね。
なぜなら自分で職業を選択できるというのは困難なケースが多いからです。
就職活動をしていても、内定がもらえなければ、希望する職種につくことはできません。
そしたら、どうするのが良いのか?
それは勉強して、学歴を付ける方法が最も早いです。
■就職有利になるには学歴
高学歴の人は、当たり前ですが、就職活動で有利です。
有利ということは、希望する業種や職種に就きやすいということです。
たとえば、理系の研究職の場合、もちろん、顧客と会話をすることもありますが、基本的には自分で研究をして成果を出します。
なので、自分で完結することも多くあります。
他には、製造職の場合、これも、内部の人間関係は当然ありますが、それでも顧客と会話するよりは雲泥の差です。
このように、自分で選ぶことが出来るのが多くあるのです。
注意しなければならないのが、難関資格を持った人ができる職業です。
資格仕事でありながら、基本はサービス業です。
たとえ難しい弁護士であっても、サービス業なので、コミュニケーション力が低い人は大変というわけです。
本来であれば、コミュニケーション力を高める方が仕事上で有利であることは間違いないのですが、それだと元も子もないので、自分の性格と相談じて、職業選択をした方が賢明です。
ただ、自分で自由に選べるようにするには、当たり前ですが、勉強すること、これに尽きます。