家計の資産を増やすには、一般的に3つ原則しかないと言われています。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用をする
この3つが上手な人は、資産が増えるのでしょう。
下手な人は資産が増えないのでしょう。
■「収入を増やす」「運用をする」は容易なことではない
「収入を増やす」ことは容易なことではなく、最近は副業ができる会社も増えてきましたが、一般的には単価が上がらない限り収入は増えません。
その為には、自分の能力を上げるか、たくさんの時間を働くしかないですね。
実は、資産を増やすのに最も効果的なのが、収入を増やすことなのですが、人間だれでも辛いのは嫌なので、できるだけ楽に資産を増やしたいと思うわけです。
世の中そんなに甘くないので、収入が増えにくいので、資産も増えてこないです。
「運用をする」というのは、いわゆるお金に働いてもらうということですが、これがハードルが一番高いです。
なぜならリスクを伴うからです。
リスク無くして利益は得られないのは当たり前ですが、リスクは自分の資産なので、リスクを取ることに喜びを感じる人はそれほど多くありません。
また、日本人は運用することも、リスクを取ることも、避ける傾向にありますので、運用をして資産を増やしている人も少ないのが現実です。
■「支出を減らす」のは固定費削減が効果的
そうなると、最もたくさんの人が実行しているのが、「支出を減らす」ということです。
いわゆる節約は多くの人が行っています。
最も効果的だと言われているのが固定費の削減です。
節約となると、すぐに食費を削ったり、光熱費を下げたりしようと努力をする人がいますが、実は努力に対する効果は少ないです。
それよりも、毎月確実に引き落とされている固定費を削減することが最も効果的です。
固定費は、住居費、通信費、保険料、教育費、車のローンや駐車場、定期加入や定期購入しているものなどになります。
住居費や車関係はそんなに簡単に変えられるものではありません。
したがって、メスを入れるのが、通信費、保険料、教育費、定期加入、定期購入となります。
■通信費の削減は注意(失敗経験あり)
注意した方が良いのは通信費です。
私自身も通信費を削減しようと、ネット環境を光回線からモバイルルーターに変えましたが、これは数ヵ月で挫折しました。
現代の教育、娯楽、インターネットの使い方を考えると、家庭環境では光回線がやはり必要です。
モバイルルーターは、あくまでもモバイルという位置づけだと思います。
家庭環境では、3日間で10ギガ縛りなどといった縛り基準は、大きなストレスになりますし、子育て環境にも良くないと思うからです。
端末を多く持っていて、外部で使う人の場合はモバイルルーターが良いと思いますが、家でネット環境を整える場合は光回線にすべきです。
マンション住まいの人は、光回線とモバイルルーターでは、安いプロバイダーを選べば、月に数百円程度しか変わらないはずです。
戸建ての家庭でも、1,500円程度の差額で済むはずです。
1,000円前後の違いであれば、モバイルルーターのストレスよりも、光回線にすべきです。
■会費などの定期加入や定期購入は見直しを
そうなると、固定費削減に効果的なのが、定期加入や定期購入しているものを見直すことか、保険料の見直しになります。
定期加入で最近は使っていないものであれば解約すべきですし、定期購入でそんなに必要でないものは買わないようにすべきです。
意外と、毎月や毎年で、会費などを払っているケースが多いです。
不必要なものを辞めると、その分だけ浮きます。
そんなもの無いと安易に考えずに、じっくり考えてみると発見できたりするものです。
最近は、口座引き落としやクレジットカード決済になっているケースが多いので、気づかないうちに会費が引き落とされていたということもあります。
定期引き落としが提供者の戦法ではあるのですが、それを見直すだけで全く異なってきます。
■人件費がバリバリの保険なんて止めましょう
次に見直したいのが、保険料です。
保険料はバカ高いです。
特に生保の営業がくる商品なんて、高すぎます。
どれだけの人件費が入っているのだ?と思われるくらい高いので、要注意だと思います。
若い時は保険料が安くても、年齢を重ねるにつれて高くなるケースが一般的で、年齢を重ねるとちょっとした疾患や薬などで、新たな保険に入れなくなることもあります。
したがって、若い時の社会を知らない時に勧誘されることが多い訳です。
どんな保険に入れる状況である場合には、無駄なセールスに惑わされずに、費用の安い共済などを検討すべきです。
共済は広告が過剰では無いので知らないことも多いですが、これで十分だと思うこともあります。
セールスでは、万が一のリスクばかりを並べて、顧客の不安を煽ることで入ってもらおうとします。
今はコロナ禍で、無駄なセールスが来なくなったのが唯一の救いです。
ハッキリ言って、自宅であれば追い返すところですが、会社の休憩時間を狙ってくるのは、嫌な人達です。
社会人なので対応も慎重にならざるを得ないですし。
「貴方のセールスを聞くために休憩時間があるわけでない」と強く言いたいです。
人件費がバリバリのっている保険なんて、とっとと止めてしまいましょう。