ちょっとくらい、含み益が減ったり、含み損になったりしただけで、どれだけギャーギャー言うのかな?というのが最近の印象です。
昨年の10月から一辺倒に挙がってきましたから、下がる感覚が薄れているのかな?って思いましたね。
そもそも100万円投資している場合、1%の下落は1万円ですし、5%の調整があっても、マイナス5万円ですからね。
増やすことを考えている投資において、一時的に下がることなんて当たり前ですし、年に4回くらいしか来ない5%調整でも100万円で5万円ですから、その程度の経費は普通に受け入れるべきです。
投資をするのを貯金のように勘違いしている人って、元本割れがあり得ないと思っているのかもしれませんが、お金を稼ぐには何かしら経費がかかりますし、リスクもあります。
脱サラをして自営業をするのなら、初期投資で何百万円も準備する必要があるんです。
そして稼ぐが全く無かったら、その投資額は全て水の泡なんですよね。
それに比べると、5%や10%の経費的な下落なんて大したことないと思いませんか?
お金を稼ぐために投資の世界にお金を置くのですから、何かしらお金を失うことがあっても、それは必要経費なんですよ。
それに、売却しない限り、たとえ含み損になっても、それは確定しないですからね。
確定した時点で、得であっても、損であっても、確定してしまいます。
だからこそ、売却しないで、ガチホしなければならないってことなんです。
それを、頭で理解して、心で納得して、投資を始めてほしいなと思います。
■5%下落、10%下落なんて、経費だと思えばいい
日本人だけなのかもしれませんが、投資で損をすることを嫌がる人が多いですよね。
投資なんて損からスタートしても、それが当たり前だと思っているのですが、意外と、株式投資をしたら、右肩上がりに上がっていくものだと勘違いしている人が多いみたいです。
それは、いわゆる投資シミュレーションが悪いのかもしれないなと思っています。
あのシミュレーションは、損しないですからね。
1年後には数%の利益を出していますし、10年後にはかなりの金額になっているシミュレーションです。
それを鵜呑みにしていると、投資を始めて、ちょっと下がるだけで、元金割れを起こしますから、それで嫌になるのだと思います。
そんなこと、考えても仕方ないんですけどね。
株式市場になぜ資金を投入しようと思ったのか、そこを再度考えるべきです。
損が嫌なら、株式投資を最初からするべきではありません。
全く損をしないで利益だけが出る相場なんてあり得ないのですから、それをきちんと理解しておく必要があると思いますけどね。
■私が一括投資をやらない理由
私は投資をやっている以上、どこかで損をすると思っていますし、利益が著しく減るか、含み損になるか、それは必ず通る道だと思っています。
だから、一括投資をしないんです。
一括投資は、これまでの実績では、分割投資よりも収益が良かったというデータがありますが、それでも私は一括投資をしません。
その理由は、明日に暴落が来たら嫌だからです。
稲妻が輝くのが誰にも分からないのと一緒で、暴落だって誰にも分からないのです。
運悪く、自分が買った後に大きな調整がきたら、自分自身が嫌になると思うんですよね。
だからこそ、何が何でも分割投資するように資産を分けて投入しています。
それが株式投資をやりながら、自分でできるリスク回避の方法だと思っているからです。
分割投資は機会損失だと言われますが、機会損失よりも暴落リスクの方が怖いです。
マイナスは仕方ないと思っていても、買うタイミングは自分で選べますからね。
だからこそ、タイミングで失敗したくないんですよね。
今回くらいの下落でビビっているような人は、今後も大きな利益を得る前に、やれやれ売りをする人なんだろうなと思います。
株式売買なんて個人の自由なので、その行為自体は批判をしませんが、私が思うに、わざわざ売りをやっていたら、その状況下で株式市場の恩恵は受けられるとは思いません。
このくらいの暴落なんて予想してたし、とか、暴落が来てこその買い増し、くらいの気持ちで、この暴落を眺めておきましょう。
私自身も、喜ぶほどではないですが、買い場が来たのはラッキーと思うようにはなっていますね。