コロナ禍の影響が学校生活に大きく出てきています。
娘が通っている学校は、一人でもコロナ感染が出ると、学級閉鎖になります。
学級閉鎖になると自宅待機なのですが、オンライン授業がすぐに始まらないので、授業数が消化されません。
オンライン授業を即日始めれば良いのですが、なぜか数日経たないと始まらない状況なのです。
学校も準備が必要なのだと思いますが、もう少し早く始めれば良いのですがね。
そのため、学年末テストの日にも影響が起きています。
■テスト期間中も授業がある
テスト期間は、テストの当日はテストが終わるとすぐに帰られるのですが、授業日数が足りていないので、学校に居なければならないようです。
通常は午前中で終わるのですが、午後にも授業が入っています。
テスト期間中も授業を入れないと、きめられた授業数が消化できないというところまで追い込まれているようです。
けれども、この授業って、本来の授業ではないんですよね。
当たり前ですが、テスト期間中の授業なので、実際の授業は出来ず、結局は、テスト勉強のための授業になるということです。
まあ、家で勉強するか、学校で勉強するかの違いですから、学校でテスト勉強するだけの話です。
学校の方が集中できるかもしれないので、家でテスト勉強に集中できない人にとっては良いことかもしれませんね。
娘にとっては、どっちでも一緒のようです。
けれども、娘曰く、「テスト帰りは、いつもは昼ご飯を食べてちょっと休憩してしまうから、学校で勉強できるのは有難いかも」って言っていました。
学校でテスト勉強させてくれるのは意外と良い事なのかもしれません。
けれども、それを良いとみるのではなく、何故ゆえに、学校の授業数を全うする必要があるのか?について考えてみてほしいですね。
■オンライン授業がなかなか開始されない
年間の授業数というのは、文科省と教育委員会で決められているようです。
コロナ禍により、授業数が減ってしまった場合には、オンライン授業で補習をするか、学校で補習をするかをして、年間授業数をクリアしなければならないようです。
そのような状況にも関わらず、オンライン授業がすぐに開始されないのは、どうなのかな?と思ってしまいますね。
学級閉鎖の日でも、朝に登校して、タブレットPCを持って帰るのですが、その日、即日にオンライン授業を始めたら良いのに・・・と思うのは私だけでしょうか。
準備が大変な理由が分かっていないので、適当なことを言っているのかもしれませんが、コロナ禍がここまで蔓延しているのであれば、基本はオンライン授業というように舵をきっても良いのでは?と思えてなりません。
その理由としては、学校に登校したくてもできない生徒や、怖くて登校できない生徒が増えているからです。
■方針を発信しなければ
学校のルール上、兄弟の学校で学級閉鎖になると、兄弟は学校を休まないといけないという事になっています。
また、登校して感染するのが怖いひとは、自主休校と取っている現状です。
このような状況であるのなら、本来は、オンライン授業で授業を進めていくというのは基本であった方が良いと思うのです。
もちろん、学校で友達に会うことも重要だと思うのですが、このコロナ禍の状況ではそうも言ってられない状況になってきました。
そもそも、テスト期間中に授業をやらなければ消化できない授業数が残っているのに、オンライン授業がすぐに始められない状況というのはどうなのかな?と思うのです。
オンライン授業をすぐに開始するか、授業数減を容認するか、のどちらかにしなければなりませんよね。
その辺りの議論がされているのか、されていないのか、分かりませんが、方針を決める人がきちんと決めないとダラダラとしてしまいます。
■学校の機能が保てているのか?
学年末テストも学校に来れていない人が多いので、テスト範囲は定まっていますが、難易度が低くなるような噂が流れています。
確かに、まともに授業ができていないのに、普通にテストをやっても点数が取れない人が続出しそうな気もします。
娘は、問題が出る範囲が予め告知してくれているのでラッキーと言っていましたが、それくらいしないと、低点数の生徒が出てくるということです。
先生もいろいろと翻弄されている状況であるのは間違いないと思いますが、何とか学習状況は確保してほしいものですね。
2年前の春頃は全く授業が成立していなかったので、学校の授業が中心の生徒は、学力が下がっていました。
けれども、入試の蓋を開けてみると、実は勉強している人はかなりやっていた事実が明るみになったのです。
やる人はやる、やらない人はやらない、コロナ禍でそのような学習意欲格差が起きました。
確かに、我が家でも、もし学校が機能していなかったら、スタサプを使って勉強を進めると思います。
けれども、それを与えられない生徒がいることも事実なので、しっかりと対応してほしいものです。