なんでも道しるべ

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【結局は例文を知っているか】幼児期から自然に身に着けたフィーリング英語でどこまでやれるか

この前、塾でトラブルがあって、個別指導をやってもらったようです。

個別指導といっても、指導(激励)を受けたというわけでなく、勉強面で個別指導をやってもらったという意味です。

その際に、先生から、「ちゃんと文法の型を先に出して、文章を作っている?」と言われたそうです。

そうなんです、娘の英語って、フィーリング英語というか、会話文から英文を覚えているので、文法って概念をあまり考えていないみたいなのです。

だから、文法から考えろと言われると、全くもって、はぁ?って感じになるそうなんです。

じゃ、テスト前に文法の勉強はどうしているのか?って話なのですが、その時は、文法そのものを覚えているという感じで、例文をそのまま暗記しているというか、そんな形なんだなという雰囲気で勉強しているみたいなので、テストの時だけはそれで十分に点が取れるようです。

対して、模試テストなどになると、全範囲から出題されますから、文法なんか考えておらず、それこそフィーリングで当てはめているみたいです。

簡単にいうと、【自分ならこんな言い方をする】という感じみたいです。

なるほど、なんか分かったような、分からないような。

なので、先生から文法の話をされて、私に行ったのが、英語の文法って数学の公式みたいに暗記しないといけないの?そんな使い方するの?って言われました。

うーん、確かに、みんなはそのような使い方をして英作文をしたり、英文を読んだり、文法問題の穴埋めをしたりしているかもしれない。

■娘の英語と一般中学生の英語の違い

今の小中学生は小学校から英語が始まっていますが、本格的に英語を学習するのは中学生からです。

中学生で英語を学習する時、単語は当たり前ですがそのまま丸覚えしますが、英文を読むときや作る時は、英文法の型をベースにやっていきます。

それぞれの単元にある文法の型を覚えるということです。

私もそのように学習しましたが、娘の場合は、そんな英文法って意味が分からないという感じらしいのです。

というのは、小さい時から英会話で英語の型をインプットしているので、そんな英文法を公式のように覚えさせられなくても、「それを言うなら、その質問をするなら、この文章しかないでしょ!」というのです。

なので、数学の公式のように英文法の型を言われても、さっぱり分からないし、肯定分から疑問文や否定文への変換の方法なんて言われても、それもさっぱり分からないそうです。

最初から、肯定分ならその言い方をするし、疑問文ならその言い方、否定文ならその言い方しかないという感じのようです。

まあ、簡単にいうと、表現したいことを日本語から英語に訳すような頭の思考回路になっていないので、英語は英語で理解するし、英語は英語で返答するから、日本語を途中で挟まれて、さらに文法の型なんて言われたら、逆に混乱するということらしいのです。

娘の疑問は、塾の先生から、そのように文法を覚える必要があるような言い方をされたので、覚えた方が良いのかな?ということです。

言われた私も悩みましたが、最終的に私の結論は、「行けるところまではそのままでいいんじゃない?大学入試などで本当に英文法が分からないと読めない文章が出てきた時に、その単元だけ勉強すればいいでしょ」という回答です。

■文法の型を覚えても例文を知らないと間違える

けれども、この私の考え、あながち的外れでもないかな、と思っています。

その理由は、TOEICで有名なモリテツ先生が、YouTubeの授業で、自動詞と他動詞の授業で言ったいたことがあります。

その内容は、「みんな、自動詞+前置詞+目的語(名詞)って覚えるけど、そんな覚え方をしても使えない。きちんと例文で覚えないと。例文をいくつも覚えることで、英作文で使えるようになる。結局、このような形だけで覚えるようにしているから、東大受験クラスでも、自動詞+目的語で書く人や、他動詞に前置詞を付ける人がオンパレード」だそうです。

娘の英語の解き方ってちょっとイレギュラーなのかなと思っていたのですが、このモリテツ先生の話を聞いて、例文をいくつも覚えて使うようにな娘のフィーリング英語も意外と使えるかもしれないなと思いました。

というのは、塾の先生とのやりとりで、受動態の場合、「by~が最後にいるから忘れないように」っていられたそうですが、娘からすると、「そんなの付けない方が文として気持ち悪いわ」って感じだったそうです。

気持ち悪いとか、聞いては変じゃないとか、こんな言い方はしないとか、これなら意味が通じるとか、そんな感じで英文法と向き合っている娘ですが、それで行けるなら、それも有りなのかもしれないと思うエピソードなわけです。

■準1級の英語は日常会話ではないらしい(娘の感覚)

幼児教育で英語教育をすることには賛否両論あります。

けれども、私からすると中途半端な英語しかないから、結局、何も身に付いていない中学生になってしまうと思うのです。

どうせなら、ここまでフィーリングで英文が読める、書けるってくらいに、なった方が良いと思いますよ。

実は、このフィーリング英語でも対応できないのが英検準1級です。

娘が言うのは、準1級の英単語は会話では全く使わないし、英文も日常では全く出てこない。

だから難しいんだそうです。

なるほど、そうなると、大学受験では、早慶や旧帝の二次試験レベルになると、今のフィーリング英語だと太刀打ちできない可能性がでてきそうだなと。