なんでも道しるべ

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【短期投資でも使えるETF?】超人気S&P500より低リスクの国際分散型商品はコレだ!

資産運用に用いる投資は、長期投資と短期投資に分けるべきだと言われています。

私が最近、株式情報などをもらっているユーチューバーの方は、たとえ、長期戦略と短期戦略が一時的に矛盾していても、それはヘッジなので気にするなと言っていました。

長期はあくまで、長い戦略で長期的に見て上がるところに投資していきます。

短期は直近のテクニカルトレンドを見ながら、上がるか、下がるか、でお金儲けをしていきます。

資産形成のために投資をしたいけど、動機的な売買はしたくないという人であれば、長期投資だけをやれば良いということです。

ただし、長期投資(基本的に株価が上がる方向に投資をする)だけの場合は、片手落ちだということは肝に銘じておく必要があると言っていました。

長期投資と短期投資、あくまで私の手法ではありますが、購入する商品が全く異なります。

本日は、その商品の種類の紹介と、実はデータ的にはS&P500よりも全世界株式に投資した方が良いという意見がありましたのでご紹介したいと思います。

■長期投資と短期投資の商品選択

あくまで私の個人的な意見と、自分の都合だけで選択していますが、長期投資は「投資信託」、短期投資は「ETF」か「CFD」が良いと思っています。

なぜ長期投資は投資信託が良いと思っているのかというと、暴騰や暴落などで売りたい衝動になっても、投資信託のシステムによってその気持ちが抑えることができるからです。

投資信託はブラインド方式ですから、注文時に基準価額の上下は予測できません。

たいてい、注文日の翌日に約定となりますから、注文したあとに、世界の相場が一周して、構成されている銘柄の終値によって基準価額が計算されます。

もちろん、海外株で構成されているものであれば、為替も影響してきます。

ですから、今日、暴落して売りたい気分になっても、もしからすると、明日には上がっているかもしれないのです。

当然、さらに下落もあり得ます。

長期投資はバイ&ホールドが基本ですから、購入したら握りしめておくのがベターだと言われています。

株価の先読みは難しいですからね。

したがって、長期投資は衝動に駆られても身動きが取りづらい投資信託が良いと思っているのです。

■短期にETFやCFDを選ぶ理由

対して、短期投資はETFかCFDが良いと思っています。

この2つが良いと思っているのが、投資信託に似たパッケージが市場で売買されているからです。

長期の時とは逆の言い方をあえてしますが、株価の先読みは難しいものの、そろそろ仕込みたいとか、そろそろ利益確定したいとか、売りでヘッジをかけたいとか、そのような投機的な運用もしたい時があります。

特にCFDは売りができるので、非常に使いやすいですし、ETFであってもインバース型(ベア型)の商品があります。

売りから入ったり、インバース型を購入したりする場合は、買戻しや早期の売却が必須ですから、短期投資に向いています。

私のお気に入りのユーチューバーの高橋ダンさんは、短期投資を長期投資と組み合わせて、上手に運用することをお勧めされています。

最初は非常に難しいと感じていましたが、ヘッジをする大切さを学んでいる途中です。

■ETFやCFDで使う商品

さて、ETFやCFDを使って投資をする場合ですが(長期投資のインデックスファンドでも一緒ですが)、どの商品を使おうかと悩むことがあると思います。

国やセクターを厳選して投資する方法もありますが、私のような初心者は世界の情勢を見ながら、ザックリと上がるか、下がるかにベットしたくなります。

その場合、分かりやすさと安定度合いから、S&P500を選ぶことが多いです。

米国は世界市場のなかで最大でかつ影響力が最も強いですし、さらにS&P500はダウ30やNASDAQに比べておだやかな動きをしていると感じているからです。

したがって、S&P500が最もリスクが低いと思っていました。

ここでいうリスクというのは標準偏差のことで、値動きの変動リスクです。

けれども最近、S&P500よりもリスクが低い商品があるというのを知りました。

■リスク面でS&P500より良い商品

情報からは、リスクの低さと規模的にいうと、S&P500よりも全世界株(除く日本)の方が良いというのです。

下に示しているのは、主要なインデックスETFのリスクと相関係数です。

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(出所:楽天証券経済研究所作成、2016年8月~2021年7月の月末値から計算)

S&P500は世界株(除く日本)と相関係数が高く0.97です。

ほぼ一緒に動いていると考えて間違いないです。

一方、リスクの面では、S&P500が17.0%に対し、世界株(除く日本)は16.2%とだというのです。

リスクの値が低い方が変動は小さいので、このデータからはS&P500よりも世界株(除く日本)のETFを購入した方が良いということになります。

とはいえ、世界株(除く日本)はMSCIのインデックス指数ですが、あまりリアルタイムに動くものではないので、主に日足などで確認する指数かと思います。

そういう意味ではS&P500の方がリアルに動くので面白いですが、面白さよりもリスクの小ささを選択する場合は、世界株(除く日本)をチョイスするのも一つということです。

私は、長期投資の一部で、eMAXIS Slim全世界株(除く日本)を保有していますから、このようなデータにはちょっと感慨深いです。