なんでも道しるべ

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【ローマ字学習の弊害】英語初学者の中学生が「バセバ11」と覚えるもの?

英語学習は早ければ早いほど良いと思っています。

それは語学であるのと、幼少期から始めた方が、リスニングが上達するからだと考えているからです。

近年は小学校でも英語の授業が導入され、昔は中学校から始まった英語の学習も、小学生の段階から英語に触れる機会が増えました。

けれども、今でも本格的な英語の授業は中学生になってからです。

私が日本の英語教育で一番見直しが必要だと思っているのが「ローマ字」です。

本日は、そのローマ字にまつわる怖い話です。

■英単語にはローマ字ようなルールはない

自分自身がローマ字というものに翻弄された経験があります。

ローマ字は日本語の50音をルールに基づいてアルファベット表現できるものですが、これを英語の授業でやるのに引っかかります

また、英単語を覚える前に、まず、ローマ字で名前が書けるようにとか、地名などを書く練習をするのにも疑問があります。

私自身がそうでしたが、ローマ字で表現のルールを覚えたあとに、英単語を覚えるとなると非常に違和感があります。

中学生の時、英単語のスペルにはルールみたいなのものは無いのか?と質問したことがあったような気がします。

実際にはフォニックスというルールっぽいものがあるのを後から知りましたが、その時は、英単語は丸覚えと言われたと思います。

これは、英単語の教え方がわるいのではなく、ローマ字のルールを先に教えるのがいけないのだと思っています。

確かに、アルファベットに慣れるという意味では、ローマ字での学習は意味があるのかもしれませんが、英単語のスペルに対してハッキリいって無駄な学習です。

ローマ字と英語は分けるべきだと思うのです。

■「バセバ11」

娘の場合は、小さい時から英語に慣れていましたし、英語のスペルに違和感がないので、ローマ字と英語は別物だと言っています。

実際、英単語のスペルを覚えるのにも苦労していません。

けれども、中学生になってから英語を本格的に勉強している人にとっては、英語のスペルを覚えるのには非常に苦労しているようです。

「学校のみんなは、『バセバ11』って覚えてるみたい」

ん?バセバ11って何?って聞いてみると。

「バセバ11はBaseballの覚え方らしい」とのこと。

Baseballをローマ字読みすると、バセバになり、ll(エル・エル)は覚えられないので、11(十一)と覚えているようです。

これって、ローマ字の学習の弊害だと思いませんか?

私自身も経験したうえに、今の学生でもおなじように英語スペルに苦労していることからいうと、ローマ字の学習のタイミングを変えた方が良いと思います。

■語源から覚える英単語に逆行

英単語は語源から覚えた方が効率的だと言われています。

中学生くらいの単語量であれば、丸覚えもそれほど苦労しないと思いますが、大学受験を控えた高校生になると、英単語を丸覚えなんて難しいすぎます。

中学生レベルの単語を2000~3000程度覚えたうえで、さらに難しい単語を2000単語覚えないといけないのですから、丸暗記では対応できなくなってきます。

そのためには、語源から意味を考えて覚えた方が良いということです。

けれども、先ほどのように、バセバ11のように「バセバ+11」で覚えていると、baseとballを分けて語源を考えることをしなくなります。

ボールはやはりballを覚えるべきだと思うのです。

そのときに、バ11とは覚えないでしょう。

したがって、バセバ11という覚え方は非常にナンセンスというわけです。

■ローマ字を習う前にアルファベットに慣れろ

私のおすすめとしたら、やはり英語を早め早めに取り組んでおくべきかと思っています。

地名や人名のローマ字表現を覚える前に、まずはアルファベットに慣れておき、日常よく使うな英単語ならスペルをかけるように、本能的に覚えてしまうということです。

中学生になってから、ようやく真剣に英単語を覚えようとするから、バセバ11という覚え方をしないと覚えられないのです。

すでに、ボールがballだと分かっていれば、野球であったり、バスケットボールであったり、バレーボースであっても、ballは共通語ですからスペルが書けると思います。

そのball対して、前の部分を付加すれば、英単語は自動的に覚えていけます。

バセバなんていうbaseball特有の区切り方をしなくても良い訳です。

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先生という生き物は、自分が人よりも多少勉強ができるものだから、できない人の気持ちを考える余裕もありません。

特に英語教育に関しても、文科省の役人が考えた手法をそのままやっているだけにすぎないです。

ここは、自分自身で、家庭で、対策をとるべきです。

まずは、英語は乳幼児の小さいときから始めることが必須であり、それが英語嫌い、アルファベット嫌いを無くす一番良い方法だと思います。

ローマ字を勉強してアルファベット恐怖症を解消するなんて、ちょっと考えが甘いようなきがします。

昔も今も英単語を覚えられない人は一定数います。

もう少し学習カリキュラムを再考すべきでしょうね。