先日の記事で、高校生になったときの文理選択について書きました。
結論としては、理系は数学の好き嫌いが判断を分けます。
理系に進む場合は、大学院の修士までを視野に入れる必要があるので、学費面とコスパを考えると国公立大学が目標となるでしょう。
逆に、文系の場合は、学費も安いので私立も視野に入りますが、就職率がやはり低いので、都心部の難関大学でないと厳しい面があります。
理系と文系では目標にすべき大学が違いということです。
選択を間違えると、親不孝となって学費が無尽蔵にかかるうえに、就職ができないといったオチになりかねません。
けれども、一つ言えることは、旧帝大にいけば、理系でも文系でも十分だということです。
やはり大学ブランドは強いです。
■理系の大学進学先は旧帝大+国公立
理系は修士と学費面を考えると、国公立が進むべき大学であると考えられます。
そうなると、旧帝大の東大、京大、北大、東北大、名大、阪大、九大の7大学に加え、偏差値が60以上の学部がある国公立大学となると、お茶の水、東京学芸、東工大、岩手大、東京農工、横国、横浜市大、岐阜大、大阪府立大、神戸大、鳥取大、宮崎大、帯広畜産大、福島大、筑波大、千葉大、電気通信大、東京海洋大、東京都立大、奈良女、広島大、くらいでしょうか。
まあ、就職活動のことを考えると、都心の方が良いような気もしますが、理系の場合は地方のメーカーでも十分に就職口がありますから、場所が気にならない人であれば、都心にこだわる必要もないかもしれないです。
同じくらいの偏差値であれば、都心部にいる方が便利だし有利なのは間違いないですね。
■文系の大学進学先は旧帝大+都心部
文系の場合は、印象としては大学ブランドか有名私大の方が良いと思っています。
国公立の方が学費は安いですが、やはり就職支援となると有名私立の方が活気はありますし、就職活動もしやすいでしょう。
修士や博士までを考えていない人が多いと思いますから、私文でも全く問題ないと思いますし、逆に都心部にいて、就職を有利にした方が良いと考えています。
そうなると、旧帝大の東大、京大、北大、東北大、名大、阪大、九大の7大学は鉄板で、国公立の場合は都心部の方が良いので、東京学芸、東工大、東京農工、横国、横浜市大、大阪府立大、神戸大、千葉大、東京都立大、くらいでしょうか。
それに加えて、早慶上理、GMARCH、関関同立くらいの私文に限られると思っています。
それ以外の大学であれば、ちょっとしんどいかなと感じますね。
■数学の戦略
結局は、旧帝大に進める学力をつけられるなら、理系・文系問わずして、学費を含めた大学生活と就職活動も申し分ないということです。
けれども、それより一つ下がった大学の場合は、理系なら国公立、文系なら都心部の大学に分かれてきます。
どちらにしても勉強することに越したことないですが、戦略を立てて勉強すべきです。
英語は必須、理系なら数学も必須、文系だと数学ができた方が有利、あとは国・理・社で自分の得意分野で勝負すると言った感じでしょうか。
私が情報源でみているYouTubeのCASTDICE.TVのコバショーさんは、高校1年から先取りで英語と数学を勉強するようにと言われています。
一番の分岐点といえば、数学の青チャートができるか、できないかだと思いますが、旧帝大に行くためには、青チャートくらいはできないと勝負しにくいでしょう。
けれども、青チャートをはじめからやっても解けないので、結局は基礎レベルの参考書や問題集からスタートしなければならないようです。
青チャートに入れるか、入れないか、また、入れたとしても終わるのか、終わらないのか、これらが大学入試の勝負の分かれ目だと言えます。
■英語の戦略
英語は中学生から勉強していたようでは遅いのは間違いないです。
コバショーさんも中1で英検準2級を取得したと言っていました。
いまではそれほど珍しくないですが、一昔前では英語が得意で良くできる人になると思います。
今の学生はもっと英語ができる人が増えているので、あと5年も経てば、英語のテストレベルはもっと上がっていると思います。
なぜなら上げないと、点数差がつかないからです。
リスニングができて当たり前、リーディングも長文中心で、4技能試験の成績ももっと取り入れてくると思います。
スピーキングはなかなか試験では難しいのですが、ライティングをさせれば、その生徒の実力が分かりますから。
大学に進学するなら、勉強しないといけません。
英語と数学が中心であるのは間違いなく、この2教科で勝負が決まります。
これらをどれだけ先取り学習できるか、完璧に仕上げられるか、勝負の分かれ目です。
旧帝大の7大学に入りたいですね。