なんでも道しるべ

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【ひふみワールド】積立金額を最小に落としたきっかけは、運用報告会での残念な報告から・・・

アクティブファンドのひふみワールドをスポット買いで保有していたのですが、先日、全売却しました。

売却した理由はいろいろあり、もちろんパフォーマンスが良くないというのが一番ではあるのですが、スポット買いというのは精神的には結構重いものだなと痛感しました。

機会損失という点では、積立投資よりもスポット買いの方が、右肩上がりの相場では利益は乗りやすいのですが、ボックス相場の場合はちょっとしんどい期間が多くなります。

さらに、インデックスファンドに負けていたら、しんどい部分が増幅されるので、当たり前のことではあるのですが、パフォーマンスはかなり重要だと感じます。

また数年保有していると、信託報酬の手数料というのはボディブローのように効いてきているのを実感します。

手数料がインデックスのように安ければもっと利益が乗っていただろうなって思うと、ちょっといたたまれない感じがします。

ひふみワールド自身はそれほど嫌いというわけではなく、アクティブファンドの中では非常に気になる投信なので、毎日数百円ずつでしたが積立をすることにしていました。

ところが、とある運用報告会を聞いていて、ちょっと・・・それは・・・って思うことがありまして、毎日数百円の積立を100円までに減らしました。(笑)

■アクティブは手数料分以上のパフォーマンスは出せるのか?

ひふみワールドは、国内外型アクティブファンドのひふみ投信の海外版で設定された投資信託です。

コロナショックの後、右肩上がりの株式相場の時には、信託報酬が高いながらもS&P500をアウトパフォームする成績を上げていたので、2021年の半ばくらいにスポット買いをしました。

2021年の年末までは市場の上昇とともに上がっていたのですが、米国金利が上がっていくに伴って、市場が調整相場になってくると、ひふみワールドはインデックス投信以上に成績が悪かったです。

手数料が高いという部分で、マイナス要素が大きいというのもありましたが、私の見立てでは、手数料以上に成績が悪いという印象でした。

2023年春以降になり、ようやく調子が戻ってきたのですが、当たり前ですが市場の調子が良いからに変わりなく、同じようにインデックスファンドも調子が良かったです。

そうなると、わざわざアクティブファンドを保有する意味がなく、手数料の安いインデックスファンドで良いのではないか?という話になるのですが、実際、私自身はS&P500指数のインデックスファンドも持っているので、日々比較をしてはいました。

比較した感じでは、かなりS&P500指数に近い基準価額の動きをしており、冗談ですが、S&P500指数に連動するポートフォリオでも組んでるのかな?って勘違いするほどによく似ているのです。

本気で、これなら手数料の安いS&P500で十分だなと思ったほどです。

スポット買いの残高はちょうど利益がある程度乗ったタイミングで売り抜けました。

投信の売却って、1日遅れの約定なので、金額というか口数が多くなると結構緊張するもんだなと感じたものです。

■あの急騰の銘柄を持ってたよね?

とはいえ、私自身、ひふみシリーズの投信は嫌いではなかったですし、むしろ、顔が見える運用ということで、ファンドマネージャーやアナリストが説明をしてくれる機会が多いので、全売却した後でも、新たに毎日積立を設定しました。

それが、あるきっかけで、積立金額を減らすことになったのです。

それが、5月の運用報告会をYouTubeで聞いていた時です。

5月の末頃にエヌビディアが1日で20%程度上昇したのをご存知でしょうか?

私自身、この急騰は目を疑ったのですが、決算が市場予測よりも大幅に良かったので、20%も上昇したらしいのです。

この上昇結果を見た時、「そういえば、ひふみワールドってエヌビディアを持っていたよな?」と思ったのです。

けれども、翌日の基準価額の上昇率はS&P500と変わらないというか、むしろ負けていたような気がします。

自分としては、この時はさほど気にはしておらず、「ひふみはなかなかS&P500をアウトパフォームできないなぁ」程度にしか考えていませんでした。

しかしながら、運用報告会でファンドマネージャーの話を聞いて、かなり驚きました。

その話というのが、「エヌビディアは決算前に売却した」と言うではありませんか。

■歴史どおり海外はインデックスには勝てないのか?

あの急騰時にエヌビディアを持っていなかったなんて・・・

アクティブファンドなのに、ここという判断をミスっていたのか・・・って落胆しましたよ。

これが、私がひふみワールドの積立金額を減らそうと思ったきっかけです。

減らすと言ってもゼロにしなかったのは、それでもひふみシリーズは好きですし、運用報告会も色々勉強になるので、これからも観たいと思っています。

その場合、少しでも残高がないと、聴いていて寂しいので、ちょっとは残高を持っていようと思っています。

けれども、やっぱりアクティブファンドってインデックスファンドに勝てないものなんですかね。

特に、海外株に関しては、アクティブよりもインデックスの方が本当にパフォーマンスが良いような気がします。

もちろん単年や数年で見ると、アクティブの方が成績の良いファンドもありますが、長い期間で見ていると、やっぱりインデックスに収束していくのかなぁって思えますね。