今日は、最近気になったマネーに関する記事をいつくか紹介します。
周りの家庭ではどれだけ金融資産を持っているの?永遠の疑問です。
どの家庭も本当のことを言いません。というより本当の金融資産額が把握できていないかも知れませんね。
プラスである資産が把握できていないなら救われますが、マイナスの負債が把握できていない場合は災難ですけどね。
そんな家庭の金融資産に関する内容です。
■1億円以上の富裕層は約2%
野村総合研究所が2016年11月に記事にしていた内容です。
およそ1年と少し前なので若干古いですが、羨ましいなと思える記事です。私も富裕層に入りたい。
預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険などから構成される「純金融資産保有額(保有する金融資産の合計額から負債を差し引いた値)」を基に、わが国の総世帯を5つの階層注)に分類しておのおのの世帯数と資産保有額を推計しました。
結果は、純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の「富裕層」、および同5億円以上の「超富裕層」を合わせると、2015年時点で121.7万世帯でした。
内訳は、富裕層が114.4万世帯、超富裕層が7.3万世帯です。
2013年の世帯数と比較すると、富裕層は20.0%、超富裕層は35.2%増加し、両者を合わせると20.9%増えました。
NRIが同様の方法で推計を行ってきた2000年以降、ピークであった2013年の合計世帯数100.7万世帯を、約21万世帯上回っています。
富裕層・超富裕層の世帯数増加は、2013年から2015年にかけての株価上昇により、2013年時点では純金融資産が5,000万円以上1億円未満であった準富裕層と1億円以上5億円未満であった富裕層の多くが資産を増やして、それぞれ富裕層・超富裕層に移行したことが原因と見られます。
(引用:日本の富裕層は122万世帯、純金融資産総額は272兆円、野村総合研究所、2016/11/28より抜粋)
(図引用:日本の富裕層は122万世帯、純金融資産総額は272兆円、野村総合研究所、2016/11/28より抜粋)
純金融資産保有額が、1億円以上の富裕層と超富裕層の世帯が121万世帯もあるんですね。2%程度です。
100世帯あったら、2世帯は1億円以上だということは、会社の中でもチラホラ富裕層世帯の人がいるってことですね。
私も定年の時には富裕層世帯に仲間入りしたいと思って、1億円の金融資産を目指して取り組んでいます。是非ともなりたいものです。
記事のなかで2013年から2015年で富裕層世帯が増加したと書いています。
逆にマス層の世帯は減ったようです。
記事にあるように、準富裕層が富裕層に仲間入りしたように、マス層もアッパーマス層に移行したのだと思います。
2013年から2015年に何があったか?
投資をやっている人なら分かるようにアベノミクスによる資産の増加です。
やはり資産を増やすには、収入は欠かせないですが、投資・運用が必要だということがここでも分かります。
■1,000万円の金融資産を持つことからスタート
1億円以上という金融資産をもつのに、宝くじなどで一攫千金を狙うのも一つですが、やはり王道はコツコツと資産を増やすことです。
運用と同時に貯蓄額の把握も必要です。
さらに単なる預貯金だけでは、資産管理は通帳を見るだけで楽ですが、運用面では全くダメで、運用素人になってしまいます。
1億円の道は、最初の10万円、100万円、そして1,000万円です。
家庭を持つ世帯の1,000万円以上の金融資産をもつ割合はどうでしょうか?
二人以上人世帯の場合。20代~60代まで、貯蓄が1000万円以上あると答えた人の割合は以下のようになっています。
「貯蓄」とは、「金融資産」全体のことをさします。預貯金だけでなく、株や投資信託などの流動性の高い金融資産も含みます。
- 20代・・・6.0%
- 30代・・・8.5%
- 40代・・・22.0%
- 50代・・・40.1%
- 60代・・・47.4%
30代では、一人暮らしの人に比べて、二人以上世帯の人は、1000万円以上の貯蓄がある人の割合は少ないですね。
[二人以上世帯]には、独身で実家暮らしの人、結婚して夫婦で収入がある人など、さまざまな背景の人が含まれています。
30代は、結婚などにより、住宅を購入したり、子どもの教育費がかかったりしている人が考えられます。
また、家族のなかに収入を得られる人が複数いると、(たとえ、住宅購入費や子どもの教育費がかからなくても)つい財布のヒモがゆるくなって出費がかさみ、貯蓄が増えないというケースも考えられます。
「夫(または妻)が貯めていると思って、すっかり安心していた」「実家住まいで、収入はすべてお小遣いとして使っていた」と、一人暮らしではない人は、貯蓄に意識が向いていない話もよく聞きます。二人以上世帯でも、貯蓄を忘れないようにしたいですね。
(引用:1000万円以上貯めている20代~60代はどれくらい?、西山 美紀、2017/10/5より抜粋)
我が家は1,000万以上の金融資産に仲間入りしています。30代の家庭です。
8.5%とは低いですね。もっと多くの家庭で1,000万以上あると思っていました。
というのは、記事にあるように、独身で実家暮らしや、結婚して子どもがいない家庭が含まれるからです。
日本人は資産を持っている人は持っているが、持っていない人は持っていないということでしょうか。
米国も同じようですが、運用をするかしないかで、この差はさらに広がっていくかもしれません。
この記事で気になるのは、金融資産はプラスの資産だけを指しているような気がします。
負債を引いた金融資産だけで考えなければいけません。
我が家も負債を差し引いたら、1,000万以上は絶対に無いです。
■負債を差し引いた純貯蓄額だと我が家はマイナス
負債を差し引いた純粋な貯蓄額の記事が、下記のようにありました。
この記事は年収区分されています。年代別ではりませんが、興味深いないようです。
年収区分は、年収の低い世帯から高い世帯へと順番に並べて5等分されたもので、年収の低い方から第1階級となっています。
二人以上の世帯のうち、勤労者世帯の貯蓄現在高は、年収が高くなればなるほど多くなるという結果で、第1階級で692万円、年収が最も高い第5階級では2372万円という結果です。
一方、負債も第1階級では332万円ですが、年収が高い第5階級では993万円と、年収が高くなるにつれ、負債も大きくなっています。
確かに、年収別で貯蓄と負債をみると、年収が高ければ、貯蓄も多いが負債も多いということになりますが、貯蓄から負債を差し引いた純粋な貯蓄額をみると、第1階級で332万円なのに対して、第2階級で178万円、第3階級で206万円と逆転現象が起きています。
(引用:年収が低いから貯蓄できないはホント?年収別の貯蓄額、伊藤 加奈子、2017/5/21より抜粋)
(表引用:年収が低いから貯蓄できないはホント?年収別の貯蓄額、伊藤 加奈子、2017/5/21より抜粋)
私自身、資産と負債を全て把握しているわけではありません。
この記事では「貯蓄」という表現を使っていますが、このままの文言で取る場合、貯蓄は資産全部ではなく、あくまで、現金・株・投資信託などの金融資産だということです。
金融資産から負債を引くと、固定資産が含まれていないので、純資産を表していないということです。
ただ、流動資産だけと考える場合、良いかもしれません。
この表から分かることは、どの年収でも1,000万円以下の純貯蓄額だということです。
流動資産だけを考えると、我が家の場合は、負債過多の状態になりますね。住宅ローンを組んでいますから。
同じように、このデータには、住宅ローンで負債を抱えている人と、負債が無く生活している人が、一緒になっていますから、あまりにも状況が異なりすぎますね。
私も一度、バランスシートを作ってみようかと思ったことがあります。
そうすると、資産・負債・純資産が分かります。
ただ、面倒なのでやっていませんでした。
面倒なのは住宅の資産価値は分からないからです。近くの中古物件を見て、適当でいいらしいのですが。
あとは、妻の貯金額を聞いても、正確に教えてくれないからです。
私が株や投信運用をしているから、現金があったら、すぐに運用に回されると思って警戒されています。(笑)
一度、バランスシートを作ってみようかな…なんて思ってますが、無理かも。