中3の受験生の娘は苦しんでいます。
今は、学校と塾に行きながら、宿題をこなし、毎日過去問を1教科ずつ解いています。
過去問は第一志望校と滑り止めの第二志望を解いていますが、滑り止めと言っても、余裕で合格できる状態ではなく、少し苦しんでいます。
滑り止めの私立高校は大学付属なので、一般的な私立高校に比べて倍率も高いですし、偏差値もそこそこあります。
特に、今回、悩んでいるのが「英語」の教科です。
3年分の過去問をやりましたが、1回は合格点を取ることができましたが、2回は合格点を下回っているという結果でした。
合格点といっても、勝手に各教科の点数を決めているのですが、公表されている点数は5教科総合得点であり、合格最低点と合格最高点が公開されています。
このうち、合格最低点を5教科で割った場合に、1教科あたり60点~65点は必要だということになっています。
けれども、この高校、英語が難しいということで有名らしく、英語の点数が60点に届かないというのが2年分ありました。
総合点ではギリギリ合格最低点をクリアしていますが、英語で60点以上取れれば、十分に合格最低点が上回るってことになります。
英語を得意としてきた娘ではありますが、ここで英語に悩まされるとは思ってもいなかったようで、少し悩んでいます。
■大学付属高校は女子の受験者が多いから
塾の先生からも、先日にあった三者懇談の時に言われたのが、「この高校、英語が得意な人が受験するので、英語が難しいんですよね」ということでした。
確かに、娘が他の教科よりも苦戦しているということは、相当英語は難しいのだと思います。
理由は明確です。
そもそも、大学付属高校なので、大学受験を避けようと思うなら、この高校を受験するはずです。
そして、それは女子の確率が高いと思っています。
女子の受験者が多くなり、さらに偏差値がある程度高いとなりますと、必然的に英語が得意な人が集まってくるということになります。
受験問題って、追いかけっこだと思っています。
数学が良い例で、数学は問題レベルをいくらでも上げることができます。
去年と同じレベルの問題を出すと、過去問対策をやってきている生徒が増えると、高得点勝負になり、受験という体になりません。
だから、学校側はさらに難しい問題を出題します。
そして、それが来年になったら、また対策されてきているということになるのです。
この高校では、それが「英語」に起きているのだと思います。
英語を得意にしている子の受験者が多いということになると、英語のレベルを上げないと高得点勝負になってしまいます。
高得点勝負になるということは、ケアレスミス勝負になるということで、受験問題としては質が悪くなります。
したがって、学校側は難しい問題にせざるを得ないのだと思われます。
■過去問の間違った問題を分析
さて、娘はどうするのか?
今の娘の状況は改善が必要なのは、過去問の直しの時間をきちんと取ることです。
直しをして、自分の弱点を確認してから次の粘度の過去問に挑まないと、同じことの繰り返しになります。
過去問をやることで、学校側の求めるレベルが分かるわけですから、そこに対し、自分のレベルを知って、それの対処をしなければなりません。
まずは、間違った問題を分析し、知識不足で間違ったのか、読み間違えなのか、解釈の問題なのか、その辺りを掴まないといけません。
まずはその時間をとる必要があると思っています。
入試問題ってクセがありますからね。
学校によって、出題形式が違いますし、出題数や好きな問題みたいなものもあります。
それを分析するだけで点数が伸びることがあるので、自分の間違った問題をフォローすることは大切な作業です。
塾から出されている過去問スケジュールが結構大変で、本当に終わるのか?って感じになってきていますが、毎日少しずつ進めなければ前に進みません。
それに、今回、英語の点数で苦しんでしますが、あくまで2ヵ月後の受験当日の問題に対する今の実力です。
まだ2ヶ月ちょっとあるので、十分に実力アップの時間はあります。
ここで諦めてしまうか、ここからもう一つギアを入れてやり続けることができるか、ここからが正念場だと思います。
まだ2ヶ月あると考えるか、もう2ヶ月しかないと考えるか、によって、気持ちの持ち方は変わってきますからね。
モノは考えようだということです。