なんでも道しるべ

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【高偏差値の高校入試】記述が多い入試問題への対策と勉強は必ず将来に役立つと思う

先日、公立トップ校の入試説明会に参加して、感じたことがあります。

入試説明会は、実際の過去問から抜粋した問題を使用して、出題のポイントや、入試でこのような問題を出す理由などを、実際に問題を作成する先生が解説されていました。

高校の独自問題なので、毎年作成している先生も大変だなと思いましたが、さらに、問題も一問一答形式は少なく、記述式の問題も多いので、先生の採点も大変だろうと思いますし、もちろん、受験する生徒もかなり勉強が大変なのは間違いないです。

けれども、このような入試問題を解くための勉強をすることは非常に大切だと思えます。

合否に関しては、入試なので、採点によってランキングされ、合格者定員で無情にも線引きをされることになるのですが、まずはこのような高校を受験しようと決めたことが凄いと思いました。

というのも、統一問題であれば、様々な高校が同じ問題になるので、どうしても、一問一答形式の問題が増えることになります。

しかしながら、独自問題にすれば、高校が求める学力をそのまま測ることができますから、記述式の問題が解ける生徒が欲しければ、そのような問題を作れば良いということになります。

もちろん、一問一答形式に対して、点数は低くなります。

なので、この高校を受験する生徒は、統一問題だと8割9割取れる学力があったとしても、独自問題だと平均は50点くらいになりますし、合格者平均でも60点くらいになるのだと思います。

入試の準備が大変だなと思いますが、私からすると、将来的に旧帝などの難関国立大学を目指すのであれば、高校受験の段階で、このような記述問題で点数が取れないといけないと感じています。

難関大の二次試験なんかは、問題数が少なく、記述で解答するケースがほとんどです。

答えが合っていれば正解ではなく、その答えにたどり着いた経緯までを採点されるということです。

高校入試の段階で、これらの問題に適応できる生徒でないと、3年後の大学入試の二次試験には到底対応できないと考えるのは普通だと思います。

したがって、この高校入試の中学段階で、3年後を見据えた記述の勉強というのが重要だと思えるのです。

■入試当日は相性によって決まる

合否はあくまで、その時の問題との相性で決まることがあります。

例えば、自分の得意分野が出題されたり、自分が苦手にしている範囲が出ていたり、当日の体調によってはヒラメキが出たり、体調が悪かったらケアレスミスを頻発したり、勉強している時は何ともなくても、当日の妙な緊張感で実力が出し切れないという生徒だっています。

入試に弱いと大学入試でも苦労することになりますが、高校は浪人もできないですし、精神的に未熟な部分も残っていますから、仕方のない部分もあります。

なので、当日の結果云々ではなく、それまでの入試に向けての勉強の過程で、そのような記述に対する学力を身に付けているかというのは、今後の大学入試に向けての準備としては大切なことだと思います。

逆に、このような入試に向けた勉強をしないで、一問一答形式に近い入試問題対策しかしていない人は、記述問題などに対するスキルが身に付いていないので、高校での大学受験に向けた勉強で苦労するかもしれません。

その辺りが今回の入試説明会で感じたことです。

■限界を決めずに努力してほしい

この説明会に参加して思ったのは、まずは、この高校の入試問題に対応できるような学力を身に付けることだと思いました。

記述問題に対応できるということは、一問一答に解答できるような基礎的な学力がないと難しいです。

その上で、テスト時間に合わせた記述問題に対応していくことになります。

その勉強は決して無駄にはならないと思いますから、今の学力で行ける高校だけで考えずに、あと2~3ヶ月で伸ばせる、手が届くかもしれない高校に挑戦するというのは重要だと思います。

人間誰しも、限界を決めてしまっては、努力はそこまでしかしなくなります。

記述の少ない入試形式の高校を第一志望にしてしまったら、記述の練習なんてしなくなりますし、点が取れない時にどうしたら良いのかを考えなくなります。

何より大切なことは、ゴールの時期が決まっていて、それに向けた勉強方法を考えている時が、一番学力が上がる時だと思います。

我が娘の場合はどうするか?って話ですが、まずは、この公立トップ校を目指した勉強を進めていくことになるでしょう。

どこまで点数が取れるようになるか分かりませんが、全く歯が立たないわけでもなさそうです。

逆に、今の学力では全然余裕ではないので、これからの2~3ヶ月の勉強で勝敗が決まると思います。

もちろん、当日の相性によって点数は変わると思いますから、勉強をやったから必ず合格できるというのも違うと思いますし、いくら模試テストで点数が取れても合否だけでは当日の入試問題を受けてみないと分からないということです。

それでも、このような問題をやる意味は、将来において必ず力になってくれると思いますので、諦めずに勉強していって欲しいなと思っています。