勉強の方法は人それぞれだと思いますが、効率よく、スマートに勉強するべきです。
そのなかで、自分のスタイルを模索するべきで、自分に都合の良い方法を自分で見つけるのも一つです。
それは他人と自分は違うというのが大前提で、他人にとっては良い方法であったとしても、自分にとっては都合が悪いかもしれません。
逆もあり、他人にはどうも上手くいかなくても、自分にはしっくりくるということもあります。
何より大切なのは、自分で自分のスタイルを見つけることです。
他人に、これが良いとか、これならやり易いとか、そんなことを提案されているようではまだ甘いです。
自分に都合の良い方法は、自分で見つけなければなりません。
今日はそんなお話です。
■問題集をルーズリーフに解きたい理由
娘がやたらとルーズリーフを買って欲しいと言ってきます。
なぜノートではなくルーズリーフなのか、なぜ単なる白紙ではなくルーズリーフなのか、そんなことは聞かずに、できるだけ安いルーズリーフを買い与えていました。
すると、問題集を解くのに、ルーズリーフを使っていました。
まあ、白紙でやるよりかは良いかとか、これをノートでやられたらノートが何冊あっても足りないなとか、思ってみていました。
あるとき、そのルーズリーフをまとめておきたいから、バインダーが欲しいと言い出しました。
私は、「どうせ、問題を解いた紙なんて、溜まったら捨てるだけなんだから、どこかにまとめて入れて置いたら?」と答えたのですが、どうしても欲しそうなので、適当なバインダーをいくつか買ってあげました。
娘は、そのバインダーをどのように使っているのかというと、テスト前に解いた問題を教科毎にまとめてファイルしていました。
問題は3周解くのですが、3周すべてをファイルしていたのです。
また、漢字や単語の練習なども全てルーズリーフでやって、ファイルしていました。
そして、そのファイルは目標のテストが終わると、中身のルーズリーフを取出して、一ヵ所にまとめていたのです。
■テスト直前に一気に見直し
娘が言うには、テストの前日や当日に、このファイルを見ると、自分がやった解答、間違った解答、苦手な解答が全て載っているから、見直しにはちょうど良いということです。
ルーズリーフには答えしか載っていませんが、間違っている問題は一応解答の解説も記入されています。
娘曰く、解答を見るだけで、どんな問題であったかは覚えているので、これを見るだけで十分だということです。
なるほど、と思いました。
私の場合、問題と解答はセットだと思っていたので、解答集みたいな解いたルーズリーフをファイルしても意味がないと思っていました。
けれども、娘の場合は、自分専用の解答集ができるので、非常に重宝できるそうです。
あくまで、目標のテストまでのファイルですが。
この方法は私には思いつかなかった、娘が自ら考えた勉強法でした。
■問題をルーズリーフに解く3つの利点
問題を解いたルーズリーフのファイリングには3つの良い点があると思います。
1つ目は、先ほどからも書いているように、自分専用の解答集になるということです。
丸付けもしているので、正解している解答、間違っている解答、2度・3度解いた解答、弱点の解答、そして、弱点問題だけの解説も載せているという具合です。
これは自分専用ですし、大量にある問題を一気に見直しすることができるので、一石二鳥です。
2つ目は、自分はこれだけ勉強したという自負になるということです。
ノートに勉強していると、ノートの冊数が増えない限り、ノートのページ数が増えることはありません。
ルーズリーフの場合は、やった分だけが枚数が増えることになります。
テスト前に、自分はこれだけの問題を解いたという自信が付くと思います。
3つ目は、ルーズリーフゆえに途中に差せるということです。
問題は3周解きますから、何度も同じ問題に返ってきます。
それをノートにやっていたら、同じ問題が離れたページに最大3ヵ所載ることになります。
見直しをするときも、離れているので探すのが大変です。
その分、ルーズリーフにすると、同じ問題はすぐ後ろに追加することができるので、ページが離れず、見直しもしやすいです。
■ルーズリーフを使った問題集勉強法
娘はこれらの3つの特徴までは考えていないように思えますが、ルーズリーフとファイリングを上手く利用した問題集勉強法だと感じました。
何でも、自分で、自分に合ったスタイルを見つけていくことが重要かと思いますが、それを親や他人から与えられるのではなく、自分で良い方法を模索するというのは良い心掛けだと思います。
中学生以上になると、家の勉強は常に問題を多く解くことになります。
それをいかに整理して、自分が見直ししやすいように体系化しておくのは、勉強の効率化には重要なことだと思います。