入試方式と就活、この2つの関係には様々な憶測や事実や噂などが横行しています。
就活の面接時に入試方式を聞かれたという人もいれば、逆に、入試方式の質問には嘘をついて乗り切ったという人もいるほどです。
これまではある意味、面接での回答のように証拠に残らない形での質問でしたが、最近では証拠に残るような質問形式になっているようです。
就活ではエントリーシートを提出するのが多いですが、そのエントリーシートに大学の入試方式をチェックする欄が出来たということです。
もちろん、全ての会社ではないですが、そのようなエントリーシートを提出させる会社が出てきたということは、これに追従する会社も当然ありますし、これによって敬遠するような学生も出てくるでしょうね。
入試方式で何を選んだからといって悪いわけではないです。
大学は入試方式ではなく、大学内で何をやったかが重要なので、自分に自信があれば、そんなこと気にする必要性もないのですが、やはり、一般的な解釈でいうと、一般入試組はしっかりと勉強しているが、推薦組は入試の勉強はあまりやってこないで、勉強より課外活動などに力を注いだという層分けになります。
逆の視点でいうと、推薦組は日頃の学校生活や定期テスト、授業態度や提出物などをしっかりと提出した真面目な人が多く、一般入試組は入試当日に一発で決めるような学生が多いということになります。
なので、どちらが良いとか、どちらが悪いとかは無いです。
けれども、会社側は何らかの意図があって、そのようなチェック欄を設けているわけです。
なので、その質問によって、何か感じるのであれば、それは自分の自信の無さなので、自分にあったところに就職すべきかもしれません。
言い切っておくと、企業は頭の良い一般入試組が欲しいとも限らないですし、真面目な推薦組が欲しいとも限らないです。
単にお互いのミスマッチを無くす意味でもあると感じます。
■入試方式が問われる時代に
このような事情になってきたことで、私が感じることですが、勉強はやれるときにやった方が良いということです。
これまでは、入試方式なんて気にしなくても良かったですし、もっと言うと、面接なので言った言わないのことになりますから、別に嘘をついても特に問題無かったわけです。
けれども、エントリーシートに記入させるようになった企業が増えたということは、何らかの意図があるはずです。
どちらかの学生が欲しいのか、それとも、面接で見抜けなかったのか。
そんなところでしょう。
学生目線で戦略をいうなら、もちろん推薦入試は制度ですから利用すれば良いと思いますが、一般的な解釈として、一般入試を突破した学生の方が賢いと思われているのは事実なのですから、もし一般試験で突破できるような学力があるのなら、頑張って受験勉強した方が良いということです。
そのなかで、推薦入試も受けて、それで合格できたのなら、それを大いに利用して入学しても良いと思います。
あくまでも、自分に学力の自信を付けて、高校から大学受験に挑んで欲しいということです。
■自分に自信が持てるように
自分に学力の自信があれば、別に気にすることなく、自分は推薦入試だと誇れると思います。
もちろん、それなりの大学名であれば、推薦入試でもエントリーシートは突破すると思いますし、面接にこぎ着ければ、自分には学力も備わっていることを十分アピールできるチャンスはあります。
それよりも、自分に自信がない場合には、推薦入試で突破したということが常に頭の中にあり、自分の学力や頑張りを示せないまま、就活を終えることになるかもしれません。
せっかくの就活なので、そのような不完全燃焼で終わるのは避けてほしいので、是非とも大学受験勉強だけでは一生懸命にやってほしいです。
■頭脳は学生時代が最も伸ばせる
まあ、ついにこのような社会になったのだと思います。
以前から噂で入試方式は確認されるという話は聞いていましたが、それはあくまで噂程度であり、さらに面接なので何とか言うこともできました。
それから一歩進んでエントリーシートに記入するようになるとは、なかなか企業側も踏み込んだなと思います。
やはり気になるのは、入試方式の違いにより、社会人でのパフォーマンスに違いがあるのだなということです。
もちろん、私は学力が高いだけで良いとは思っていません。
プレゼン力やコミュ力など、社会人では勉強面以外の能力を求められます。
けれども、言えることは、この辺りのサブスキルは、大学に入ってからでも、社会人になってからでも身に付きます。
それよりも学力や頭脳は、後から付けようと思ったら膨大な費用と時間がかかります。
頭脳はお金では買えませんから、学生の間にしっかりと身に付けてほしいものです。
社会人になっても、それなりの学力は必要ですからね。
頭は悪いよりも良い方がいいに決まってます。
