今年、中学1年になる娘がいます。
英語の実力は、小学生の時に英検2級に合格しています。
中学生のうちに準1級に合格できるように、4技能をレベルアップできるように取り組んでいます。
こんな話をすると、「英語ができる環境の子どもは伸びるよね」とか「どうせ親が英語は得意とか、海外赴任があるとかじゃないのか」と思われるかもしれませんが、私は全く英語ができません。
英語ができないというよりは、英語が嫌いです。
どのくらい苦手かというと、高校の時は赤点を取り10段階で2をとりましたし、大学院入試では英語の点数は最下位でした。
一般的な人に比べると、かなり英語が苦手だったと思います。
そんな親であったとしても、子どもは小学生の時に英検2級のレベルに到達させることができます。
別に、親が英語は不得意でも関係ありません。
幼児教育の英語というのはそういうものだと確信を得ていますし、実際に証明しています。
そんな私が、子どもの英語への取り組みについて、アドバイスをしたいと思います。
本日は、『インプット継続の極意』という話です。
実体験を元に書いていきます。
■2,000時間のインプットに耐えろ
前回までの記事で、家庭用教材ではDVDや動画コンテンツで十分であり、インプットはかけ流しが最も有効と書きました。
また、親が先に飽きてくるという注意点も示しました。
約2,000時間のインプット時間は非常に長いです。
生半可なやる気では、子どもが英語を発する前に親が先に飽きてしまい、インプットを継続できなくなるのが多いと思います。
今は個人端末の時代なので、ちょっとしたお金を出せば、乳児や幼児でもスマホやタブレットを鑑賞できる時代になりました。
なので、インプットに苦労しなくなっているかもしれませんが、継続以外にも様々な注意点はあります。
■親の役割はかけ流しを継続すること
2,000時間というインプット時間の確保が第一ですが、まずは、1日数十分でも、数時間でもインプットのためのかけ流しを継続しなければなりません。
「継続は力なり」は、まさにこのことかもしれませんが、かけ流すだけなので、特に親が何かをすべきものでもありません。
逆に中途半端な英語をインプットされるくらいなら、奇麗なDVDの英語を聴かせる方が良いので、親のやるべきことは、毎日コンスタントにかけ流すこと以外にやることはありません。
けれども、それさえもできない親が非常に多い。
そして、子どもが中学生や高校生になってから英語が苦手だと嘆くのです。
その時になってからだとすでに遅いので、かけ流すのであれば、乳幼児のころでないと意味が半減どころか、ほぼ無くなると言っても過言ではないと思います。
したがって、英語を得意にしたければ、何が何でもDVDや動画のかけ流しをしなければなりません。
逆にいうと、かけ流しさえ怠らなければ、英語が得意になる可能性はグンと上がる言えます。
■子どもが日本語で観たがるのはすでに遅いということ
英語のかけ流しのポイントですが、「日本語を理解できる前に、英語を聞かせまくる」ことです。
親の飽きが障害と言いましたが、もう一つの障害が、『子どもが日本語で観たがる』ことです。
これは、幼児期の子どもに多いケースで、アニメなどでバイリンガル仕様のものを日本語にして欲しいと言われることです。
これを言われると仕方なく日本語にしなければなりませんが、厳しい言い方をすると、これを言われている時点ですでに英語学習が遅いということです。
我が家の経験からは、日本語と同時に英語もインプットを開始していましたので、アニメや映画を英語で流していても何も言いませんでした。
というのは、子どもはアニメを観ていても、別にセリフを重要視して観ていないということです。
映像を鑑賞しているついでに音声も聞いているという感じでしょうか。
なので、セリフを聞き分けて、内容を吟味して観ているわけではないということです。
では、なぜ、日本語にして欲しいと言われるのか?ということです。
それは、英語をすでに雑音をみなしているからだと思います。
日本語の音声なら心地よい、英語だとなんか雑音、そんなイメージです。
どうせ、セリフの内容なんて聞いていないのですが。
このような状況になるということは、英語のかけ流しのすでに失敗していると思っても良いと思います。
このようなことにならないように、日本語のインプットと同時に英語のインプットをすることが大切だということです。
■親の根気
本日は、インプットの極意について書きました。
結局は、親がどれだけかけ流しができるかが勝負です。
年齢は早ければ早い方に越したことはありません。
ただ、すでに幼児になっていたとしても諦めないことです。
好きなアニメなどは日本語で観たがるでしょうが、今後、新たに観る映画などはアメリカ映画を取り入れるなど、英語が基本というものを見せることが大切だと思います。
全ては親の根気が勝負の分かれ目だということです。